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八ッ場ダム 千葉県議会の懲りない面々(自公議員)

2009年10月09日 07時19分46秒 | Weblog
八ッ場ダム 千葉県議会の懲りない面々(自公議員)「大野ひろみ」より

9月県議会は今日で6日目。毎日、八ッ場ダムについての質問が出る。
しかし、自民党県議の質問はひどい。県当局の答弁はもっとひどい。両者とも、これまでの自民党政権下の国交省の説明をそっくり丸呑み。自分ではなんの検証もしていない。 ただのひとりも、私たちの主張に反論することもないし、それどころか、言及さえしないのだ。

彼らが繰り返し発言するのは、「民主党はひどい。一方的だ。地方の意見を聞かない」。こればっかり。
よく言うよ。
これまで、いくら私たちが数字をあげて反論しようが一顧だにせず、ダム反対派の意見には一切耳を傾けず、一方的に国に盲従してきたくせに。「人の意見を聞け」などと、「人の意見など聞いたこともない人たち」に言われたくない!

しかも、今八ッ場ダム建設に反対している私たちの側は、1日最大給水量の実績や今後の傾向、建設の実際の進捗率など、詳細なデータを提示しているのに、ダム推進派はほとんどデータを示さない。感情論ばかりが目立つ。

更に驚いたのは、先日公明党の議員が、「今更中止など大変だ。国交省に今までの情報を開示するように、千葉県は求めるべきだ」とおっしゃった。
ちょ、ちょっと、待って。
旧政権下の国交大臣はどこのどなただったのか? 確か2代続けて公明党の国交大臣・・・???

今日の自民党議員の質問もひどかった。
IT産業の新工場誘致を千葉県が失敗し、兵庫県に取られてしまった件をあげ、「IT産業を誘致するには何よりも水が大切。だから八ッ場ダムは必要なんだ!」とぶち上げた。あのね、千葉県が誘致に失敗したのは別の理由です。新工場が茂原市から姫路市に移ったのは、水道料金が3分の1だったことのほか、立地条件があちらのほうが格段に優れていたからである。なんでも八ッ場ダムのせいにするとは、ポストが赤いのも八ッ場ダムのせいなのか。

千葉県の工業用水のことをもう少し説明すると、現在工業用水は不足しているどころか、ダブダブに余っている。八ッ場ダムから水をもらうことになっている「千葉関連4地区」という工業地域では、実に八ッ場ダム7個分の水が余っているのだ。

今はどの工場も、使った水はほとんど再利用しているし、今後経済状態が飛躍的に上向き、新規工場が千葉県に押し寄せることも考えられない。これ以上工業用水が必要だとは思えない。

工業用水全体で見ると、売れないで困っている「未売水」というのが、なんと約5万2,000トンもある。あまりに売れないので業を煮やした企業庁は、2007年、新規に契約するときに必要な「申し込み納付金」を廃止した。もし完売していたら100億円手に入ったという。つまり、100億円損してでも売りたいということだ。これでも八ッ場ダムが必要だと、千葉県は言い募っている。これを例えて言うなら、「倉庫に売れない羽根布団が山ほど残っているのに、更に中国へ高い羽根布団を買い付けに行こう」としているアホな商売人だ。

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