私たちは日頃の会話で、相手の話に耳を傾け
真意を受け止める努力をしているだろうか
教育てい談「人間教育への新しき潮流」の中で
バージニア工科大学のガリソン教授が興味深い
指摘をしている。私たちは「相手の考えを聞こう
と努力しないと、自分の要求や必要、そして願
望を、相手のものと混同してしまうことがあり
ます」(「灯台」1月号)
先入観や印象だけで、よかれと思って話していると
〝相手もそう思っているだろう〟と思い込みがち
それでは、自分の考えの押しつけになりかねない
相手の立場に立つというのは、同時に自分自身の
狭い視野を広げることでもある。誠実に「相手の
ため」と思えることが、そのまま「自己変革」に
直結する。それを忘れず語り合いたいもの