「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「因果関係が特定できない」

2011年07月31日 05時08分08秒 | Weblog

「因果関係が特定できない」
よく聞くフレーズだ

イジメによる自殺が起こった際に
学校や教育委員会が発する雛形台詞になっている
公害で健康を害した住民には、国や県がよく使う
つい最近も、鹿児島県の某町営温泉施設で
60代の男性がレジオネラ性肺炎で一時重体と
なった事件があった。県の検査で浴槽から
基準値の128倍のレジオネラ菌が検出されたが
県は「因果関係が特定できない」と行政処分を
見送った…。なんで?と思うなかれ
組織を守るための魔法の言葉なのだ
口をさしはさむ余地はない


20代の前半、僕は運転のアルバイトをしていた
ある日、寝坊して出社すると、他のバイトは
全員出発していた。僕は慌てて荷物を車に積み
その日の仕事をこなしたのだが、その直後に
他のバイトが接触事故を起こした
「彼が事故ったのは、君が遅刻したせいだ」
バイトの統括は僕にそう言ったが
さすがに“その因果関係”は特定できなかった

ビルの屋上から人が落ちた。そして死んだ
ビルから落ちたから死んだのだが、ビルの管理者は
屋上の鍵が壊れていることで責任を問われたくなくて
「しかし、因果関係は特定できない」と魔法の言葉を吐く
これも無理があるが、その魔法の言葉を吐き続けた

男女が一夜を共にした。数ヵ月後、女性が子供を産んだ
男は責任をとりたくなくて「因果関係は特定できない」と
魔法の言葉を呟くが、それが逆に女の怒りを買い
高い慰謝料と月々の養育費を払うはめになった
この魔法の言葉は「組織」だけのもの
個人が使うと火傷する
要注意

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「謝罪」では済まされない「犯罪」だ

2011年07月31日 04時37分00秒 | Weblog

先週の水曜日、衆議院の厚生労働委員会に
東京大学アイソトープ総合センター長の
児玉龍彦教授が参考人として発言した

その内容は、震撼ものだった

教授は言う。今回の原発事故では、枝野官房長官が
「さしあたって健康に問題はない」と言ったが
事故を知ったとき「これは大変な事になる」
と直感的に思ったという
そして、東電と政府が“福島原発で排出した
放射線物質の総量”を発表するかと待っていたが
「はっきりした報告は全くされておりません」

そこで彼は、研究所の総力を上げ、独自に調査
その結果、「熱量からの計算では広島原爆の
29,6個分に相当するものが漏出」
「ウラン換算では20個分の物が漏出」

彼は続けて「原子爆弾による放射線の残存量は
一年を経過すると、1000分の一程度に低下
するが、原発からの放射線汚染物は10分の一
程度にしかならない」と…

「つまり、今回の福島原発では、チェルノブイリと同様
原爆数十個分に相当する量の汚染が放出された」というのだ

そして「事故直後、米軍から20台の個人線量計」が
福島市役所に届けられたが、その解説書が英文だったため
使い方が判らずそのままにしていたという
結局、5月に教授のチームが訪れ、使用方法を教え
初めて20個の測定が出来るようになったという

その間、政府から計測器が届けられることは無かった

比較的安価なイメージングベースの測定器というのが
日本には遥かに沢山あることを踏まえて

「何故、政府はそれを全面的に応用し、全国に
作るためにお金を使わないのか!
3か月経ってそのような事が全く行われていない事に
私は満身の怒りを表明します!」と声を大にした

更に「プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授が
いるというのを聞いて、私はびっくりしました」と怒りを露にし
内部被爆によるガンの発生率が、特段に高くなると語った

20年後、チェルノブイリと同じように
ガンに侵される現在の子供のことを思うと
いても経ってもいられないと真情を吐露したのだ


枝野氏や細野氏、そして菅氏には
最低でも、後30年は生きて欲しい
そして、自らの「嘘」のために
重い十字架を背負わざるを得なくなった
子供たちの人生を直視して貰いたい
これは「謝罪」では済まされない
法廷に立たせるべき「犯罪」だ


国会の様子は以下に

http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=41163&media_type=wb

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