「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

未だに“黒船”頼み?

2011年10月29日 13時58分59秒 | Weblog

あの原発事故で東電は「最悪の事態ではない」
「健康に被害はない」を繰り返してきたが
世界的権威のフランス放射線防護原子力安全研
究所が最近、「福島の事故で、海洋に流出した
放射性物質セシウム137の総量は2万7千テラ
・ベクレル(テラは1兆倍)に上ると推計する」
という試算を発表した
2万7千テラ・ベクレルと言われてもピンとこないが
この数字は、東電が公表した数値の20倍にあたる!

更に、フランスの同研究所は、この数値は「人類が過去に
経験したことのない規模の放射性物質の海洋流出

と指摘している
本当なら、背筋が凍る事態だが、何故に東電は「本当」
を発表しないのか。「本当」の数値が判らないというの
なら、そんな低レベルの企業に原子力という“怪物”は
任せられないし、隠蔽なら“正しさ”という理念のない
害悪企業というレッテルを貼らざるを得ない。何れにし
ても、企業として東電は終わっている

世界的企業のオリンパスが、企業買収に関わる疑惑で揺れ
ている。企業の信頼は壊れ、株価も反落している。この疑
惑を明らかにしたのが、元社長のウッドフォード氏だ
彼は、“事件”をほじくり返したために解任された。この
一連の事件を、アメリカのFBIも捜査に乗り出したとい
うが、今頃、オリンパス経営陣は戦々恐々だろう

百億円以上の会社の金を、水洗トイレに流すが如く、賭け事
(おそらく)に投じて消してしまった大王製紙の井川意高前
会長。結果的に、彼のバカさ加減を許していた顧問の父親や
現経営陣の姿勢も厳しく問われるだろうが、同族企業にはウ
ンザリさせられる。その点、アシックスの創業者・鬼塚喜八
郎さん(1918~2007)は偉かった…


さて、東電にしてもオリンパスにしても、企業の根底を揺る
がしたのは“外国企業”“外国人”だ。大王製紙の場合は
カジノ…。ま、苦しいところだが賭けの胴元は外国だ
何れもキーワードは「黒船」。この構図、過去も現代も何も
変わっていないのだ。なんとも嘆かわしい。強い力を持った
他人から言われないと、自分を変えられない体質は、幼稚で
虚弱と言われても仕方がない。変わりたい気持ちは強いけど
自分では何も出来ず、ただ“黒船”到来を待っているだけ…

情けないじゃないか。自らを鼓舞し、ダイナミックに“自分”
を変えようぜ、ニッポン!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする