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ホピ族と、隠された青い星(1)・・刑部恵都子さん

2014-03-31 | ホピの白い兄・石版など


刑部恵都子氏の「聖書の暗号とホピ預言のシンクロニシティ」という本を読んでみました。

刑部氏は、ある時突然「青い星」のビジョンを見ました。

そしてたくさんの導きを受けながら、世界各地を旅するのですが、ここではホピ族に関する部分だけをご紹介したいと思います。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。

 
                *****


               (引用ここから)


ひもろぎの前で座っていると、瞑っている眼前の左の方に、大きな「青い星」が見えてきた。

しかし星の全容が見えたわけではなく、星の一部だけだった。

その「青い星」が何なのか不思議に思った私は、誰にともなく語りかけていた。


「この「青い星」は地球ですか?

おかしいですね、今私は地球にいるのに、地球と同じような青い星を見るなんて。

この「青い星」は地球ではないのでしょうか?

でも、地球の他に、このような青い星があるのですか?」

   
              (引用ここまで)


                *****


そして、ホピ族に「青い星」に関する予言があることを知り、ホピ族の住むアリゾナ州に旅立ちます。


               *****


               (引用ここから)


ホピの予言9番目「最終章」は次のように語る。

「あなた方は天の住居のことを聞くようになるだろう。

それは大音響と共に落ちてくる。

青い星のようなものが見える時、私たちの民の儀式はまもなく終わりを告げるのだ」。


神秘の民ホピ(平和の意味)は、創造主から特別な使命を与えられた最古のインディアンの部族と言われている。

長いこと平和に生活してきた彼らの間に、現在分裂がおきている。

「ホピの予言」は、「彼らの在り方は世界の縮図だ」としていて、実際世界はまさに分裂状態にあるのだ。


ホピの予言には3つのソースがあるらしい。

「石版」と「岩絵」と「お告げ」だ。

これらの予言は、今までいくつもが的中してきたという。

広島と長崎に投下された原爆は、「ホピの予言」に明確に記されていたという。

この事実が判明した時から、ホピの人々の戦いが始まった。

そして今まで明かすことのなかった「予言」のすべてを、世界に明かす決心をしたという。

なぜなら残り少なくなった「未成就予言」に、世界の転換を告げるものが多々あったからだ。


ではホピの「最終予言」とはいったいどのようなものなのか?

まず石版は紀元1100年に彼らがオールドオライビ(当時のホピ集落の中心地)において、救世主「マサウ」から直々に授かったもので、「マサウ」自身が自ら裏表に象徴を描き込んだという。

2つ目の「ロードプラン」と呼ばれる岩絵は、ホピの生きる道を後の世代が忘れぬよう、ホピの先祖がオライビの近郊の岩肌に刻んだものである。



ここには「ホピの出自」と、「第四の世界」に入ってから人類が辿る「2つの道」が描かれている。

ホピの険しい道は下に、世界の大部分が辿る広い道は上に描かれている。

下の道の最後は「豊作」だが、上の道は波線に示された「混乱」で終わっている。


「ロードプラン」とあるように、ホピにとっては「人類の道」は最初から決まっている。

未確定なのは、誰がどの道をとるか、そして世界がその道を進む速度ぐらいだ。


3つ目の「お告げ」は、ホピの祭司長が「キバ」で祭りの度に受ける天啓である。

時代が進むに従い、岩絵と石版の象徴に封じられていた多くの「予言」が、ホピの長老のお告げを通して解釈されてきた。

その結果、100に上るホピの予言のほとんどがすでに成就しており、現在残すところは数えるほどになっているという。(月刊ムー第249号)


この「予言」に対して、数人の研究者が解読を試みてきた。

そのうちの一人、ホピの歴史と祭祀を初めて世に広めたフランク・ウォーターズは「青い星のようなものが見える時」という部分について、次のように伝えている。


            ・・・


「時は迫っている。

青い星のカチーナが広場で踊る時が来る。

彼はまだ見えない青い星を象徴している。

その星はもうすぐ現れる。

祭りで歌われる聖歌によっても、その到来は予告されている」。

         
                ・・・


私がかつて見た「青い星」は、全容が見えなかった。

なにかの影に隠れているような見え方だった。

しばらくするうちに、そのことが気になり始めた。

青い星は、何の影に隠れているのだろう?

隠れていないのならば、星の全容が見えるはずだと思ったのだ。

それを気にかけながら時々、神籬の前に座ってみるのだが、なかなか青い星は姿を現してくれなかった。


ある日、「青い星」のことで新しい情報が入った。

漫画家でサイエンス・エンターテイナーの肩書きを持つ飛鳥昭雄さんと言う方が「青い星」のことを書いているというのだ。

本のタイトルは「太陽系第12番惑星ヤハヴェ」。

帯には、「太陽の向こうに隠れながら公転する「反地球クラリオンは存在した」」とある。

つまり太陽の反対側に地球と同じ軌道を、同じ速度で回る惑星があるというのだ。

そしてNASAは秘密裡にその「反地球」の探査を決行しており、その存在を確認しているという。


地球よりももっと青いその惑星に、NASAがつけたコードネームは「ヤハヴェ」。

ヤハヴェとは旧約聖書に出てくるモーゼの神であり、アブラハムの神、イエスキリストの父なる神である。

つまり旧約聖書も新約聖書もヤハヴェという神の導く世界なのだ。

そして旧約聖書の最初の五書「トーラー」(モーゼが記したとされる)には、暗号が秘められている。


かつて私が見た「青い星」のビジョンが、「ホピの予言」とつながった。

「青い星」の名前がヤハヴェだとは。。

もしかしたら聖書の暗号に出てくる「終わりの日」とは、ヤハヴェという神の誘導した時代の終焉ではないのか?

だとすると、ホピ族の救世主という存在もまた、ヤハヴェという神なのだろうか?


             (引用ここまで)


              *****


今まで5年半、当ブログで慎重にとりあつかってきた「ホピの青い星」について、著者は臆するところなく、突き進んでゆきます。

この本も、ホピ族に関する重要な資料なので、わたしは大切にご紹介したいと思っております。



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