トウシューズはピンクだけ (創元推理文庫 M メ 2-2)レスリー・メイヤー東京創元社このアイテムの詳細を見る |
3冊目が出たので(ハロウィーンに完璧なカボチャ )あわてて積読から引っ張り出した。
主婦が探偵をするというミステリーも珍しくはないけど、妊娠中、それも出産シーン(陣痛付き)まで書いちゃうというのは、超異例といえるんじゃないかなぁ。
読者を選ぶかもしれない。
そのくせ「トウシューズはピンクだけ」という題名とこの装丁。
トウシューズはピンクだけという内容が含まれているわけじゃないのだし、勘違いをさせるというのはマーケティング的に逆効果なんじゃないか?(原題はTIPPY-TOE MURDER)
本シリーズ、アメリカの普通の子持ちの主婦の生活が見えて面白い。
夫は大工。子どもは3人で、上の男の子が野球チームに所属(パパはコーチ)、下の女の子2人はバレエを始めた所という設定。
レディファーストというのは、白人というのが人種的に男女の体格差が大きいために習慣づけを行わないと危険だからという説を聞いたことがある。
だから逆にDVが深刻な問題にもなるわけで・・・。
エンタテインメントのミステリの世界に頻出するというのは、やはり相当大きな問題なのだと思う。