『山形県庄内地方に広がる、修験道などの山岳信仰の霊場として知られる出羽三山。その一つである湯殿山は、僧侶が土中で瞑想・読経しながらミイラ化した“即身仏”で全国的に有名だ。 その湯殿山麓の映画ロケ現場から、即身仏と思われるミイラが出土した。しかし湯殿山の即身仏には、寺や村を挙げて入定を見守り、記録してきた歴史があるが、このミイラは文献に見当たらない。所有権をめぐって地主と村民の騒動が持ち上がるなか、殺人事件が発生する! ロケに参加していた女優・月宮蛍からの依頼で、推理作家の長山作治、雑誌編集者の名掛亜里沙、そして探偵・塔馬双太郎が事件の謎に挑む。日本有数の聖地で起きた惨劇はミイラの呪いなのか? 湯殿山や即身仏への深い知識を踏まえ、高橋作品おなじみの個性的な登場人物たちが活躍する長篇ミステリー。1990年に単行本化され、テレビドラマにもなった著者初期の会心作、待望の復刊。解説は作家・明野照葉。 』
(たぶんヾ(・・ )ォィォィ)未読なので、古い本だとは知りつつ読書。
名探偵塔馬が出てくるまで、推理作家長山のべらんめぇ口調の迷推理の右往左往に辟易。
出羽三山の由緒などは興味深かった。