サマリー
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米国主導の「アジア版NATO」に現実味 “言いなり”岸田政権が招く一触即発の事態
5/13(金) 14:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a1ac39aea94c0fef8920f9bb8005c613e26adc
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、フィンランドが12日、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を速やかに申請する方針を発表した。日本でも、ロシアや中国の脅威に対抗する軍事同盟の必要性を訴える声が大きくなりそうだ。
「アジア版NATOの構想が進んでいます。具体的には、対中国包囲網を目指したクアッド4カ国(日本、米国、インド、豪州)の枠組みを基本にした軍事同盟です。24日には日本でクアッド首脳会談が開かれ、米国のバイデン大統領も来日する。ただし、インドはロシアから武器を購入し、今も石油や天然ガスを安価に調達するなど関係が深く、この構想に乗ってくるかは不透明。米、英、豪の3カ国による安全保障同盟のオーカスを基軸に、日本と韓国が加わる形になる可能性もあります」(防衛省関係者)
韓国では10日に保守派の尹錫悦大統領が就任し、日韓関係の改善が期待されている。バイデン大統領も訪日に先立って、20日に韓国を訪れる予定だ。就任10日後という異例の早さで米大統領との首脳会談が行われる。
「日韓の関係改善は米国の強い要望でもある。北東アジア地域において明確な形で中ロ包囲網を形成するには、日韓、そして日米韓の連携が不可欠だからです」(前出の防衛省関係者)
こうした動きに中国は反発。米国に対し、アジア版NATOを構築しないよう警告した。「ウクライナ危機を口実に、米国の覇権主義を守ろうとしている」というのだ。米国主導でアジア版NATOを強引に進めれば、一触即発の事態になりかねない。
軍事同盟は諸刃の剣でリスク増大
軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。
「軍事同盟は結んだから安心というものではなく、憲法解釈の変更で日本も集団的自衛権を行使できるようになった今、戦争に巻き込まれるリスクも格段に上がる。諸刃の剣で、かえって国を危険にさらすことになりかねません。実際、ロシアはフィンランドがNATOに加盟すれば対抗措置を取ると警告している。アジア版NATOは本当に日本の国益になるのか、フィンランドの情勢も参考にしながら、慎重に見極める必要があります」
米国の言いなりでNATOの尻馬に乗るだけの岸田政権では心もとない。
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プーチン氏「過ちだ」 フィンランドNATO加盟方針に
5/15(日) 12:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c34e786b190769c14e6231de6fd5d19f47b765e
フィンランドのNATO(北大西洋条約機構)への加盟申請について、ロシアのプーチン大統領は「軍事的な中立政策の放棄は過ちだ」などと批判しました。
ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は14日、フィンランドのニーニスト大統領と電話で会談し「フィンランドへの脅威は存在しない。中立政策の放棄は過ちだ」などと述べ、フィンランドのNATO加盟申請の方針を批判しました。
フィンランド側の発表によりますと、ニーニスト大統領はロシアのウクライナへの大規模な侵攻により、安全保障環境が変化したと説明したということです。
フィンランドは15日にも正式にNATO加盟についての方針を発表する見通しです。
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コロナ後の世界 P35
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(文章はジャレド・ダイアモンド)
中国の人口は十四億を超え、韓国には訓練された軍隊があります。そして、中国と北朝鮮は核兵器を持っている。日本はアメリカによって守られているから関係が悪化しても大丈夫だという人もいます。しかし、自国の防衛に関して他の国に依存することは、決していいアイデアではありません。
フィンランドを例にして説明しましょう。私は一九五九年以来フィンランドを何度も訪問していますが、以前、「フィンランドはなぜソ連に追従しているのか、なぜソ連をそれほど恐れるのか」と友人に聞いたことがあります。「何かあってもアメリカがフィンランドを守るでしょう」と。
しかし、これは愚かな質問でした。
フィンランドは第二次世界大戦で不可侵条約を破棄したソ連に侵攻されました。イギリスとアメリカはフィンランドに休戦を求めるだけ。最終的にイギリスはフィンランドに宣戦布告し、アメリカも国交を断絶しました。それでもフィンランドは多大な犠牲を払って独立を守り抜き、そこで学んだのです。フィンランドを守ってくれる唯一の存在は、自分たちフィンランド人だけである、ということを。
フィンランド人は、祖国が安全だと言えるのはロシアが自分たちを信用している間だけ、ということを理解しました。大戦後は、議会民主制と資本主義経済を守りつつ、ソ連との協力関係を密にし、同時に武装化も進めました。攻撃するためではなく、自分たちを守るためです。そして、今もロシアと良好な関係を維持するためにかなりの努力をしています。それが国を守ることになるからです。
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・この本が出版されたのは2020年7月。
・上記のニュースにあるように、フィンランドの対露国交の努力は転節を迎えた。
もともと敵国だという認識だからそういう努力をしていたんであってね。
・ちなみにこの次のページで、日本には武装化をすすめないとジャレド氏は言っているのだが、なんで? フィンランドは良くてどうして日本はダメなの?
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https://www.cnn.co.jp/business/35187480.html
ロシアからの電力取引中断-フィンランドの電力供給への脅威はない
インターRAOのロシア子会社で、400kV線での電力取引を行うRAO Nordic Oyが、2022年5月14日(土)午前1時にフィンランドへの電力輸入を停止する。RAO Nordicによると、市場で販売された電力の支払いを受けることが困難なため、ロシアから輸入された電力の取引は追って通知があるまで停止されます。
フィンランドの送電網運営会社フィングリッドによると、フィンランド国内の電力充足に脅威はない。ロシアからの電力輸入は最近、フィンランドの総消費量の約10%を占めている。
フィングリッドのオペレーションディレクターであるレイマ・パイヴィネン氏は、「不足する輸入電力は、スウェーデンからの電力輸入を増やし、一部は国内生産することで電力市場で補うことができます」と語る。
フィンランドはまもなく自給自足に
フィンランドの電力自給率は、特に国内の風力発電の生産量が年々増加していることから、着実に向上しています。今年だけでも2,000メガワットの新規風力発電が需要を満たすと予想されています。フィンランドでは、早ければ2023年にも電力の自給自足が可能になると予想されている。
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米国主導の「アジア版NATO」に現実味 “言いなり”岸田政権が招く一触即発の事態
5/13(金) 14:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/78a1ac39aea94c0fef8920f9bb8005c613e26adc
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、フィンランドが12日、NATO(北大西洋条約機構)への加盟を速やかに申請する方針を発表した。日本でも、ロシアや中国の脅威に対抗する軍事同盟の必要性を訴える声が大きくなりそうだ。
「アジア版NATOの構想が進んでいます。具体的には、対中国包囲網を目指したクアッド4カ国(日本、米国、インド、豪州)の枠組みを基本にした軍事同盟です。24日には日本でクアッド首脳会談が開かれ、米国のバイデン大統領も来日する。ただし、インドはロシアから武器を購入し、今も石油や天然ガスを安価に調達するなど関係が深く、この構想に乗ってくるかは不透明。米、英、豪の3カ国による安全保障同盟のオーカスを基軸に、日本と韓国が加わる形になる可能性もあります」(防衛省関係者)
韓国では10日に保守派の尹錫悦大統領が就任し、日韓関係の改善が期待されている。バイデン大統領も訪日に先立って、20日に韓国を訪れる予定だ。就任10日後という異例の早さで米大統領との首脳会談が行われる。
「日韓の関係改善は米国の強い要望でもある。北東アジア地域において明確な形で中ロ包囲網を形成するには、日韓、そして日米韓の連携が不可欠だからです」(前出の防衛省関係者)
こうした動きに中国は反発。米国に対し、アジア版NATOを構築しないよう警告した。「ウクライナ危機を口実に、米国の覇権主義を守ろうとしている」というのだ。米国主導でアジア版NATOを強引に進めれば、一触即発の事態になりかねない。
軍事同盟は諸刃の剣でリスク増大
軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。
「軍事同盟は結んだから安心というものではなく、憲法解釈の変更で日本も集団的自衛権を行使できるようになった今、戦争に巻き込まれるリスクも格段に上がる。諸刃の剣で、かえって国を危険にさらすことになりかねません。実際、ロシアはフィンランドがNATOに加盟すれば対抗措置を取ると警告している。アジア版NATOは本当に日本の国益になるのか、フィンランドの情勢も参考にしながら、慎重に見極める必要があります」
米国の言いなりでNATOの尻馬に乗るだけの岸田政権では心もとない。
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プーチン氏「過ちだ」 フィンランドNATO加盟方針に
5/15(日) 12:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c34e786b190769c14e6231de6fd5d19f47b765e
フィンランドのNATO(北大西洋条約機構)への加盟申請について、ロシアのプーチン大統領は「軍事的な中立政策の放棄は過ちだ」などと批判しました。
ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は14日、フィンランドのニーニスト大統領と電話で会談し「フィンランドへの脅威は存在しない。中立政策の放棄は過ちだ」などと述べ、フィンランドのNATO加盟申請の方針を批判しました。
フィンランド側の発表によりますと、ニーニスト大統領はロシアのウクライナへの大規模な侵攻により、安全保障環境が変化したと説明したということです。
フィンランドは15日にも正式にNATO加盟についての方針を発表する見通しです。
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(文章はジャレド・ダイアモンド)
中国の人口は十四億を超え、韓国には訓練された軍隊があります。そして、中国と北朝鮮は核兵器を持っている。日本はアメリカによって守られているから関係が悪化しても大丈夫だという人もいます。しかし、自国の防衛に関して他の国に依存することは、決していいアイデアではありません。
フィンランドを例にして説明しましょう。私は一九五九年以来フィンランドを何度も訪問していますが、以前、「フィンランドはなぜソ連に追従しているのか、なぜソ連をそれほど恐れるのか」と友人に聞いたことがあります。「何かあってもアメリカがフィンランドを守るでしょう」と。
しかし、これは愚かな質問でした。
フィンランドは第二次世界大戦で不可侵条約を破棄したソ連に侵攻されました。イギリスとアメリカはフィンランドに休戦を求めるだけ。最終的にイギリスはフィンランドに宣戦布告し、アメリカも国交を断絶しました。それでもフィンランドは多大な犠牲を払って独立を守り抜き、そこで学んだのです。フィンランドを守ってくれる唯一の存在は、自分たちフィンランド人だけである、ということを。
フィンランド人は、祖国が安全だと言えるのはロシアが自分たちを信用している間だけ、ということを理解しました。大戦後は、議会民主制と資本主義経済を守りつつ、ソ連との協力関係を密にし、同時に武装化も進めました。攻撃するためではなく、自分たちを守るためです。そして、今もロシアと良好な関係を維持するためにかなりの努力をしています。それが国を守ることになるからです。
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・この本が出版されたのは2020年7月。
・上記のニュースにあるように、フィンランドの対露国交の努力は転節を迎えた。
もともと敵国だという認識だからそういう努力をしていたんであってね。
・ちなみにこの次のページで、日本には武装化をすすめないとジャレド氏は言っているのだが、なんで? フィンランドは良くてどうして日本はダメなの?
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https://www.cnn.co.jp/business/35187480.html
ロシアからの電力取引中断-フィンランドの電力供給への脅威はない
インターRAOのロシア子会社で、400kV線での電力取引を行うRAO Nordic Oyが、2022年5月14日(土)午前1時にフィンランドへの電力輸入を停止する。RAO Nordicによると、市場で販売された電力の支払いを受けることが困難なため、ロシアから輸入された電力の取引は追って通知があるまで停止されます。
フィンランドの送電網運営会社フィングリッドによると、フィンランド国内の電力充足に脅威はない。ロシアからの電力輸入は最近、フィンランドの総消費量の約10%を占めている。
フィングリッドのオペレーションディレクターであるレイマ・パイヴィネン氏は、「不足する輸入電力は、スウェーデンからの電力輸入を増やし、一部は国内生産することで電力市場で補うことができます」と語る。
フィンランドはまもなく自給自足に
フィンランドの電力自給率は、特に国内の風力発電の生産量が年々増加していることから、着実に向上しています。今年だけでも2,000メガワットの新規風力発電が需要を満たすと予想されています。フィンランドでは、早ければ2023年にも電力の自給自足が可能になると予想されている。
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