![]() | 今朝子の晩ごはん (ポプラ文庫 ま 1-1)松井 今朝子ポプラ社このアイテムの詳細を見る |
松井今朝子さん、我が愛する(笑)万城目を押しのけて(?)直木賞を取った作家さんである。
「仲蔵狂乱」「東洲しゃらくさし」など読んでいる。直木賞受賞作「吉原手引草」は未読。
本書は松井今朝子ホームページの2007年1月~6月分を多少加筆訂正したもの。
"著者"というものにあまり興味がないので、松井今朝子さんという人を知らなかったのだけれど、京都祇園の「川上」のお嬢さんで、おばあさまは歌舞伎役者の娘さんという方なのだというバックボーンがやっとわかった。なるほどと頷ける部分が多々。
晩ごはんの方にはほとんど興味が湧かなかったのだけど、歌舞伎や政治についての感覚が似ているので面白く読んだ。
少々私より年長でいらっしゃるのだけど、同世代という部分での共感もあるのかもしれない。
でも、ま、これ、本で読むこともないでしょう。ホームページの方が写真も入ってていいですよ。
本書でホームページの存在を知ることにはなったわけだけど。
ちなみに2008年6月9日の晩ごはんの一品はわが家もチャプチェでした。
ひとつトリビア
アイルランド、私自身もそうだったのだが、「個人的に驚いたのはアイルランドの現在でIRA問題であれほど揺れていた貧しい国だったのに、いまや国民ひとり当たりのGDPがドイツ、フランス、イギリスを抜いてEUでダントツ裕福な国に変貌を遂げているという事実である」(情報元は『フラット化する世界』)
いったい日本は何をしていたのか??
「無能な二世を神輿にかついだ利権屋政治をこのまま許していたら「美しい国」どころか「日本沈没」は必至だ」と私も思う。
蛇足ながらこの"二世"は現福田ではなく、前安倍のことで、でも次麻生も鳩山も・・・みんな二世じゃんねぇ・・・嗚呼。