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辺野古の目はなくなった

2009年12月13日 17時54分50秒 | Weblog
辺野古の目はなくなった(池田香代子のブログ)より

辺野古の目はなくなった寺島実郎さんは鳩山首相と近い人ですが、つい最近、ワシントンに行ってきたそうです。その寺島さんがテレビで、「ワシントンでは日米同盟で飯を食っている人とは会わなかった」と言っていました。(日テレ系)

やっぱりね、日米同盟を飯の種にしている人たちがいて、そういう人たちの声ばかりを伝えるメディアがあって、わたしたちの耳目はそうした情報で目隠し耳栓状態になっているのか。ふむふむ。

でもでも。12月9日の中日新聞朝刊一面トップには、「米陸軍の座間移転中止へ 米側都合で『再編』変更」という大見出しが躍っていました。

記事によると、06年の米軍再編にかかわるいわゆる日米合意に基づいて、米陸軍第1軍団はキャンプ座間に移転することになっていたのに、アメリカ側のつごうでとりやめになったそうです。キャンプ座間には、すでにやってきている「日本防衛」のための小規模な第1軍団前方司令部だけがいることになります。

自衛隊は、世界規模で展開する米第1軍団の移転を前提に、陸上自衛隊の海外活動司令部である中央即応集団がキャンプ座間へ12年度に移転する計画で、一部工事が始まっているそうです。でも、はしごを外されたかっこうです。

アメリカの世界戦略と一体になって「海外任務」を果たそうと意気込んでいた自衛隊、メンツ丸つぶれ。座間に移る理由がなくなってしまいました。どうするんでしょうね。

他人事(ひとごと)ながら気になります。

東新はさらに同日朝刊3面の「核心」で、「『米軍再編』自ら不履行 キャンプ座間移転中止」と報じています。「米側は米軍再編を「ひとつのパッケージ」として日本に履行を迫るが、米自身は都合よく解釈し、「パッケージ破り」をしていることになる。」

この記事を書いたのは、編集委員の半田滋さん。半田さんがいるから東新をとっているわたしとしては、「キャー、かっこいい!」です。日米同意はどうなる、との半田さんの追求に、アメリカ側は「あれは過去の話」ですと。

米軍再編は一体的なもので、どこかひとつでも計画通りに行かないと全体がだめになる、とアメリカは言っていたはずでした。

日本に、合意にもとづいて辺野古沖にV字型滑走路と港湾をつくれ、と迫っていたはずでした。

だったら、それも「過去の話」と、して悪いはずがありません。

さらにさらに。星川淳さんのブログには、驚くべきことが書いてありました。この「沖縄ジュゴン訴訟」緊急院内勉強会のことは、わたしもテレビで見ました。

すし詰めの室内には星川さんはじめ、顔見知りの方がたの姿も見えました。

けれど、この勉強会で、原告団がいわば決定的な隠し球を発表したことは、テレビニュースはきちんと伝えなかった気がします。

報じていたら、星川さんのブログを読んで初めてびっくり、なんてことはなかったでしょう。

それは、アメリカ政府はアメリカの国内法によって、辺野古には指一本触れることができない、という事実です。

アメリカは「日米合意」の履行を日本だけに迫る資格もなければ、そこで要求している辺野古V字型滑走路はみずからの法律の縛りでつくれないのです。

もうぼろぼろ。鳩山さんは、沖縄米軍基地問題は3党で協議する、と明言しました。

福島さんが辺野古移設に合意するわけはないので、社民カードをつかって辺野古案を白紙撤回するつもりでしょう。タフで周到な政治家だと思います。

解説者の中には、米軍再編計画が変更されそうだ、と言う人が出始めました。

事実はもう変更しまくられなのですが、そうでも言わなければ、これまで再編計画はがちがちの規定事項だと言い続け、またわたしたちがそう信じさせられてきたこととつじつまがあわなくなるからでしょう。

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