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ホームレスの凍死を防ぐ「睡眠ポッド」がドイツで導入される

2022-02-11 23:26:11 | 海外・国内政治情報等




ホームレスの凍死を防ぐ「睡眠ポッド」がドイツで導入される
2021.01.26 Tuesday
https://nazology.net/archives/80430

2016年の時点でドイツには推定86万人ものホームレスがおり、毎年冬には寒さに悩まされています。凍死することさえあるのです。

この問題に取り組むために、ドイツのミュンヘン・ウルム市にある企業「ウルムネスト」は、ホームレスのための睡眠ポッド「ネスト」を作成。

ネストは2020年1月から導入されており、ホームレスたちを凍死から保護しています。

ウルムネスト社のプロジェクトは、ウルム市が抱えているホームレスの凍死問題を解決するために立ち上げられました。

現在、ウルム市には多くのホームレスがいますが、すべての人が避難所にアクセスできるわけではありません。

一部のホームレスは、心理的な問題やペット立ち入り禁止などの理由によって通常の避難所に滞在できないのです。

しかしドイツの冬は非常に寒く、凍傷や凍死の危険があります。安易に眠ることすらできません。

そのため、ウルム市とウルムネスト社は、ホームレスの人々が寝る場所を確保できなかった時のために、緊急の睡眠ポッド「ネスト」を街中に設置することにしました。

彼らによると、ネストは家やホテルなどの滞在場所に代わるものではなく、本当に行く場所が無い人のための凍死を防ぐ最後の手段とのこと。

そのため設置されるのは凍死の危険がある冬の間だけです。

ネストは五角柱を横に倒した形状をしており、最低限寝るためだけのスペースが確保されています。

ウルムネスト社によると、最大2人まで収容可能とのこと。ただし画像からすると、「ギリギリ2人」という具合で、寝返りは難しいように見えます。

ただしポッド内では冷たい風や雨を防ぐことができるため、外に比べるとはるかに快適だと言えるでしょう。

さらに重要なこととして、ネストには断熱と換気による高い防寒性能が備わっています。

新鮮な空気の供給は太陽光発電によって稼働する熱交換器を介するため、換気がなされた後も、室温が低下することはありません。むしろ上昇する可能性すらあるのです。

またポッド内には監督チームと連絡を取るための無線ネットワークが導入されており、トラブルにも対応できるとのこと。

利用後は専門家が清掃するようになっており、衛生基準は維持されます。

さて、まさにホームレスたちの緊急ポッドとも言える「ネスト」ですが、運用テストは2年目に入っています。

続くテストの後、有用だと判断された場合には、全国的に展開する可能性もあるとのこと。

もしかしたら、私たちの街でもネストを見かけるようになるかもしれませんね。

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