ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

カンボジア女性が被ったコロナの影響に対応するためには

2021年12月15日 | COVID 19の影響


コロナ禍の調査、2つも似たようなのを実施していると、同じような発見だし、うーんつまんないと思うのだが、なんとか必死に「提言」をまとめるのである。

ヒントになるかなと思って、国連CEDAW委員会の提言を見てみると、なかなかスッキリまとまっている。

1ー健康分野での支援。特にフロントラインにいる医療従事者に女性が多いことを踏まえ、予算手当を増やすべき。
(ストレスや鬱になったと言う事例はたくさんあるが、女性が特にひどかったという統計は取れていない)

2ーリプロへの配慮、特に妊婦や安全な中絶などへのサービス
(中絶が増えたと言う事実はすでにあり、オンライで中絶ピルを買わざるを得なかった話もある)

3-GBV被害者救済、シェルター確保
(カンボジアでは統計がない)

4ー女性が政治参画できるようにする
(確かに男性区議会委員の方が前面に出て支援していたのは事実)

5ー教育を受ける権利の確保

6-社会保障制度なのどの充実を図る

7ー高齢女性などが取り残されないようにする

8-人道上配慮が必要な女性に対する支援
(タイで難民保護されていたカンボジアの女性活動家たち、送り返されそうで恐怖に震えている、どうするんだろう)

9ー統計などを活用してポストコロナに備える





日本ですらまともに取り上げられていない提言、カンボジアでならドナーがテコ入れしないと無理だろう。