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現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

宇宙兄弟

2022-04-14 15:24:57 | 映画

 2012年公開の日本映画です。

 人気コミックスを、小栗旬と岡田将生を主役の兄弟にして、実写映画化しました。

 四十巻に渡る大長編を二時間強の映画にまとめたので、原作の時間設定を無視して、兄(六太)のJAXA受験と弟(日々人)の月着陸を同時期にするなどの改変が行われたため、賛否両論あるようです。

 ただし、幼いころの宇宙への挑戦の夢を実現していく二人の様子は、よく描かれていたように思えます。

 JAXAやNASAの協力のもと、打ち上げ基地や打ち上げの様子は迫力をもって描かれていました。

 ただ、月の表面での活動においては、重力が六分の一な様子があまり感じられませんでした。

 最後に、エピローグのようにして描かれた二人同時の月着陸には、それまでがピンチ(兄の受験での苦戦や弟の月面での事故など)の連続だっただけに、安心させられました。

 

 

 

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少女ポリーナと7つの迷宮

2022-04-12 15:58:37 | 映画

 2019年公開のウクライナ、ベルギー、フランスの合作映画です。

 ウクライナの映画スタジオを舞台に、主人公のポリーナがそこで知り合った仲間たちと不思議な冒険をします。

 映画自体は、子供向けを意識したのか単純化されすぎてていて、大人の観客には物足りません。

 しかし、ロシアによるウクライナ侵攻後に見たので、この映画の舞台の平和な国が侵略者に蹂躙されているのだと思うと、感慨深いものがあります。

 実社会でも、この映画のようにハッピーエンドになることを祈らざるを得ません。

 

 

 

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ミナリ

2022-04-01 18:25:10 | 映画

 2020年公開のアメリカ映画です(ただし、ほとんどのセリフは韓国語です)。

 韓国から移住してきた家族(両親と小学生ぐらいの姉と弟、そこに母方の祖母が加わる)が、なれない農場経営や息子の心臓の病気などで苦労しながらも懸命に生きていく姿を、彼らの喜怒哀楽を通して描いています。

 祖母役のユン・ヨジョンがアカデミー賞の助演女優賞を受賞するなど、アメリカでは高い評価がされていますが、正直言って期待外れでした。

 エピソードが断片的で、全体的なつながりが弱いです。

 特に、農場を優先するか、家族を優先するかで、対立していた夫婦の問題がラストで投げ出されたままで終わったのには、拍子抜けがしました。

 また、ユン・ヨジョンは好きな女優さん(「ブーメラン・ファミリー」では訳アリの母親役を飄々と演じていました(その記事を参照してください)など)なのですが、この映画での演技が賞に値するとは、とても思えませんでした。

 

 

 

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ピーターラビット2 バーナバスの誘惑

2022-03-27 16:41:00 | 映画

 2021年公開のアメリカ、オーストラリア、イギリスの合作映画です。

 前作「ピーターラビット」(その記事を参照してください)のヒットで作られた続編で、商業主義化は一段と進み、原作の絵本のファンの人たちからはますます遠ざかったかもしれません。

 父親を知るというバーナバスというウサギにそそのかされて、「ワル」を気取ったピーターは大失敗をします。

 それを回復するために、まわりのみんなは苦労するのですが、お約束のドタバタ劇の末に無事にハッピーエンドを迎えます。

 その一方で、作品世界の中でも彼らのお話は絵本化されて、一応その絵本の続編の商業主義化については批判してみせるのですが、この作品自体が商業主義に毒されているので、皮肉としか受け取れません。

 

 

 

 

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ピーターラビット

2022-03-26 17:31:51 | 映画

 2018年公開のアメリカ・オーストラリア、イギリスの合作映画です。

 有名なベアトリクス・ポターの絵本の実写映画版ですが、ウサギをはじめとした動物たちはCGによります。

 実際には、キャラクターを借りただけのオリジナル・ストーリーで、ウサギたちと農園の持ち主である人間の戦いにフォーカスしたドタバタコメディです。

 そのため、原作のファンにはおおむね大不評ですが、興行的には成功して続編も作られました。

 くしくも、続編の映画の中で批判している、商業主義にどっぷり浸った作品だと言えます。

 ただ、実写とCGの融合はとてもなめらかで、映像的には高い水準にあります。

 

 

 

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インナースペース

2022-03-22 11:21:03 | 映画

 1987年公開のアメリカ映画です。

 人間や潜航艇をミクロ化して体内に送り込むというアイデアは、名作「ミクロの決死圏」でお馴染みですが、こちらはドタバタコメディです。

 シリコンバレーの研究所と産業スパイを使ったストーリーは月並みですが、登場人物に魅力があって最後まで見せられてしまいます。

 特に、主人公の恋人役を若き日のメグ・ライアンが演じていて、この映画のチャーミングな演技で一躍スターになりました。

 使われているCGはごく初歩的なものですが、当時としては画期的なものだったらしく、アカデミー賞の視覚効果賞を受賞しています。

 

 

 

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シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち

2022-03-19 18:23:31 | 映画

 2019年公開のフランス映画です。

 ゲイに対する不適切発言で代表からはずされた水泳選手が、それを償うための社会奉仕として、ゲイの人たちの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」(実在するそうです)のコーチをすることになったところから話が始まります。

 こうした設定は海外ではよくあるようで、「だれもが愛しいチャンピオン」(その記事を参照してください)も似たような設定でした(その作品では知的障害者のバスケットボールチームが舞台でした)。

 LGBTQ+によるスポーツと文化の祭典である「ゲイゲームズ」に出場するための予選、パリから大会会場のあるクロアチアへの二階建てバスでの移動、本大会での活躍を描いたドタバタコメディです。

 水球のシーンはかなり本格的ですが、きわどいシーン(セックスやドラッグなど)もたくさん出てくるので、LGBTQ+的にはどうなのか心配になりますが、映画はフランスではヒットし、続編も作られているみたいなのでOKなのでしょう。

 また、コーチの家族の問題や、チームと知り合うことによる彼の精神的な成長も描かれていて、ドタバタなシーンとのバランスもとっています。

 

 

 

 

 

 

 

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L.A.ギャングストーリー

2022-03-18 18:51:40 | 映画

 2013年公開のアメリカ映画です。

 1940年代から1950年代にかけて、ロサンゼルスを牛耳っていたギャング、ミッキー・コーエンの組織と、それを解体するために組まれた警察のはみ出し者を集めたチームとの壮絶な戦いを描いています。

 ほぼ同じ時期の警察の内部腐敗を描いた、よく似た題名の「L.A.コンフィデンシャル」(その記事を参照してください)と比較すると、ストーリーはかなり大雑把ですが、その分男くさいハードアクションは、ゲーム感覚でカラッとしていて、楽しめます。

 その後「ラ・ラ・ランド」(その記事を参照してください)に主演して注目されたライアン・ゴズリングが、ここでも二枚目の刑事役で活躍しています。

 

 

 

 

 

 

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シュガー・ラッシュ

2022-03-06 14:15:04 | 映画

 2012年公開のディズニーのアニメ映画です。
 レトロなアーケードゲーム(ドンキーコングみたいなやつです)の悪役ラルフが、幸せを約束する金メダルを求めて、他のアーケードゲーム(戦争シミュレーションやカートレース)へ脱走して、ゲームの世界を混乱させます。
 お菓子の国でのカートレースゲームで知り合ったヴァネロペ(実は天才的レーサーにしてその国のお姫様)とのデコボココンビが、大暴れします。
 最初の30分は、ラルフの愚痴や不満の話が中心で退屈です。
 しかし、ヴァネロペが登場してからは、この大男とちびっ子のコンビが互いの魅力を引き出しあって、エンディング(当然ハッピーエンドです)まで、息もつかせぬアクションの連続で、観客を文字通りゲームの世界に引き込んでくれます。
 ヴァネロペとラルフのコンビは、2018年公開の続編「シュガー・ラッシュ:オンライン」(その記事を参照してください)でも、今度はインターネットの世界で大活躍します。
 繰り返し他の記事で書いていますが、CGになってからアニメ映画は格段に美しくなめらかな動きになっています。
 この作品でも、いろいろなゲーム・キャラクターがいきいきと描かれていますし、シュガー・ラッシュのお菓子の国は本当に美しくておいしそうで、子どもたち(特に女の子たち)にはたまらない、文字通り夢の国のようです。


シュガー・ラッシュ (吹替版)
クラーク スペンサー
メーカー情報なし
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すばらしき世界

2022-03-02 17:17:21 | 映画

 2021年公開の日本映画です。

 殺人での受刑囚の男が、満期で出所するシーンから映画は始まります。

 男は14歳で少年院に入ったのを皮切りに、合計28年以上、人生の約半分を塀の中でおくってきました。

 彼が、今度こそ真っ当な人生をおくろうと、苦闘する姿が描かれています。

 彼の周囲には、身元引受人の弁護士夫妻や理解のあるケースワーカー、近所のスーパーの店主、彼を取材しているフリーのテレビディレクター(テレビの話は途中でなくなりますが、彼のことを本に書こうとしています)など、手助けしてくれる人々がいて、客観的に見ればかなり恵まれていると思えます。

 しかし、すぐカッとする性格のため、なかなかうまくいきません。

 それでも、ようやく介護施設で職を見つけ、理不尽なこと(障害のある同僚が周囲から差別されている)を我慢することも覚え、かつての妻との再会も決まった時に、病気のため急死します。

 やや尻切れトンボで破綻のあるストーリーなのですが、主人公を演じた役所広司の熱演がそれを救っています。

 

 

 

 

 

 

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カジノ

2022-02-25 16:12:43 | 映画

 1995年公開のアメリカ映画です。

 70年代から80年代の、まだマフィアが牛耳っていた頃のラスベガスのカジノの内幕を実録風に描いています(原作はノンフィクションです)。

 天才ギャンブラーでカジノの実質的な経営者に成り上がった男と、その娼婦上がりの妻、それに男の幼なじみの暴力的な犯罪者を中心に、複数の関係者の視点で描いて、作品のリアリティを上げています。

 名匠マーティン・スコセッシの確かな演出と、主役を演じたロバート・デ・ニーロを初めとした、シャロン・ストーンや ジョー・ペシなどの迫真の演技が、ドラマを盛り上げています。

 現在のレジャーランド化したラスベガスとは違った、裏側に腐敗と犯罪の臭いのする虚飾の世界が、見事に描かれています。

 

 

 

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一度も撃ってません

2022-02-23 14:26:23 | 映画

 2020年公開の日本映画です。

 売れない小説家、実は伝説のヒットマンといわれる老年の男性が、本当は依頼された殺しを本物のヒットマンに依頼して、その過程を取材して、小説にしているだけだったのです。

 そんな男が、対抗する勢力のヒットマンから命を狙われるようになります。

 全体的にコメディタッチですが、豪華出演陣(主な出演者は、石橋蓮司、大楠道代、岸部一徳、桃井かおりですが、佐藤浩市、豊川悦司、妻夫木聡、井上真央、江口洋介、柄本明らがちょい役で出ています)で作った楽屋落ち的な作品になってしまっています。

 映画の雰囲気は味があるのですが、全体に懐古的で、多くの観衆はついていけないでしょう。

 

 

 

 

 

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ブーメラン・ファミリー

2022-02-21 17:06:45 | 映画

 2013年公開の韓国映画です。

 刑務所帰り(実は次男をかばって服役したようです)の長男、映画を失敗し妻には不倫された映画監督の次男(主役と思われます)、二度目の結婚に失敗した子連れバツニの妹が、訳あり(父親が生きているときから、近所の男性と不倫しています。妹はその人との子供のようです)の母親のアパートへそろって転がり込みます。

 次男の成人映画への転向、妹の三度目の結婚、妹の娘の家出、長男の闇カジノの雇われ社長就任などを巡って、家族ですったもんだします。

 悲惨な結末(長男がヤクザに殺される)かと思ったら、ラストではノホホンと生きていて(後遺症はあるみたいですが)、取ってつけたようなハッピーエンドで肩透かしをくいます。

 徹底したドタバタ・コメディのB級映画なのですが、不思議な人情味があって、昔の日本映画を見るような趣があります。

 頻出する韓国の庶民的な料理(サムギョプサルやプルコギなど)が、実にうまそうです。

 

 

 

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アナと雪の女王2

2022-02-20 14:30:08 | 映画

 超ヒットアニメ映画の続編です。
 こうしたヒット作の続編では、前作で観客に受けたところをデフォルメするのですが、この作品でも、主人公の二人の女性、アナとエルサの活躍場面をさらに強化していますが、さすがにバランスを崩さずにうまく仕上げています。
 圧倒的に美しい映像と楽曲をバックに、魔法が使えて責任感が強い美人系の姉のエルサと、普通の人間だが並はずれて勇敢なかわいい系の妹のアナといった、対照的な二人の魅力的なヒロインが、大活躍します。
 圧倒的に多数の女の子(大人の女性も)の観客は、二人のどちらかに自分の憧れの姿を投影でき、そこに軽いロマンスや家族愛などの女性にとって魅力的な要素を散りばめられていて、ディズニー映画お約束のハッピーエンディングなので冒険も安心して楽しめるのですから、この作品も大ヒット間違いないでしょう。
 さらに、こうした予定調和の世界は何度でも楽しめるのが特長なので、アナ雪ファンは、何回も映画館に行ったり、ブルーレイを買ったり、テレビでの放送を録画したり、ディズニーの配信サービスを利用したりして、繰り返し作品世界に浸れます。

アナと雪の女王2 (オリジナル・サウンドトラック)
ヴァリアス・アーティスト
Walt Disney Records
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アナと雪の女王

2022-02-20 14:26:32 | 映画

 2013年に公開されて大ヒットした、ご存じアナ雪です。
 アナと雪の女王2の記事にも書きましたが、普通の人間ですが並外れて勇敢で明るい可愛い子タイプの妹のアナと、強力(それゆえ制御できずに苦悩するわけですが)な魔法を使える賢く優しい美人タイプの姉のエルサという、女の子たちのあこがれの二人が大活躍するわけですから、女性ファンを中心として大ヒットしたのもうなずけます。
 クライマックスの心臓に突き刺さった氷のかけらをとかすのも、真実の愛を持った男性のキスではなく、互いを思いやる姉妹愛だというのも、非常に今日的で優れています。
 映画としては、アニメによるミュージカルという新しいスタイルなので、ご存じの大ヒット曲をはじめとした美しい楽曲とファンタジックな映像に彩られていて、観客を夢の世界へ連れていってくれます。
 なお、エンディングロールによると、アンデルセンの雪の女王にインスパイアされたとのことですが、雪の女王のイメージと心臓に刺さった氷をとかすというモチーフを借りただけで、完全なオリジナルストーリーです。
 なお、原題はFrozenという、世界を氷つかせるという意味と、氷のように固く閉ざした心という意味をかけた凝ったものですが、日本ではアナ雪の方が興行的には良かったでしょう。
 余談になりますが、字幕版で見たのですが、セリフは非常に簡単な英語と分かりやすい発音で作られていました。
 おそらく世界中でのヒットのためのディズニーの戦略なのでしょうが、英会話の教材にはピッタリです。

アナと雪の女王 (字幕版)
ジェニファー・リー
メーカー情報なし

 

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