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【FX】売られ過ぎた通貨の行方は?

2010年10月18日 17時44分47秒 | Weblog
【FX】売られ過ぎた通貨の行方は? (松下誠)

今日お伝えするのはれっきとした1つの事実です。

今後のドル円の値動きの参考になる可能性も十分あります。

“過去の相場は参考にならない”
“過去そうだったからと言って、今回も同じ展開になる保証はない”

という言葉を、どこかで聞いた事は必ずあると思います。

2つ目の言葉に対しては、確かに一理ありますが、少なくとも
1については、そんな事はありません。

過去の相場の値動きは参考になります。

事実、過去の相場を参考にして作り上げたトレードで
私は、日々、利益を上げる事が出来ています。

そういう前提に立って今日は1つの市場をご紹介しようと思います。

どの市場か?
ユーロ/米ドルです。

日足チャート

http://www.123profit.jp/image/eur_usd10_15.gif

ユーロは今年の前半、ギリシャのソブリンリスクをきっかけに
ユーロ全体の信用問題に発展して、
全てのメジャー通貨に対して売られてきました。

そして、実際に日本の投資家も、

『ユーロはもうダメだ』

という事で、ユーロから離れて行きました。

そして誰からも見向きもされなくなったユーロのその後の値動きが
まさに上のチャートにあるようなV字回復です。

もちろん、専門家の人達、アナリストの方々に言わせれれば、
ユーロは決して良い状態ではない、というようになると思います。

実際、実態経済が、チャートにあるようにV字回復する
なんて事はあり得ないからです。

ユーロ圏の実態は、まだユーロリスクの頃と
それほど変わらない状況ではないかとは思います。

それでも、市場の原理、相場の値動きは
実態経済とは違う時間軸と、違う思惑で動いていく特徴を持っています。

ユーロはほんの2、3カ月の間に急落しました。
誰もがユーロはもうダメだ、ユーロはもうダメだ!と言って
ユーロを投げ出したからです。

でも実際は、多くの人が過剰な反応をした事によって
ユーロは売られ過ぎていたんです。

結果として急回復、ドル安の影響も重なって
ご覧のV字回復を見せる事になりました。

ドル安も後押ししているのに、
ユーロ/米ドルを見せるなんてのは汚いと思うかもしれませんが、
ユーロ/ポンド、ユーロ/カナダを見て頂ければ分かりますが、
回復はしてきています。

ユーロ/円ですらドル安に引っ張られなければ、
上昇しているだろう、といった展開をしています。

もう忘れかけているかもしれませんが、
ユーロリスクの頃、世界中がユーロに注目しました。

そして、今、ユーロ/米ドルはV字回復です。

今はどうですか?

ドル/円等、米ドル安に注目が集まっていますね。

このまま79円の史上最安値も更新するかもしれない!

という事で、ドル安がどこまでいくか?という事までは
注目している人は多いと思いますが、その後はどうですか?

どこかで、ドル/円が反発を開始すればどうなりますか?

同じく最安値を更新したドル/フランは?

最高値を更新した豪ドル/米ドルは?

逆流が起きれば、それは投資家にとってはチャンスになります。

“過去の相場は参考にならない”

本当にそうでしょうか?
“過去そうだったからと言って、今回も同じ展開になる保証はない”

確かに、同じ展開にならない可能性はあります。

でも、同じ展開をする可能性もありますよね?
リスクを取る価値はありそうですか?なさそうですか?

決して良い状態ではないものの、
ユーロが買われて、ドルが売られるシナリオは確かにあります。
ユーロの売られ過ぎが起きていた、という事実とドル安です。

もうユーロはダメだ・・・と言ってしまうのは簡単ですが、
それをすると、その後ユーロに対するすべての可能性を
自分でシャットアウトしてしまう事になります。

今の円高相場で、
円を売って外貨を買うトレードが機能不全におちいっていますが、
それでFX投資はもうダメだ・・・と言ってしまうと、
その後起きるすべての展開、すべてのチャンスを
自分で閉じる事になってしまいます。

メディアやアナリストに言われるままトレードをするのではなく、
自分の頭で考えて、相場の原理、原則を押さえながら
トレードを仕掛けて行きましょう。

ドル/円のその後の値動きに起きうるチャンスも
しっかりと見つめて行きましょう。

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売り相場で売っているのに損をする投資家

ほとんどの投資家がやってしまっている損失のパターンについてお話しようと思います。

それは、下落相場の中にいて、“売り”で仕掛けているのに 損をしていたり、
買い相場の中で、買っているのに損をして しまう行為です。

投資経験の浅い人に本当によく起きます。

なぜなら相場を形成しているのは “波”であり、 下落相場では“波”は上がったり下がったりを繰り返しながら 下落していくもので、上昇相場では上がったり下がったりを 繰り返しながら、上場していくものだからです。

下がっているから、売りで儲けられるー!!

と思って、慌てて“売り”で仕掛けていくと 短期的に上昇し始めて、
損失が増えてしまうと いう自体になります。

そして、後から見ると “相場の流れ自体は売り相場で、売っているのに、
なぜか資金は減っている”

という自体になってしまうんです。

逆に言えば、相場の波の流れに合わせて行動していけば、 買いの相場に出てくる売りの流れに合わせて“売り”で 利益を上げる事もできます。

つまりたとえ下落相場が続いていても“買い”で 利益を上げる事もできるという事です。

相場がどんな状態であれ、損をしてしまう人は 流れを掴む事ができずに、
相場をいつも追いかけ ている人です。

もしくは相場観と呼ばれるものから、相場を予想して行動する人。

実際、株式投資では10年以上続く下落相場で利益を 上げている人は、売り相場の中で買いの流れ、時期が 出てくる事を事前に察知して、そのタイミングが来るのを “待って”仕掛けられる人だけでした。

値段が安い!そろそろ大底だろう!と安易な予想で買っていく人や、 この相場上がっている!!自分も乗って儲けたい!という投資を している人はほとんど損をしていました。

相場の流れをしっかりと掴んで利益を上げる事ができれば、どんな不利な相場でも利益を上げられるという事です。

流れを掴むためには、相場に法則的に現われる波の 周期を知る事で大体は分かります。

細かい違いは通貨ごとに現れる“特徴”“周期の違い”を知る事で対応できます。

これは自然界に現れる法則のため、どんな相場でも当てはまります。

日本の10年以上にわたる株価の下落は、それ以前に経験した 高度経済成長期の“調整”として現れています。

相場に現れる“周期”を知っている人は いつも利益。
知らない人はいつも振り回され損失です。

損切りを実践していない人は大損です。
(今の円相場で損切りを実践せずに、相場に臨むことは 最もリスキーで最もやってはいけない行為です。)

売り相場で売っているのに、損をする

買い相場で買っているのに、損をする

と言う人は、相場に現れるトレンドの特徴、波の動き方を理解して下さい。

なんとなく勘で投資をして、損と利益を繰り返しながら
損が少しずつ増えてしまうというのは、最も良くない状態です。

売り相場で売って利益にする

買い相場で買って利益にする

相場を追いかけずにチャンスの相場をしっかりと“待って”チャンスをものにして利益を上げる投資を 身に付けて下さい。


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