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今週の見通し・NY株は神経質な展開

2007年09月09日 09時21分53秒 | Weblog
今週の米株式相場は神経質な展開となりそうだ。先週末に発表された8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想に反して減少したのを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利下げはほぼ確実との見方が強まった。

ただ、株式相場は景気後退への懸念が強まり急落。ダウ工業株30種平均は一週間で1.8%下落した。

市場関係者の間では信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)市場の低迷に端を発した金融市場の混乱を受け、FRBは利下げに動くと見る向きが増えていた。利下げ観測を支える材料として今回の雇用統計は非常に重要な材料とみられていただけに、4年ぶりの雇用減少でFRBの利下げへのお膳立てが整いつつあるとの見方が強まった。

米住宅ローン最大手カントリーワイド・ファイナンシャルが最大1万2000人の従業員削減を発表、米国の雇用情勢を一段と悪化させる材料が出た。14日には8月の米小売売上高が発表される。

信用不安が個人消費にどれだけ打撃を与えているのかを見極める上で、金融政策当局をはじめ市場関係者が注視している。