個性的な髪型やファッションをしていた女の子が、就活に備えて黒髪に戻してファッションもおとなしくしたら、同じ班の男の子に姿が見えなくなってしまう話です。
物語を同じ班の別の女の子の視点で描いていることと、当該の男女がひそかに惹かれあっている様子がさりげなく書かれていて、読み味のいい短編に仕上がっています。
ただ、時代設定は現代(雑誌発表は2014年9月)のよう(スマホやLINEがコミュニケーションツールとして出たり、日本代表のGKが川島だったりするので)ですが、いくら作者がサッカーネタが好きでもバルデラマ(90年代のコロンビアの主将でワールドカップなどで大活躍し、金髪のアフロヘアーがトレードマーク)は古すぎるんじゃないかと思いました。
作者は、この作品のように現在の大学生を主人公にした作品も書きますが、そろそろ(雑誌発表時で作者は36歳)彼らの風俗を描くのは苦しくなっているのではないでしょうか。
児童文学の世界でも、リアルタイムの子どもたちを、自分の体験をもとに描けるのは、30代前半まででしょう。
ただし、子どもを持つと、またリアルタイムの子どもたちとの接点ができて描けるようになります。
物語を同じ班の別の女の子の視点で描いていることと、当該の男女がひそかに惹かれあっている様子がさりげなく書かれていて、読み味のいい短編に仕上がっています。
ただ、時代設定は現代(雑誌発表は2014年9月)のよう(スマホやLINEがコミュニケーションツールとして出たり、日本代表のGKが川島だったりするので)ですが、いくら作者がサッカーネタが好きでもバルデラマ(90年代のコロンビアの主将でワールドカップなどで大活躍し、金髪のアフロヘアーがトレードマーク)は古すぎるんじゃないかと思いました。
作者は、この作品のように現在の大学生を主人公にした作品も書きますが、そろそろ(雑誌発表時で作者は36歳)彼らの風俗を描くのは苦しくなっているのではないでしょうか。
児童文学の世界でも、リアルタイムの子どもたちを、自分の体験をもとに描けるのは、30代前半まででしょう。
ただし、子どもを持つと、またリアルタイムの子どもたちとの接点ができて描けるようになります。
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