ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

管理職求人で、応募者20人のうち女性はゼロ

2022年09月03日 | カンボジアの生活


カンボジアに戻ってすぐ、朝食から夕食まで缶詰にされるNGOの理事会に出席。

↓朝ご飯、カンボジアは朝食が外食の文化なので楽しい



理事をしている団体は3つあるが、この団体だけはGoverning Boardなので、半年に一回会議をして監査というか団体の動向を把握して色々許可する仕事がある。
今回は、2年ぶりくらいの参加、というのもコロナでずっとオンライン参加だったのだ。



すでに10年以上理事をしているこの団体。
私はジェンダー関係を主に担当で、この数年はセクハラ対策に色々関与してる。
この前も、Green Policyを送られてきて見てくれっていうから、Genderと間違えて読み始めたことが・・・

年間獲得予算はすでに1億円を超えているので(この円安で1億5千万円くらい)、大成功の団体なのだが、いつも問題なのは、スタッフが結構すぐ辞めちゃうこと。
と言っても3−5年はいてくれるのだが。

ファンドレイジングのスタッフは4ラウンドまでインタビューをして、やっと雇用できたのはジェンダーのバックグラウンドのある、私の元学生(修士)。
うーん、彼女は優秀だが、ファンドレイジングできるんだろうか・・・・

代表の次席が他の団体に移るので、その人の後も探したそうだが、4ラウンドして、20人インタビューして、女性は誰もいなかったらしい。
うーん、NGOが怪しいとか怖いとかいうイメージもあるんだろうし、給与が安いっていう不安もあるんだろうが、いい仕事をしている団体だし、もっと女性に活躍してほしいなあ。
これからうちの学生を巻き込んで、将来働いてくれるような女性を育てたいと思うのであった。