京伝怪異帖〈巻の上〉 (講談社文庫)高橋 克彦講談社このアイテムの詳細を見る |
戯作者にあこがれる伝蔵は、風来山人・平賀源内獄死の噂を耳にした。源内秘蔵の天狗髑髏を一目みたいと忍びこんだ先には幽霊が……。伝蔵こと若き山東京伝が出あう奇怪な事件の数々。生きては戻れぬ山中の地獄宿、老中・田沼意次の生霊騒ぎ。世の魑魅魍魎を怪奇小説の祖・京伝が斬る、傑作時代ミステリー。』
「天狗髑髏」「地獄宿」「生霊変化」の三篇だから中編集と言えるかな。
著者お得意の世界なので、筆の走りが楽=読んでて楽。
付け焼刃では切れ味が劣るのは当然か。