現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

火のようにさびしい姉がいて

2018-06-22 08:40:01 | 演劇
 蜷川幸雄が、1978年発表の清水邦夫の戯曲を演出した公演です。
 この戯曲は私が一番演劇を見ていたころの作品ですが、残念ながらリアルタイムには見ていませんでした。
 しかし、今回の公演も、当時の小劇場時代の雰囲気を再現していました。
 大竹しのぶ、宮沢りえ、段田安則といった達者な役者陣が、清水独特の長ゼリフを易々とこなして、見事な劇的空間を作り上げていました。
 特に、段田安則は、当時つかこうへい事務所とならんでお気に入りだった野田秀樹の「夢の遊眠社」の中心的な役者だったので、その懐かしさもあったかもしれません。

清水邦夫全仕事〈1992‐2000〉
クリエーター情報なし
河出書房新社
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