読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

幻色江戸ごよみ

2008-12-09 |  宮部みゆき
幻色江戸ごよみ (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社

このアイテムの詳細を見る
『盆市で大工が拾った迷子の男の子。迷子札を頼りに家を訪ねると、父親は火事ですでに亡く、そこにいた子は母と共に行方知れずだが、迷子の子とは違うという…(「まひごのしるべ」)。不器量で大女のお信が、評判の美男子に見そめられた。その理由とは、あら恐ろしや…(「器量のぞみ」)。下町の人情と怪異を四季折々にたどる12編。切なく、心暖まる、ミヤベ・ワールドの新境地。 』

年末の片づけで、黄色い古本屋さんに持ち込んで・・・計算ができるまで店内をうろうろしていて買った本。
これは店の策略にはまっているんだなぁ。
最近読み出した宮部の時代小説なので、あの古本屋にも未読のものがそこそこある。

例に出して申し訳ないが、例えばいっぱいの掛けそばのようなクサイ話を、クサイと認識した上で、もうひとひねり加えられるのが宮部なのだと思う。
もっとひねりを加えてこねくり回したものが読みたいときもあるけれど、疲れたときにちょいと気分転換をするのにはこのくらいがちょうどよい。
クサイままでは、ちょっとねぇ・・・余計に疲れるというもの・・・。
クサイ話を"心温まるいいお話"と認識するほど素直ではない。



Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 妖怪アパートの幽雅な日常〈1〉 | TOP | 宣告―密命・雪中行 巻の二十 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries |  宮部みゆき