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UFOは今もホピ族を見張っている・・ホピ族のペテログラフ(岩絵)(3)

2014-02-15 | ホピの白い兄・石版など


吉田信啓氏の「岩刻文字の黙示録」のご紹介を続けます。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。


              *****


            (引用ここから)


自然の岩場、巨木、灌木の茂みを祭壇として、部族の祖先神や守護神を祭祀するホピインディアンの伝統は、沖縄で「御嶽(うたき)」とか拝み場所(うがんしょ)といって、街中の灌木の茂みやサンゴ礁岩の岩場、ガジュマルやヒルギなどの茂った森の一角を聖域として祭祀する風習と酷似している。

ちなみに、沖縄にもホピインディアンにも、お寺や神社はない。

祖先神と自然神を祭る場は、山、街中、森の中、海岸、湖、洞窟、岩場と、神秘的な雰囲気さえあればどこでもよいのだ。



シェブロンキャニオンには、ループキャニオンやウォルナッツキャニオンにはない注目すべき図形があった。

見方によればヘルメットととれる大きな頭をして、肩が宇宙服かアメリカンフットボールのユニフォームのように大きく、それでいて腰が異様に細い、逆三角形状の頭上に、四角や楕円形の飛行船のようなものが描かれているのである。

中には頭のてっぺんから昆虫の触覚のようなものが2本も3本も出ているのがある。

アメリカの岩刻画学会や岩石芸術教化学会の学者の見解では、最も古いものは、頭を表わす丸と、体や手足を表わす太めの線だけで人物を描いていたが、やがて頭が異常に大きく、肩も張って、逆三角形の体をした岩絵に移行したという。

ここでいう「岩絵」とは、岩を線や奇蹟で彫り込んだ線刻と違って、輪郭線の内側にあたる岩肌を、石などで磨滅して面として表現したものである。

しかしヘルメットのようなものからアンテナが数本出ていて、宇宙服を着ていると見られる人物の上に、

「いつもホピインディアンを天空の一角に浮かぶ「スカイシップ」(天空船)から見守っている「スカイピープル」がいて、人類が絶滅の危機に瀕した時には必要な人間だけを助けるために、彼らは地上に降りてくる」

というホピ族に伝わる絵巻物や伝説があることをその場で思い出したら、率直に「これは宇宙人だ」と考えたくなる。

それらのロックアートを見た仲間たちは「これは間違いなく、古代にアリゾナの砂漠に宇宙人が降下していた証拠だ。

この上空の宇宙船などは、世界各地で目撃されている型のそれぞれを描いたものですよ」と話し合った。


何人かの仲間は深夜の砂漠に出かけ、いろいろな不思議体験をしたという。

「1等星の数倍は明るいその物体は、私たちに合図するようになんども強烈な光線を点滅した。

ヘリコプターでもなく飛行機でもなく、あれは確かにUFOだった」。

「藤原先生がサモンコール語で交信しているのを見ていた私たちは、気づくと衣服にキラキラと光る金粉がびっしり付いていたのですよ。

まったくの奇蹟です。
アリゾナに付いてきてよかった。
学会はまったく分からなかったけど、こんな所でUFO体験ができたなんて!」

などと、報告はにぎやかだった。

こんな時間まで帰ってこないとは、もしかしたら砂漠で道に迷って遭難したか、事故に会ったか、気がかりだと心配していた12名の思惑とは裏腹に、5名は、宿舎のホリデイインホテルに帰って来た時、極度に興奮した口調で、それぞれに夜の砂漠で貴重な体験を話したものだった。

私は彼らの話を聞いて、やはりUFOは今でもアリゾナのホピインディアンを見張っているのだと素直に受け取らずにいられなかった。

ホピ族は古代から、そのようにして「スカイシップ」と「スカイピープル」を目撃し、「未知との遭遇」をシェブロンキャニオンの聖地にロックアートとして描いたのだろう。


考えてみれば、このシェブロンキャニオンにUFOや宇宙人の絵がインディアンによって描かれても当然である。

今でもアリゾナ州フラッグスタッフからセドナやネバダの砂漠の米空軍基地にかけては、UFO目撃情報が多いのだから。

「セドナの赤い山塊のどこかに、宇宙人とアメリカ某機関の共同基地があるはずですよ」と地元のクリスタルショップの経営者も言っていた。

現代でもそうだから、アメリカインディアンの時代には、もっと多くの星団や、他の惑星からUFOが飛来し、実際にアリゾナの荒野に降り立った宇宙人をホピやナバホインディアンの先祖が何度も見たのに違いない。

その強烈な「未知との遭遇」をシェブロンキャニオンの岩壁に描いたのだ。


             (引用ここまで)

     
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