奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

やっぱり「このライトノベルがすごい!2015」を再集計してランキングしてみた(4)

2014年12月05日 20時53分56秒 | ライトノベル
■41位 ミス・ファーブルの蟲ノ荒園
総合55位/HP 5.03(37)/協力者 27.87(44)/モニター 0(32)/再集計 108.27
著者:物草純平/イラスト:藤ちょこ/電撃文庫
ミス・ファーブルの蟲ノ荒園 (4) (電撃文庫)
物草純平
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


■42位 不戦無敵の影殺師
総合49位/HP 4.72(39)/協力者 29.51(40)/モニター 0.97(28)/再集計 106.59
著者:森田季節/イラスト:にぃと/ガガガ文庫
不戦無敵の影殺師 3 (ガガガ文庫)
森田季節
小学館


■43位 カゲロウデイズ
総合38位/HP 1.33(50)/協力者 0(57)/モニター 44.66(5)/再集計 96.67
著者:じん(自然の敵P)/イラスト:しづ/KCG文庫
カゲロウデイズV -the deceiving- (KCG文庫)
じん(自然の敵P)
KADOKAWA/エンターブレイン

2014:38位
2014年4月TVアニメ化

■44位 ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
総合59位/HP 4(42)/協力者 27.87(44)/モニター 0(32)/再集計 91.8
著者:聴猫芝居/イラスト:Hisasi/電撃文庫
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.6 (電撃文庫)
聴猫芝居
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


■45位 覇剣の皇姫アルティーナ
総合24位/HP 2.05(46)/協力者 55.74(17)/モニター 0(32)/再集計 88.51
著者:むらさきゆきや/イラスト:himesuz/ファミ通文庫
覇剣の皇姫アルティーナVII (ファミ通文庫)
むらさきゆきや
KADOKAWA/エンターブレイン

2014:43位

■46位 東池袋ストレイキャッツ
総合18位/HP 1.03(54)/協力者 68.85(11)/モニター 0(32)/再集計 85.31
著者:杉井光/イラスト:くろでこ/電撃文庫
東池袋ストレイキャッツ (電撃文庫)
杉井光
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


■47位 瑠璃色にボケた日常
総合47位/HP 3.28(44)/協力者 32.79(34)/モニター 0(32)/再集計 85.22
著者:伊達康/イラスト:えれっと/MF文庫J
瑠璃色にボケた日常4 (MF文庫J)
伊達康
メディアファクトリー


■48位 落第騎士の英雄譚
総合53位/HP 2.67(45)/協力者 27.87(44)/モニター 3.88(23)/再集計 77.1
著者:海空りく/イラスト:をん/GA文庫
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)6 (GA文庫)
海空りく
SBクリエイティブ


■49位 フレイム王国興亡記
総合39位/HP 1.95(47)/協力者 37.7(31)/モニター 4.85(19)/再集計 77.06
著者:疎陀陽/イラスト:ゆーげん/オーバーラップ文庫
フレイム王国興亡記 3 (オーバーラップ文庫)
疎陀陽
オーバーラップ


■50位 王手桂香取り!
総合34位/HP 1.13(52)/協力者 49.18(22)/モニター 0(32)/再集計 67.24
著者:青葉優一/イラスト:ヤス/電撃文庫
王手桂香取り! (3) (電撃文庫)
青葉優一
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


■51位 転醒のKAFKA使い
総合41位/HP 1.64(48)/協力者 40.98(28)/モニター 0(32)/再集計 67.19
著者:比嘉智康/イラスト:ぜろきち/ファミ通文庫
転醒のKAFKA使い (ファミ通文庫)
比嘉智康
KADOKAWA/エンターブレイン


■52位 甘城ブリリアントパーク
総合50位/HP 1.64(48)/協力者 29.51(40)/モニター 3.88(23)/再集計 62.27
著者:賀東招二/イラスト:なかじまゆか/富士見ファンタジア文庫
甘城ブリリアントパーク (5) (富士見ファンタジア文庫)
賀東 招二
KADOKAWA/富士見書房

2014年10月TVアニメ化

■53位 スチームヘヴン・フリークス
総合27位/HP 0.51(57)/協力者 54.1(19)/モニター 0(32)/再集計 62.25
著者:伊崎喬助/イラスト:凱/ガガガ文庫
スチームヘヴン・フリークス 2 (ガガガ文庫)
伊崎喬助
小学館


■54位 犬とハサミは使いよう
総合54位/HP 1.33(50)/協力者 21.31(52)/モニター 10.68(14)/再集計 60.6
著者:更伊俊介/イラスト:鍋島テツヒロ/ファミ通文庫
犬とハサミは使いよう10 (ファミ通文庫)
更伊 俊介
KADOKAWA/エンターブレイン

2012:45位
2013年7月TVアニメ化

■55位 魔女は月出づるところに眠る
総合25位/HP 0.21(59)/協力者 55.74(17)/モニター 0(32)/再集計 59.1
著者:佐藤ケイ/イラスト:文倉十/電撃文庫
魔女は月出づるところに眠る 下巻 ―東からの夜明け― (電撃文庫)
佐藤ケイ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス


■56位 ゴールデンタイム
総合48位/HP 0.92(55)/協力者 29.51(40)/モニター 4.85(19)/再集計 52.4
著者:竹宮ゆゆこ/イラスト:駒都えーじ/電撃文庫
ゴールデンタイム (8) 冬の旅 (電撃文庫)
竹宮 ゆゆこ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

2013:31位
2012:17位
2013年10月TVアニメ化

■57位 Only Sense Online―オンリーセンス・オンライン―
総合58位/HP 1.13(52)/協力者 31.15(37)/モニター 0(32)/再集計 49.21
著者:アロハ番長/イラスト:ゆきさん/富士見ファンタジア文庫
Only Sense Online (3) ―オンリーセンス・オンライン― (富士見ファンタジア文庫)
アロハ番長
KADOKAWA/富士見書房


■58位 天盆
総合60位/HP 0.62(56)/協力者 31.15(37)/モニター 0(32)/再集計 41.06
著者:王城夕紀/イラスト:-/中央公論新社
天盆
王城夕紀
中央公論新社


■59位 スカイ・ワールド
総合57位/HP 0.51(57)/協力者 31.15(37)/モニター 0.97(28)/再集計 40.94
著者:瀬尾つかさ/イラスト:武藤此史/富士見ファンタジア文庫
スカイ・ワールド (8) (富士見ファンタジア文庫)
瀬尾つかさ
KADOKAWA/富士見書房


■60位 月花の歌姫と魔技の王
総合56位/HP 0(60)/協力者 32.79(34)/モニター 0(32)/再集計 32.79
著者:翅田大介/イラスト:大場陽炎/HJ文庫
月花の歌姫と魔技の王IV (HJ文庫)
翅田大介
ホビージャパン


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (名無し)
2014-12-05 23:29:16
おお、意外と「普通なの」もランキングにと思ったら、このラノでしたねw
売り上げだけ見るとそうした作品がイマイチふるってないこともあるし、ラノベ読みとそうでない人(というのも大概にジャンル小説として行き着いてしまったので微妙な言い方ですが「頻繁に読む人」と「そうでない人」くらいの分け方でw)の差が出てるのかなとか。

エスケエプとブラックブレットは今のラノベとしては「普通」過ぎるくらいに普通な電撃色のある作品ですけど、Amazonランキングだと前者が正直微妙なラインなんですよね……。
後者はアニメ化したそうなのですが、自分自身見てなかったのでどこまでの感触か判らないのですが。

考えてみると、この数年でラノベが「何か凄いことになる」的な感覚は消えて、普通に、一つのジャンルとして成熟した感じですね。
ゼロ年代初頭はリアルな青春とかがまだ受けていた時代で、作者が同年代だとそうした感触も受けてましたけど、今ではもう「職人的にライトノベルを書ける」作家の台頭(というか回帰)があり、更にはWEB小説ベースの作品が好評価を(インフラさえ得られれば)獲得するという、読者があらゆるサブジャンル(或いは更にそのサブジャンル)内で満足できる感覚が行き渡ってるのかなあと。
これはマンガだと普通のことだったと思うのですが、あちらは視覚的に強いのとすぐに読める(ページ数的にも、話題が広がったらアクセスする速度としても)というアドバンテージ上、ラノベに比べてもマイナーとメジャーの境界が大きいにもかかわらず、それなりに読者が横断的に読んでたんだろうなと言う感覚がありますね。
ボカロ小説はもうちょっと盛り上がるかなと思ったのですが、こちらに関してはやはり「カゲロウ」だったかと。

ただ、ジャンル化していくに従って、やはり一部の作品以外は一般エンタメとの溝や差が広がる感じはしていますね。
返信する
Unknown (名無し)
2014-12-05 23:34:44
漠然と感じてるのは、やはり「こういうネタがあるのだ」を主張する作品と、シリーズ=キャラ=物語の作品が偏在する特殊性のこなれ加減でしたね。
WEB小説はそれなりに巡ってみてますけど、こちらに関してはTUEEE系や転生系は本当にどういう切り口を使うかの差とかになってますし。
物語の不在性は強化されてきてると感じますけど、シリーズ化することによってある程度の流れを得ると、物語に頼るしか差別化の方法がなくなっていくんじゃないかとも思えてます。
読者としてはもうジャンル全体を俯瞰するより、「こういうのがあるか」程度の興味に落ち着いてきてるかなというのは、まあ、正直ありますねw
返信する
Unknown (奇天)
2014-12-07 20:28:12
このラノ2015でも取り上げられていましたが、最近、ラノベ作家を主人公とした作品がいくつか出てきて、行き着くところまで行き着いた感はありますね。

一方で、ファンタジー系の復権も見られますし、ラノベとしてのジャンルの安定化がここ数年感じられるところです。

このラノ2015では「小説家になろう!」を取り上げ、Web発の特集もされていますが、読者としてはWeb発であろうとなかろうとおもしろければいいわけで、それほど関心がなかったりしますが・・・(そこまでチェックする余裕がないせいでもありますが)。

今回のこのラノでいちばん印象的だったことは、ランキング座談会の中で、

”『俺ガイル』ってはじめは『僕は友達が少ない』のフォロワーだと思われていたけど、きちんと時代にマッチしていると思うんですよ。具体的に言うと、『はがない』に比べて主人公のスペックが高い。今、俺TUEEE系が受けてるけど、学園ラブコメもので主人公がチートってなかなかないんだよね。『はがない』が出た頃は、読者は自分よりスペックが下のヘタレ主人公がモテるのを見て、「こんな奴でもモテるんだから、俺もいけるんじゃね?」みたいな楽しみ方をしていたんだけど、最近の若い読者はあまりそういう楽しみ方はしないんじゃないかな。”

と勝木弘喜が述べていること。

『俺ガイル』1巻を読んで、『はがない』の二番煎じと思って切った口だけど、ここまで受けたことには当然理由があるわけで、それを示してくれたのかなと。改めて、1巻から読み直してみたいなと思いました。

まあ『はがない』が2009年スタートで、『俺ガイル』は2011年スタート。そこまで読者の意識が変わったとは思わないけどw
それでもゼロ年代のヘタレ系主人公全盛から10年代は俺TUEEE系へと潮目が変わったのは確かなので、そこにうまくハマったのかなとも思います。
返信する
Unknown (名無し)
2014-12-07 23:22:39
TUEEE系そのものは時代の要請というか、アングラだった意識の流れが巧く嵌まったのとコミュニティ化した流行が表に出てきた感じもしてるので、ちょっと難しいところもありますけどねw
俺ガイルははがないのフォロワー的な面はあると思いますけど、ぼっちのスクールカーストサヴァイヴ的なイメージがあります。
Amazonの感想だと俺妹の主人公も同じような見方をされている例もあったので、頼れる主人公みたいな像そのものは「行動する主人公」として肯定されてるのかもしれません。
コンテンツとしてのラノベに「万能感を感じさせてくれる」要素としてあるというのは、その意味ではそう遠い認識ではないというのもあるかもなと。
社会性無視のステータスを持った主人公で社会(っぽさ)にコミットしてTUEEEEのパターンは、欲求を組み上げているからこそ受けてる訳でしょうし。
いえまあ、「物語の存在しない物語」としての読み方をされてるこちらのような人も大勢いるとは思いますけどw
読者の意識を掬い取ったというか、潜在的に存在してたニーズなのかもしれませんね。

>なろう特集
実際に自分で読みに行くとカオスではあるんですけどねw
TUEEEタイプとか仮想戦記系がランキングに上がってきてて見てみると、大抵は同じタイプのテンプレにどういうネタを差として使うかだったりするので。
その意味では「アタリ作品」を探すだけなら、商業作品を読んだ方が安定はしてると思います。
ただハマれる作家を見付けたなら、WEBという状況から「追い続ける」事が可能なので、そういう楽しさはあるのかもしれませんね。

実際、ニンジャスレイヤーはそういう状況を最大限利用していますし(あれは他の作家には絶対にマネできませんが)、海外ではWEB初作家の普通の場での評価などもあるので、ココは文化の違いかもしれません。
しかし、このラノで特集ですか……w
いつかはそういうのもあるんじゃないかなあ、と思ったのですが、何とも言えないですねw
てっきりWEB発でこのラノがWEB特集立ち上げたのかと最初思ってしまいましたw
読者として面白く感じられればいいというのは確実に言えてます。
まあ、極論としては「最終的に面白い物だけが残れば良いのだから審査を行う賞は不要」みたいに言ってる人もいますけど、個人的には「それはそれ」だとも思っていて、たとえばSFにしろミステリにしろジャンルの縄張り意識は「悪い」面ももちろんありますけど、そこで選別されているからこそ出てくる内容というのは、依然として必要だと思います。
アクセスする環境の整備の問題は、どうしても大規模なインフラが何を欲しているかに流れてしまいますしね。

まあ、ラノベその物が「落ち着いて」きたので、これからは無理矢理持ち上げるような方面に行かなくても、職業的な作家が普通に評価される、という状況が生まれてくるでしょうね。
ゼロ年代前半が過剰だったと言えばそれまでではあるのですけれども。
返信する

コメントを投稿