「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「宇宙には、光より速い物質はない」?

2011年10月10日 03時53分59秒 | Weblog

「宇宙には、光より速い物質はない」

アインシュタインの“特殊相対性理論”の
大前提だ。宇宙物理学などの科学は、その
理論等を基に発展し、現在に至っている

だが、つい最近、某研究グループの行った実
験結果で、素粒子ニュートリノが、タッチの
差ながら、光より速かったことが判った

以前から、「ニュートリノは光より速いのでは」
という推論はあったが、今回、それが“証明”
されてしまったのだ…

実験結果を知った学者たちは大騒ぎを始めた
当然だ。自分たちの信じる“科学”の基が覆
されたのだ。実験結果が確かならば、現代科
学は拠り所を失い、実は幻の土地の上に建つ
楼閣ということになるからだ

それに…光より速い物質があるとするならば
時間旅行が不可能とは言えなくなる。つまり
物質の速度が光速に近づくと、その物質の時
間の進み方は遅くなり、光速に達した時点で
時間は止まり、光速を超えると時間が遡る…
と、特殊相対性理論は説いている
一方、アインシュタインは「時間の矢」につ
いても言及しており、放たれた矢は元には戻
らない、とも言っている。つまり、時間は逆
行しないというのだ。だから、タイムトラベ
ルは不可能だし、それを可能にする光速以上
の速さはあり得ない。それが彼の結論だ

しかし、ニュートリノの存在が、その結論を
揺るがせている。結果を信じたくない学者は
「計測の間違い」を主張しているが…


だが、ある学者はこうも考える。この宇宙には
光を反射しないために見ることが出来ない物質
「ダークマター」とも呼ばれるものがあり、正
体がよく判らない「暗黒エネルギー」というも
のもある。我々が知っている水素やヘリウムな
どの物質が宇宙全体に占める割合はほんの数%
で、74%が「暗黒エネルギー」、そして解明不
明な「ダークマター」が22%も占めている
この「ダークマター」の中に、光速を遥かに超
える物質があっても不思議ではない…と

宇宙の物質の数%しか知らない現代科学

そう、我々人類は、“火”が全てだった原始時代
に「毛の生えた程度」の科学知識しか持ち合わせ
ていないとも言えるのだ

今までは、“火”で肉を焼く程度で済んでいた生
活だから、本当にたまたま巧くいっていただけで
例えば、他の惑星で高度に発達した文明があった
として、その惑星に住む彼らの持つ超高度な科学
水準に到達するには、地球の“火”程度の科学で
は到底無理ということになる。次元の高い、全く
新しい科学理論が必要なのだ。高度文明宇宙人も
基としている「本当の宇宙水準の科学理論」が…


そんなことに想いを馳せているうち、唐突に既存
の宗教と現代科学が似ているように思えた

「神の下に我々がいて、神の威光で生きている」
「全ては神の思し召しのまま」
「現世は辛く苦しいが、死後は神の国で幸せになれる」
「人は生まれながらにして罪人である」
「仏様の教えのままに生きていたら極楽にいける」

既存宗教の大前提は、絶対的な神や仏がいて
その下に人間がいる。そして、現世は贖罪の
ためにあり死後に幸福を得られる…というもの

つまり、人間は現世も死後も、絶対に神や仏の
位にはなれない…という大前提なのだ。これに
異を唱えると、おそらく「光より速い物質は存
在する」と発表した学者への反発の百万倍以上
の非難攻撃にあうかもしれない

しかし、だ

僕はどうも、この宗教の「主従関係」の大前提が
腑に落ちないのだ。ましてや、神や仏の威光を笠
に着て、神父や坊主が信者より偉いなんて勘違い
し、自分に対して信者に土下座させる輩には怒声
を浴びせたくなる。言語同断だ

いつか「光より速い物質があった」という発見と
同じような“発掘”が、宗教界にも起こる気がする
それは「人間の生命こそが尊極の存在だ」というもの
それが「本当の宇宙水準の宗教」だ
僕はそう思っているのだが…
(ニュートリノから話がそれた)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする