(Émile_Chartier_portrait)
通称・アラン
「困難を、さらなる困難を乗り越えること
これがおそらく幸福に至る正道である」
安易で楽な道の先、享楽の道の先には
幸福はない、とフランスの哲学者は言っている
しかし、そもそも幸福とは何だろう
有名になり、金持ちになり、人からチヤホヤ
され、見てくれに金と時間を割き、ありとあらゆる
欲を満たす事が幸福なのか?
アランの言う幸福とは、おそらく、人生という
障害レースを、強靭なるアスリートのごとく
勇猛果敢に、そして他者の完走をも真剣に願い
正々堂々と走り切る事を言うのではないだろうか
そう考える人の人生と、我欲を満たすことが中心の人と
その人生の晩年は、どのようなものになるのか
興味は尽きない…