「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
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笑える話に…なるべく

「ビックバン」説が大勢な訳

2011年10月15日 07時16分22秒 | Weblog
 
宇宙が出来る前の“無”の世界に、超高温度で超密度の
“宇宙の源”の小さな1個のボールがあった

それが137億年前、突如として爆発した

爆発したボールは細かいチリとなって膨張し、その後
膨張しながらもチリは集まり銀河となり、それが集まり
宇宙を形作った。今も、光速に近い速さで宇宙は膨張する

有名な「ビックバン理論」だ

そのビックバン以前はどうだったかというと「不明」で
あくまで「ビックバン」が宇宙の“始まり”と説明する
そして今後の宇宙は、このまま膨張を続けるのではなく
「いつかは収縮して“終わる”」と考えられている
「初めがあり、終わりがある」…というのが、今の
“常識”となっている

主に西洋諸国の学者は、この説を支持する根本に
“直感”が働いているようだ。勿論、支持する理
屈は色々とあるのだが…

しかし、この「ビックバン理論」、つい最近まで
学者の間では歯牙にもかけられていなかった説だ
事実、アインシュタインも、宇宙に初めがある
というこの説を「馬鹿げている」とまで断じた
「それは科学ではなく、宗教上の戯言だ」と…

そう、今は常識となっているこの説の根は
実は彼ら西洋人の信じる宗教にあるのだ
それが“直感”として考えに影響している

“初めがあり、終わりがある”
“無から宇宙は創造された”など
聖書の元とされるユダヤ神話にある話だ
子供の頃から聖書と密接に関わった西洋人が
この発想から抜け出せないのも理解できるし
宇宙膨張は、“始まり”を裏付ける証拠と
飛びついたのも判る

そして、その理論が今の主流になっている
数十年前とは全く逆の学説が主流になったのだ

学説の振り子現象といえるが、この説が主流に
なってきたのと、キリストやイスラムの世界で
聖書を原典通りに捉えるべきとの原理主義が台
頭してきたのと時期を一にしている点が興味深い

世界では、ユダヤ、キリスト、イスラム教徒が
圧倒的に多い。当然、学者たちの信奉する宗教
分布も同様だ。彼らの発想の土壌に、それら
宗教が深く影響しているのは当然だろう

しかし、だ
宇宙が誕生したとされる同時期には存在して
いた巨大天体ヒミコなどを上げて、ビックバン
理論は宇宙の一部を捉えただけで全体の説明に
はなっていないとする学者もいる
その多くが、仏教徒やヒンズー教徒だ
彼らの思想背景には「始まりもなければ終わり
も無い」「宇宙・生命は輪廻する」という仏教
ヒンズー教思想がある

宇宙膨張とは別に、新たな発見があり、学説の
振り子が再び逆に触れ、ビックバンが否定される
可能性も無ではないが、この宇宙起源に関する学
説の戦いを宗教戦争とみるのは僕だけだろうか…
コメント
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