独身でワーカホリックの娘を心配して、彼女の現在の勤務先のルーマニアに突然押しかける、初老の小学校教師(たぶん)の父親を描きます。
基本的には、うまくいかなくなった父親と娘の関係修復の話なのですが、主人公のいろいろな奇矯な行動が面白く描かれていて楽しめます。
ただ、2時間42分の上映時間はいかにも長すぎて、冗長すぎるエピソードをうまくカットしたら2時間以内に収められたと思います。
また、現在のドイツのビジネスマン(十五年ぐらい前に一年間ドイツの事業部に属していたのですが、そのころの私の会社の上司や同僚たちはもっとまじめでした)やルーマニアの状況はよくわからないのですが、パーティでの麻薬(おそらくコカイン)や娘のセックスシーンなども、娘の精神の荒廃を描きたかったのかもしれませんが、作品にあまりマッチしていなくて不必要に思えました。
経営コンサルタントをしている娘のジレンマ(業界における強い上昇志向と、彼女のために仕事をアウトソーシングされて失職するルーマニアの人々)の描き方も型通りで物足りませんでした。
一番評価できるのは、主人公のユーモアが最後まで失われなかった点でしょう。
基本的には、うまくいかなくなった父親と娘の関係修復の話なのですが、主人公のいろいろな奇矯な行動が面白く描かれていて楽しめます。
ただ、2時間42分の上映時間はいかにも長すぎて、冗長すぎるエピソードをうまくカットしたら2時間以内に収められたと思います。
また、現在のドイツのビジネスマン(十五年ぐらい前に一年間ドイツの事業部に属していたのですが、そのころの私の会社の上司や同僚たちはもっとまじめでした)やルーマニアの状況はよくわからないのですが、パーティでの麻薬(おそらくコカイン)や娘のセックスシーンなども、娘の精神の荒廃を描きたかったのかもしれませんが、作品にあまりマッチしていなくて不必要に思えました。
経営コンサルタントをしている娘のジレンマ(業界における強い上昇志向と、彼女のために仕事をアウトソーシングされて失職するルーマニアの人々)の描き方も型通りで物足りませんでした。
一番評価できるのは、主人公のユーモアが最後まで失われなかった点でしょう。
【映画パンフレット】 ありがとう、トニ・エルドマン 監督 マーレン・アーデ キャスト ペーター・シモニスチェク サンドラ・フラー | |
クリエーター情報なし | |
ビターズ・エンド |