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チリ落盤の救出トンネルが貫通 12日にも家族と再会へ

2010年10月09日 23時07分27秒 | Weblog
チリ落盤の救出トンネルが貫通 12日にも家族と再会へ

【コピアポ共同】チリ北部コピアポ郊外のサンホセ鉱山の落盤事故で、地下約700メートルに閉じ込められた作業員33人を救出するためのトンネルが9日午前8時(日本時間同日午後9時)ごろ、地下の坑道まで貫通し、掘削工事が完了した。ゴルボルネ鉱業相が発表した。

救出作業は12日にも始まる見通し。

8月5日の事故発生から2カ月余り、33人の生存確認から間もなく50日間。
「奇跡の救出」はカウントダウンが始まり、作業員と家族との再会が目前に迫った。

トンネルの貫通直後、現場付近にはサイレンの音が鳴り響き、作業を見守っていた家族らは、抱き合って喜んだ。

鉱業相は「貫通後、地下の作業員と話したところ、とても感激していた」と述べた。
一方で「まだ一人も救出しておらず、喜ぶのは早い。
今日中にトンネル内部の調査に入る」と話した。

マニャリク保健相は8日、貫通後に地下100~200メートルの間で内壁を補強する工事をした上で、12日にも作業員の救出開始が可能になると述べた。

事故発生後、33人の生存確認を受け、チリ政府は8月末から9月半ばにかけて3本のトンネル建設に着手。
このうち9月5日に建設を始めた2本目のトンネルが初めて貫通した。

(共同通信)

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