みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

ロードレース、そして自転車の未来

2008-08-06 05:38:49 | 雑記
 先の日曜に福井県で行われたロードレース大会において、一般のレーサーが死亡する事故が起きたとの事。

 その大会でMCを努められていたイイミワこと飯島美和さんのブログで上記事実を知り、またその際実業団レース(国内最高峰)が中止になった際の選手の紳士的な対応について読ませて頂いた。

 死亡事故ということで当然一般のニュースとして取り上げられていたりするのだが、そういった現場は決してニュースで語られることは無いものであり、この場でも紹介させて頂こうと思う。

http://diary.jp.aol.com/uhevqg2e8y8/265.html 「丸岡ロード」inイイミワ日記


 個人的には、上記記事でベテランの三船選手を始め、選手たちの対応を読んだ感想は「日本の自転車ロードレースは、少なくともトップ選手の意識は世界に比するに恥じない所に達しているのではないか」というものである。僭越な表現であることは百も承知で敢えてこう書く。
 (三船さんのブログによると今回は彼が彼自身の判断で行った所が大きいらしい。つくづく彼が今年で引退する事が惜しまれるがこれも彼の判断だから仕方ないか…)


 ところで今回の事故は世間に様々な波紋を投げかけるのかもしれない。
 個人的には、自転車レースというのは決して安全なものではないと思うが、それがイコール「危険だから止めましょう」という結論に短絡してはならない。

 こういった事故が起こったことに対し、ではこれからレースはどうあるべきか、コース管理の面からも選手の意識の面からも未来に向けて検討していかなければならないだろう。
 これは最近街に増えてきたロードバイク、もちろん自分自身にとっても他人事ではない。

 自転車は、それ自身が持つ特殊性(車のようにマシンが人間への衝撃をカバーできる訳ではないし、バイクのツナギのように全身を保護できる装備も基本的にはない)故の危険はあるが、それは世間に理解してもらうとしても安全走行のための訓練、体調管理等努力によって危険を遠ざけることはある程度可能だと思う。
 極論だがレースである以上絶対に安全な競技というものは無いと考える(そしてその認識と危険を遠ざける努力は決して相反しないと確信する)。

 同じ自転車に乗る者として、こういった事故を決して無駄にしないよう、どうしても書いておきたかった。

 最後に、今回の事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

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