読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

蒼煌

2013-06-11 | 国内ミステリー
蒼煌 (文春文庫)
黒川 博行
文藝春秋
『芸術院会員の座を狙う日本画家の室生は、選挙の投票権を持つ現会員らに対し、露骨な接待攻勢に出る。一方ライバルの稲山は、周囲の期待に応えるために不本意ながら選挙戦に身を投じる。会員の座を射止めるのは果たしてどちらか。金と名誉にまみれ、派閥抗争の巣と化した“伏魔殿”、日本画壇の暗部を描く。 』

京芸出身の黒川さんが書く京都を主な舞台にした芸術院会員選挙の内幕ということで興味深く読んだ。
なんであんな人が芸術院会員なのだろうと疑問に思うことがあるが、(金で買えるという意味で)なるほどと思う。
モデルを推察して楽しむのも一興。

 邦展=日展、新展=院展、燦紀会=創画展、淀屋=高島屋、大和=大丸、五橋=五山(東山魁夷、杉山寧、高山辰雄、加山又造、平山郁夫)



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