「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

「親の顔」は見たくない名前

2011年07月23日 03時36分18秒 | Weblog
 
以前、我が子に「悪魔」と名づけようとした親がいた
役所は受け取りを拒否し、マスコミが騒ぎ立てた
結局、それは取り下げられ、普通の名前になったらしいが
スナックを営んでいたその親は、その後、覚せい剤で逮捕された…

いくらなんでも「悪魔」はヒドイ
最も世界には、不幸を遠ざけるとの名目で
わざとヒドイ名前を付ける習慣の国もあるが
日本には、そんな習慣はない

だが最近は、僕のようなオジサンからすると
「ウソだろー」という名前も少なくない
大抵が、与露死苦(よろしく)的な中学生レベルの
当て字や、アニメの登場人物のような名だ
そして最近は、そんな名前のせいで就職ができない
(と本人たちは言っている)と
悲鳴を上げている学生が結構いるというのだ

その名前というのが、海月彰(かるあ)海聖亮(かしす)
百獣王(りおん)小宇宙(こすも)玲夢絵流(れむえる)
空流光(くるみ)聖那(せな)日々太(びいた)那世瑠(なせる)
優民(ゆうみん)心夏(ここなつ)二茶(にーちぇ)等など…

「名前のせいで、就活のエントリーシートが
なかなか通過しない」と、就活に苦戦している
学生が多いという。通過しない要因は、本当に
名前のせいかは不明だが、“名は体を現す”と言うし
確かに「悪魔」では、通過は難しいだろう…

以前も書いたが、某国立大の教授が面白い統計を発表した
偏差値の高い大学には、前述の「変な名」の学生は少ないが
誰でも入れる(失礼…)大学の学生には、「変な名」が多いというのだ

単純に考えれば、マンガしか読まない馬鹿な親が
我が子にマンガ的な名前をつけ悦に入っている
そんな馬鹿な親から生まれた子だから
マンガしか読まないし勉強もしない
従って、一流大学には入れない…ということか
(一流大学に入るのが全てではないが…)

この因果関係を証明するのは難しいが
一方で、親の知能は受け継がれないという説もある
つまり、親が馬鹿でも子が馬鹿とは限らないというのだ
けれども、そうなると、「変な名」の子が
一流大学に入る確立は、普通の名の子と等しいはずで
東大や京大の学生の半数は「変な名」のはずだが
実際はそうではない

やはり、子にミョ~な名前をつけない
高い教養の親からは、優秀な子が産まれ
馬鹿が馬鹿を産む図式なのだろうか

そう考えると、ミョ~な名前の人と知り合うと
その親や家庭環境まで判った気がして
なんとも残念な気持ちになってしまうのだ


「初めまして。囲炉裏端リオンと申します」
「い、いろりばた…りおん?」
「はい。リオンは、百獣王と書いてリオンと読みます」
「そ、そうですか。与露死苦です…
 拙者は、杜若(かきつばた)摸擬乃襄雪面
(もぎのじょうゆきつら)と申しまする、でござる」


うーん、哀しい…


けれども、だ
人間は生まれた時に人間になるのではなく
“教育”によって人間になると云われている
親が与露死苦でも、自ら学び、良い教師と
良い仲間の刺激を受ければ、人間性も学力も
グングンと伸びるはずだ
名前の“ハンディ”を乗り越えていけるはずだ
だから、お互いに“玩馬牢~!” 
コメント
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