読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

ラクガキ いっぷく

2013-05-01 | その他
ラクガキ いっぷく
中野 翠
毎日新聞社
『『サンデー毎日』連載の人気コラム「満月雑記帳」の一年分を収録。「おもに映画と本と巷の話」に溢れた痛快エッセー集。月割りされた各章末ごとに設けられた書き下ろしのエッセーとイラストには、鋭く愉快な目線が投げかけられている。「そうそう、そのとおり」と、すぐに納得のものから、「なるほど、そこか!」と思わせる目のつけどころにおかしみが溢れている。
この一年のトピックスをラクガキ風に列挙してみると、
●「愛って何よ?」「胸の痛みだ」●アメリカ大統領選●チャイナ・フリー●「結婚」
が軽くなる●秋葉原無差別殺人事件●ヨウスケ君●志ん朝、ふたたび●騒然、北京オリンピック●鉄腕・上野由岐子投手●『君が代』に異変あり?●建築家の悪夢●バベルの塔・東京●追悼・赤塚不二夫さん●リーマン・ショック!●TKの絢爛たる貧窮……といったことどもが著者の頭には浮かんできた。と同時に、最近「だろ~」という言葉を使う機会が多くなったことに気づいたという。
「『やっぱりそうだろ~』『私の言った通りだろ~』を略して『だろ~』。偉そうな言い方になるけれどね。秋葉原で無差別殺人事件が起きれば、今さらながらネット(ケータイ)依存症の危険が叫ばれ、リーマン・ブラザーズが破綻すれば、今さらながらにアメリカ式金融システムの空疎さや実体経済の大事さが叫ばれる。そんなこと、その世界についてほとんど無知な私にだって察しがついていたことじゃないか。常識的にわかっていたことじゃないか」と憤慨し、この一年は「破綻」の年だったとも回想する。
でも、その「破綻」からも何か学ぶこともあるはず。そのためにも「ちょっと一服して出直そう」と、秩序を喪失したとりとめのない世の中に向けて、再スタートを呼びかける。タイトルの「ラクガキ いっぷく」には、そんな思いがこめられている。 』


2007年11月~2008年11月、『サンデー毎日』連載のコラム「満月雑記帳」掲載されていたものが中心。
歌舞伎のぐるりノート を読んで中野翠さんの他のを読みたくなって、図書館に在った最新のものが本書だった。
ほんの数年前のことなのだが、懐かしいというより、もうそんなに(時間が)経ったのかという印象。
この手の時評っぽいものは、うんうん、わかるわかると思えないと(新聞に掲載されていたときはいざ知らず)本の形で続けては読めないだろう。
本と映画と落語の話がほとんどであるが、図書館の本なのに付箋がビラビラになってしまったが、さて。

一番の問題点は私が本書を2年ほど前に読んだことがあるという点だった。
いくつか知っているエピソードはあったのだが、まさか自分が本書を通しで読んでいるとは思わなかった。
それだけ印象の薄い本だということか…
私がボケているということか…
う~ん……



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