たびたび出てくる「アンフェアなのは誰か。」というワードですが、
雪平はこんな事を言っています。
4話で瀬崎と対峙した時「私たちって似た者同志かと思ってました。
無愛想で非常識な人間でも・・ アンフェアなのはあなた。」と。
ここから考えると、「アンフェア」っていうのは『犯罪者』を
指すのではないでしょうか。
おそらくこのドラマは、自分の目的の為ならどんな事だってする犯罪者と、
犯罪者を捕まえる為ならルールを無視してもかまわないという、雪平の対決が
ベースとなってると思うので、多重人格オチや、雪平黒幕オチはないと思います。
その「アンフェアなのは誰か。」というワードが、
唯一のつながりとなってる2部の募金型誘拐事件なんですが、
1部の推理小説型殺人事件と、ホントに関係があるんでしょうか。
いまのところ、1部の◆怪しい動き（たとえば今井<榊英雄>が瀬崎を
取材してその後が描かれてないとか）、
◆解明されてない部分（たとえば松本理恵子<小林麻央>の携帯の在り処）があり、
これから関連性が出てくることは充分考えられるんですが
事件そのものは異質な感じがしますよね。
そこで、こんな関連性があるんじゃないかと想像してみました（以下）
蓮見と「協力者」は、佐藤和夫の家へ牧村を送り込む事に成功し、
かねてから計画してた「募金型誘拐事件」を起こすタイミングを
伺っていた。
残る条件として（有利に事を進めるため）、自分達が誘拐事件捜査に
携わる事ができたら完全犯罪成立だ。
そこにおあつらえむきに小説型連続殺人事件が起きた。
「アンフェアなのは誰か。」このワードを使えば、必ず自分達が
この誘拐事件の捜査も担当できる。しかも雪平の性格も熟知してるので
事件をコントロールしやすい。
牧村は、当初から解放された後に、何らかの方法で消すつもりだった。
しかしその計画に気付き始めた者がいた・・
と、こんな感じで考えてみました。
ただもっと直接的な関連があるかもしれません（あって欲しいけど）
推理小説型連続殺人事件から、黒幕がシナリオを書いてたとか？
しかしそこまで複雑にして、達成したい事があるのか、そこが疑問。
じゃ未成年者射殺事件と、雪平の父親の事件とは、どう関わっているのか。
今回、雪平の父親の事件は、解決しないんじゃないですかね。
未成年者射殺事件の方は、雪平が未成年者を射殺した事自体仕方ないとしても、
実はその少年にも、（店長を刺し人質にとる行為では）同情すべき事情があり、
それを思い知らせようと、佐藤を連続殺人の犯人に仕立てあげ、
雪平の標的にさせる・・なんて展開を想像しています。