★NFC West
◆San Francisco 49ers
勝敗:13-3
得点:380(11)
失点:229(2)
獲得ヤード:310.9(26)
喪失ヤード:308.1(4)
レッドゾーンTD率(攻):40.74%(30)
レッドゾーンTD率(守):41.18%(4)
ターンオーバーレシオ:+28(1)
Passing:Alex Smith 3144yds Rating 90.7
Rushing:Frank Gore 1211yds
Receiving:Michael Crabtree 874yds, Vernon Davis 792yds
ジム・ハーボー新HCの下で甦った49ers。強い守備に破壊力はないが規律ある攻撃でターンオーバーレシオはNFLトップの+28を記録。7点差以下は6勝2敗と好成績を残した。RBゴアのランを軸とする攻撃は安定感があるだけにプレーオフでも結果を残せるか注目だ。
○Arizona Cardinals
勝敗:8-8
得点:312(24)
失点:348(17)
獲得ヤード:324.5(19)
喪失ヤード:355.1(18)
レッドゾーンTD率(攻):51.11%(15)
レッドゾーンTD率(守):39.66%(2)
ターンオーバーレシオ:-13(28)
Passing:Kevin Kolb 1955yds Rating 81.1
Passing:John Skelton 1913yds Rating 68.9
Rushing:Beanie Wells 1047yds
Receiving:Larry Fitzgerald 1411yds, Early Doucet 689yds
QBコープの故障がありながらも8勝8敗のタイ。NYG戦とBAL戦では大量リードしながらも逆転負けを喫した。しかし、後半は7勝2敗で終え、7点差以下の試合も8勝5敗と勝ち越し来季に希望を繋いだ形だ。ターンオーバーレシオの改善が急務だろう。
○Seattle Seahawks
勝敗:7-9
得点:321(23)
失点:315(7)
獲得ヤード:303.8(28)
喪失ヤード:332.2(9)
レッドゾーンTD率(攻):47.83%(22)
レッドゾーンTD率(守):48.72%(11)
ターンオーバーレシオ:+8(5)
Passing:Tarvaris Jackson 3091yds Rating 79.2
Rushing:Marshawn Lynch 1204yds
Receiving:Doug Baldwin 788yds, Sidney Rice 484yds
守備陣は健闘したが攻撃陣の弱さが負け越しに繋がった。7点差以内は2勝5敗と大きく負け越した。RBリンチの活躍は明るい材料だが、QBジャクソンで戦い切れるのか疑問が残る。
○St.Louis Rams
勝敗:2-14
得点:193(32)
失点:407(26)
獲得ヤード:283.6(31)
喪失ヤード:358.4(22)
レッドゾーンTD率(攻):38.71%(31)
レッドゾーンTD率(守):50.00%(13)
ターンオーバーレシオ:-5(23)
Passing:Sam Bradford 2164yds Rating 70.5
Rushing:Steven Jackson 1145yds
Receiving:Brandon Lloyd 683yds, Brandon Gibson 431yds
開幕前期待されたRamsだったが、懸念されたスケジュールの厳しさもあって開幕6連敗。2年目のQBブラッドフォードも怪我もあって伸び悩んだシーズンとなった。7点差以内は1勝5敗で大差負けが目立った。HCが解任されまた一からのスタートとなってしまった。
★NFC South
◆New Orleans Saints
勝敗:13-3
得点:547(2)
失点:339(13)
獲得ヤード:467.1(1)
喪失ヤード:368.4(24)
レッドゾーンTD率(攻):58.67%(6)
レッドゾーンTD率(守):58.97%(28)
ターンオーバーレシオ:-3(21)
Passing:Drew Brees 5476yds Rating 110.6
Rushing:Darren Sproles 603yds, Pierre Thomas 562yds
Receiving:Jimmy Graham 1310yds, Marques Colston 1143yds
開幕戦でGBに完敗したもののその後は攻撃陣の強さを前面に出して快勝が続いた。7点差以内は4勝1敗。QBブリーズが新記録となる5476ヤードパスの他、RBスプロールズもトータルヤードの新記録を作った。接戦での戦いに課題を残す点がプレーオフの不安と言えるだろう。
◆Atlanta Falcons
勝敗:10-6
得点:402(7)
失点:350(18)
獲得ヤード:376.6(10)
喪失ヤード:333.6(12)
レッドゾーンTD率(攻):52.54%(13)
レッドゾーンTD率(守):46.81%(8)
ターンオーバーレシオ:+8(6)
Passing:Matt Ryan 4177yds Rating 92.2
Rushing:Michael Turner 1340yds
Receiving:Roddy White 1296yds, Julio Jones 959yds
安定した戦いぶりではあったが、地味な印象も残した。7点差以内は4勝3敗で接戦に強いとも言えず、16週のNO戦で大敗を喫するなど脆さも目に付いた。QBライアンは確実に成長しており、攻守のバランスも取れているのでプレーオフで台風の目となる可能性は秘めている。
○Carolina Panthers
勝敗:6-10
得点:406(5)
失点:429(27)
獲得ヤード:389.8(7)
喪失ヤード:377.6(28)
レッドゾーンTD率(攻):57.89%(7)
レッドゾーンTD率(守):58.93%(27)
ターンオーバーレシオ:+1(16)
Passing:Cam Newton 4051yds Rating 84.5
Rushing:DeAngelo Williams 836yds, Jonathan Stewart 761yds
Receiving:Steve Smith 1394yds, Greg Olsen 540yds
衝撃的な活躍を見せたQBニュートン。ルーキーながら4000ヤード超えとなるパス、ラッシングでも706ヤードとブレイクした。ただプレイの幅が限られており試合終盤に手詰まりになる印象も。守備は崩壊していると言いたくなるほどで改善の余地が大きい。
○Tampa Bay Buccaneers
勝敗:4-12
得点:287(27)
失点:494(32)
獲得ヤード:319.2(21)
喪失ヤード:394.4(30)
レッドゾーンTD率(攻):50.00%(19)
レッドゾーンTD率(守):57.14%(24)
ターンオーバーレシオ:-16(32)
Passing:Josh Freeman 3592yds Rating 74.6
Rushing:LeGarrette Blount 781yds
Receiving:Mike Williams 771yds, Kellen Winslow 763yds
バイウィークまではNO、ATL戦に勝利し4勝3敗といい滑り出しだったが、10連敗でシーズンを終えた。特に守備が酷くて失点はNFLワースト。攻撃も無理をしがちでターンオーバーレシオも最悪の結果に。守備の強化とチームの規律を取り戻すことが課題だろう。
★NFC North
◆Green Bay Packers
勝敗:15-1
得点:560(1)
失点:359(19)
獲得ヤード:405.1(3)
喪失ヤード:411.6(32)
レッドゾーンTD率(攻):65.15%(3)
レッドゾーンTD率(守):55.36%(21)
ターンオーバーレシオ:+24(2)
Passing:Aaron Rodgers 4643yds Rating 122.5
Rushing:James Starks 578yds, Ryan Grant 559yds
Receiving:Jordy Nelson 1263yds, Greg Jennings 949yds
圧倒的な攻撃力であわやパーフェクトシーズンかと思わせる快進撃を見せたPackers。その原動力はQBロジャースであることに間違いない。インターセプト6個という少なさは驚異。ホームフィールドアドバンテージを獲得し死角がないようにも見えるが果たして。
◆Detroit Lions
勝敗:10-6
得点:474(4)
失点:387(23)
獲得ヤード:396.1(5)
喪失ヤード:367.6(23)
レッドゾーンTD率(攻):63.79%(4)
レッドゾーンTD率(守):49.06%(12)
ターンオーバーレシオ:+11(4)
Passing:Matthew Stafford 5038yds Rating 97.2
Rushing:Jahvid Best 390yds, Kevin Smith 356yds
Receiving:Calvin Johnson 1681yds, Brandon Pettigrew 777yds
QBスタフォードが怪我なくシーズンを戦いついにプレーオフに進出した。守備も決して弱くはないが、ラン攻撃に課題がありボールコントロールできない不安がある。7点差以内は5勝3敗だが、後半戦はロードで1勝3敗なのが気になるところだ。
○Chicago Bears
勝敗:8-8
得点:353(17)
失点:341(14)
獲得ヤード:314.1(24)
喪失ヤード:350.4(17)
レッドゾーンTD率(攻):52.63%(12)
レッドゾーンTD率(守):44.64%(7)
ターンオーバーレシオ:+2(11)
Passing:Jay Cutler 2319yds Rating 85.7
Rushing:Matt Forte 997yds
Receiving:Johnny Knox 727yds, Roy Williams 507yds
QBカトラー、RBフォルテが相次いで故障してシーズンエンド。12週からの5連敗に繋がった。OLの弱さやフォルテ偏重の攻撃など怪我に繋がる要因もあっただけに、単なる不運と片付けるべきではないだろう。守備も以前のような強さがないだけに、GBやDETと今後どう対していくかが課題になりそうだ。
○Minnesota Vikings
勝敗:3-13
得点:340(19)
失点:449(31)
獲得ヤード:329.7(18)
喪失ヤード:358.2(21)
レッドゾーンTD率(攻):56.60%(9)
レッドゾーンTD率(守):51.79%(14)
ターンオーバーレシオ:-3(20)
Passing:Christian Ponder 1853yds Rating 70.1
Rushing:Adrian Peterson 970yds
Receiving:Percy Harvin 967yds, Devin Aromashodu 468yds
QBをマクナブからポンダーへ早々に切り替え育成を目指したが、他チームのルーキーQBに比べて物足りない成績に終わった。RBピーターソンも怪我もあって期待外れ。DEアレンのサックだけが目立ったが勝利に貢献しているとは言い難い内容だった。
★NFC East
◆New York Giants
勝敗:9-7
得点:394(9)
失点:400(25)
獲得ヤード:385.1(8)
喪失ヤード:376.4(27)
レッドゾーンTD率(攻):57.14%(8)
レッドゾーンTD率(守):55.74%(23)
ターンオーバーレシオ:+7(8)
Passing:Eli Manning 4933yds Rating 92.9
Rushing:Ahmad Bradshaw 659yds, Brandon Jacobs 571yds
Receiving:Victor Cruz 1536yds, Hakeem Nicks 1192yds
最終戦に勝利し地区優勝を飾ったが9勝止まりでレギュラーシーズンに関しては良い内容だったとは言えないだろう。攻撃はWRクルーズのブレイクが印象に残る。7点差以内は5勝3敗。プレーオフを勝ち上がるには守備陣の健闘が必要だ。
○Philadelphia Eagles
勝敗:8-8
得点:396(8)
失点:328(10)
獲得ヤード:399.1(4)
喪失ヤード:324.9(8)
レッドゾーンTD率(攻):51.52%(14)
レッドゾーンTD率(守):59.57%(30)
ターンオーバーレシオ:-14(31)
Passing:Michael Vick 3303yds Rating 84.9
Rushing:LeSean McCoy 1309yds
Receiving:DeSean Jackson 961yds, Jeremy Maclin 859yds
開幕前「ドリームチーム」と騒がれたが終盤4連勝で8勝8敗のタイに戻すのがやっとだった。得失点等のスタッツは悪くないがターンオーバーレシオは31位。7点差以内は2勝5敗。大味な試合が目立った。QBヴィックのランは常に負傷のリスクを伴う点も課題だろう。
○Dallas Cowboys
勝敗:8-8
得点:369(15)
失点:347(16)
獲得ヤード:375.5(11)
喪失ヤード:343.2(14)
レッドゾーンTD率(攻):49.02%(20)
レッドゾーンTD率(守):55.10%(20)
ターンオーバーレシオ:+4(10)
Passing:Tony Romo 4184yds Rating 102.5
Rushing:DeMarco Murray 897yds
Receiving:Jason Witten 942yds, Dez Bryant 928yds
最終週に勝てばプレイオフ進出だったが敗れてシーズンが終わった。手痛い逆転負けなどもあったが、QBロモの奮闘が目立つシーズンだった。それだけに終盤の怪我が厳しかった。7点差以内は4勝5敗。接戦をもう少し勝てればという思いの残るシーズンになった。
○Washington Redskins
勝敗:5-11
得点:288(26)
失点:367(21)
獲得ヤード:336.7(16)
喪失ヤード:339.8(13)
レッドゾーンTD率(攻):41.18%(29)
レッドゾーンTD率(守):43.86%(5)
ターンオーバーレシオ:-14(30)
Passing:Rex Grossman 3151yds Rating 72.4
Rushing:Roy Helu 640yds
Receiving:Jabar Gaffney 947yds, Fred Davis 796yds
QBグロスマンは相変わらず好不調の波が激しく安定した結果を残せずにいる。守備とランを軸にするには不向きなQBだろう。7点差以内は3勝5敗。ターンオーバーレシオとレッドゾーンオフェンスの改善が必要だ。
★AFC West
◆Denver Broncos
勝敗:8-8
得点:309(25)
失点:390(24)
獲得ヤード:316.6(23)
喪失ヤード:357.8(20)
レッドゾーンTD率(攻):47.22%(23)
レッドゾーンTD率(守):51.92%(15)
ターンオーバーレシオ:-12(27)
Passing:Tim Tebow 1729yds Rating 72.9
Rushing:Willis McGahee 1199yds
Receiving:Eric Decker 612yds, Demaryius Thomas 551yds
6週のバイウィーク明け以降QBにティーボウを据えて戦ったBroncos。7勝4敗という好成績を残し、勝ち運を持ったQBであることに異存はない。ただラスト3試合を落とし、その実力が本物かどうかはまだ未知数と言える。プレーオフで結果を残せるのか注目だ。
○San Diego Chargers
勝敗:8-8
得点:406(5)
失点:377(22)
獲得ヤード:393.1(6)
喪失ヤード:346.6(16)
レッドゾーンTD率(攻):53.70%(10)
レッドゾーンTD率(守):59.18%(29)
ターンオーバーレシオ:-7(25)
Passing:Phillip Rivers 4624yds Rating 88.7
Rushing:Ryan Mathews 1091yds
Receiving:Vincent Jackson 1106yds, Malcom Floyd 856yds
攻撃陣に優れたタレントを擁しながら5割で終わり2シーズン続けてプレーオフを逃した。7点差以内は3勝5敗。バイウィーク明けの6連敗が響いた。ベテラン主体のチームだけに若手の台頭が急務と言えるが……。
○Oakland Raiders
勝敗:8-8
得点:359(16)
失点:433(29)
獲得ヤード:379.5(9)
喪失ヤード:387.6(29)
レッドゾーンTD率(攻):51.06%(16)
レッドゾーンTD率(守):58.82%(26)
ターンオーバーレシオ:-4(22)
Passing:Carson Palmer 2753yds Rating 80.5
Rushing:Michael Bush 977yds
Receiving:Darrius Heyward-Bey 975yds, Denarius Moore 618yds
4勝4敗から3連勝後に3連敗。終わってみれば昨シーズンと同じ5割の成績でプレーオフ出場を逃した。RBマクファデンやブッシュによるランアタックは快調で、7点差以内は7勝2敗と勝負強かったが、大敗も多かった。反則の多さも課題。
○Kansas City Chiefs
勝敗:7-9
得点:212(31)
失点:338(12)
獲得ヤード:310.8(27)
喪失ヤード:333.3(11)
レッドゾーンTD率(攻):33.33%(32)
レッドゾーンTD率(守):54.90%(18)
ターンオーバーレシオ:-2(18)
Passing:Matt Cassel 1713yds Rating 76.6
Rushing:Jackie Battle 597yds, Dexter McCluster 516yds
Receiving:Dwayne Bowe 1159yds, Steve Breaston 785yds
全勝のGBに唯一土を付けたチームとして記憶されるシーズンとなった。7点差以内は6勝4敗と勝ち越しており、接戦に持ち込めるかどうかが鍵となった。QBキャッセルは4勝5敗、パルコが1勝3敗、オートンが2勝1敗。HC解任により来シーズンの動向が気になる。
★AFC South
◆Houston Texans
勝敗:10-6
得点:381(10)
失点:278(4)
獲得ヤード:372.1(13)
喪失ヤード:285.7(2)
レッドゾーンTD率(攻):46.67%(25)
レッドゾーンTD率(守):47.73%(9)
ターンオーバーレシオ:+7(7)
Passing:Matt Schaub 2479yds Rating 96.8
Rushing:Arian Foster 1224yds, Ben Tate 942yds
Receiving:Owen Daniels 677yds, Arian Foster 617yds
地区優勝で悲願のプレーオフ進出を果たしたTexans。しかし、立役者のQBシュワブが負傷。第3QBのイェーツでは勝ち上がるのは難しいだろう。ただスタッツを見ても明らかなように今シーズンの躍進を支えたのは守備。DCウェイド・フィリップスはコーディネイターとしては素晴らしいものがある。
○Tennessee Titans
勝敗:9-7
得点:325(21)
失点:317(8)
獲得ヤード:335.1(17)
喪失ヤード:355.1(18)
レッドゾーンTD率(攻):59.46%(5)
レッドゾーンTD率(守):47.92%(10)
ターンオーバーレシオ:+1(14)
Passing:Matt Hasselbeck 3571yds Rating 82.4
Rushing:Chris Johnson 1047yds
Receiving:Nate Washington 1023yds, Jared Cook 759yds
プレーオフこそ逃したが9勝を挙げたTitans。新HCの下で再建が進んでいると言えるかもしれない。7点差以内は5勝4敗。RBジョンソンは精彩を欠いたがそれでも彼が元気なうちにQBロッカーへと切り替える必要があるだろう。
○Jacksonville Jaguars
勝敗:5-11
得点:243(28)
失点:329(11)
獲得ヤード:259.3(32)
喪失ヤード:313.0(6)
レッドゾーンTD率(攻):48.57%(21)
レッドゾーンTD率(守):55.00%(19)
ターンオーバーレシオ:+5(9)
Passing:Blaine Gabbert 2214yds Rating 65.4
Rushing:Maurice Jones-Drew 1606yds
Receiving:Marcedes Lewis 460yds, Mike Thomas 415yds
9年目のHCジャック・デル・リオをシーズン中に解任。ルーキーQBギャバートに託したが荷が重かった。守備は健闘し、攻撃でもRBジョーンズ=ドリューがひとり気を吐いたがチームは低迷した。来季もギャバートに期待するのか方針を変えるのか新HCの判断に注目したい。
○Indianapolis Colts
勝敗:2-14
得点:243(28)
失点:430(28)
獲得ヤード:286.8(30)
喪失ヤード:370.9(25)
レッドゾーンTD率(攻):42.11%(27)
レッドゾーンTD率(守):61.40%(31)
ターンオーバーレシオ:-12(26)
Passing:Curtis Painter 1541yds Rating 66.6
Passing:Dan Orlovsky 1201yds Rating 82.4
Rushing:Donald Brown 645yds
Receiving:Reggie Wayne 960yds, Pierre Garcon 947yds
QBマニングを欠く中で経験のないQBに試合を任せ負け続けた。FA市場からQBを獲得すればもう少しは勝てたと思うが結果的にドラフト1位指名権を得た。マニングの去就によってチームの方向性が変わりそうなだけに、長引けば来シーズンも苦しい戦いとなるだろう。
★AFC North
◆Baltimore Ravens
勝敗:12-4
得点:378(12)
失点:266(3)
獲得ヤード:338.7(15)
喪失ヤード:288.9(3)
レッドゾーンTD率(攻):51.02%(17)
レッドゾーンTD率(守):38.10%(1)
ターンオーバーレシオ:+2(12)
Passing:Joe Flacco 3610yds Rating 80.9
Rushing:Ray Rice 1364yds
Receiving:Anquan Boldin 887yds, Torrey Smith 841yds
地区優勝を飾りプレーオフに2位で進出したRavens。強力な守備、堅固なOLに爆発力あるRBと勝つための武器を揃えている。そのためどうしてもQBフラッコは伸び悩んでいるイメージを持ってしまう。ミスが少なくチームに合っているのは確かだが。
◆Pittsburgh Steelers
勝敗:12-4
得点:325(21)
失点:227(1)
獲得ヤード:372.3(12)
喪失ヤード:271.8(1)
レッドゾーンTD率(攻):50.94%(18)
レッドゾーンTD率(守):54.84%(17)
ターンオーバーレシオ:-13(29)
Passing:Ben Roethlisberger 4077yds Rating 90.1
Rushing:Rashard Mendenhall 928yds
Receiving:Mike Wallace 1193yds, Antonio Brown 1108yds
OLのパスプロテクトが苦戦する中でQBロスリスバーガーが必死で攻撃を支えたシーズンだった。ただそのツケという形でロスリスバーガーが負傷。彼の復調がプレーオフの勝敗の鍵となる。シーズンで連敗したBALに借りを返したいところだが。
◆Cincinnati Bengals
勝敗:9-7
得点:344(18)
失点:323(9)
獲得ヤード:319.9(20)
喪失ヤード:316.2(7)
レッドゾーンTD率(攻):45.10%(26)
レッドゾーンTD率(守):58.54%(25)
ターンオーバーレシオ:0(17)
Passing:Andy Dalton 3398yds Rating 80.4
Rushing:Cedric Benson 1067yds
Receiving:A.J. Green 1057yds, Jerome Simpson 725yds
ルーキーQBの活躍によりよもやのプレーオフ進出を決めたBengals。7点差以内の成績は6勝5敗と目立ったものではないが、接戦に持ち込んだ試合数が多かった。QBダルトンは傑出したスタッツではないが、試合を壊さない落ち着いたクォーターバッキングが印象的だった。
○Cleveland Browns
勝敗:4-12
得点:218(30)
失点:307(5)
獲得ヤード:288.8(29)
喪失ヤード:332.4(10)
レッドゾーンTD率(攻):41.94%(28)
レッドゾーンTD率(守):40.82%(3)
ターンオーバーレシオ:+1(13)
Passing:Colt McCoy 2733yds Rating 74.6
Rushing:Peyton Hillis 587yds
Receiving:Greg Little 709yds, Josh Cribbs 518yds
硬い守備とラン攻撃を軸に試合を壊さないシンプルな戦い方を目指しているが、今期も結果に繋がらなかった。7点差以内は3勝6敗。レッドゾーンオフェンスが弱いことが最大の課題。RBヒリスが移籍する可能性が高く、その穴をどう埋めるかが問題だ。
★AFC East
◆New England Patriots
勝敗:13-3
得点:513(3)
失点:342(15)
獲得ヤード:428.0(2)
喪失ヤード:411.1(31)
レッドゾーンTD率(攻):65.28%(2)
レッドゾーンTD率(守):55.74%(22)
ターンオーバーレシオ:+17(3)
Passing:Tom Brady 5235yds Rating 105.6
Rushing:BenJarvus Green-Ellis 667yds
Receiving:Wes Welker 1569yds, Rob Gronkowski 1327yds
スタッツはGBとよく似ている。ノーハドルオフェンスを基本とし、その分守備の成績は悪化している。それでも爆発的な攻撃力でプレーオフ1位進出を果たした。04シーズン以来のスーパーボウル制覇を目指す。GBとの頂上決戦を見てみたいとも思う。
○New York Jets
勝敗:8-8
得点:377(13)
失点:363(20)
獲得ヤード:311.8(25)
喪失ヤード:312.1(5)
レッドゾーンTD率(攻):65.38%(1)
レッドゾーンTD率(守):52.27%(16)
ターンオーバーレシオ:-3(19)
Passing:Mark Sanchez 3474yds Rating 78.2
Rushing:Shonn Greene 1054yds
Receiving:Dustin Keller 815yds, Santonio Holmes 654yds
プレーオフ進出を逃したJets。批判されるQBサンチェスはもともとこの位の数字のQBであり、これ以上を求めるのは酷だろう。むしろラン攻撃が低調に終わった感がある。7点差以内は3勝2敗。接戦が少なかったことが課題だろう。
○Miami Dolphins
勝敗:6-10
得点:329(20)
失点:313(6)
獲得ヤード:317.4(22)
喪失ヤード:345.1(15)
レッドゾーンTD率(攻):47.17%(24)
レッドゾーンTD率(守):44.23%(6)
ターンオーバーレシオ:-6(24)
Passing:Matt Moore 2497yds Rating 87.1
Rushing:Reggie Bush 1086yds
Receiving:Brandon Marshall 1214yds, Brian Hartline 549yds
開幕7連敗スタートだったことを思えばよく持ち直したと言えるだろう。7点差以内は2勝5敗と接戦では苦しんだ。ただ6勝上げたとはいえ勝ち越したチームには勝っておらず、来シーズンに期待が持てるという程ではない。チーム再建は新HCに託すことになる。
○Buffalo Bills
勝敗:6-10
得点:372(14)
失点:434(30)
獲得ヤード:351.5(14)
喪失ヤード:371.1(26)
レッドゾーンTD率(攻):52.83%(11)
レッドゾーンTD率(守):64.41%(32)
ターンオーバーレシオ:+1(15)
Passing:Ryan Fitzpatrick 3832yds Rating 79.1
Rushing:Fred Jackson 934yds
Receiving:Steve Johnson 1004yds, David Nelson 658yds
開幕3連勝スタートを切り、5勝2敗までいったものの7連敗で沈んだ。特にラッシングリーダーだったRBジャクソンの負傷が大きく響いた。7点差以内は3勝5敗。QBフィッツパトリックはブレイクとも言える活躍を見せたが、守備の弱さをカバーするまでには至らなかった。
普段NFLの試合は録画してから見る。早送りなどの機能を使って見ないと時間がどれだけあっても足りないからだ。今年は新しいレコーダを買ったため、つい録画を溜め込んでしまった(これまでなら見てすぐに消さないと次を録画するスペースが足りない)。プレーオフ直前にようやく撮り溜めた分をすべて見終わったわけだが、そのため今シーズンは例年以上にNFLに関するニュースに疎いままになってしまった。
ヘッドコーチの解任や順位・勝敗といったニュースはチェックせず、ただひたすら試合だけを見た感じなので、今回のチームに対する感想もそれが元になっている。
なお、スタッツは
NFL公式サイトに依るものだがレッドゾーンに関しては
TeamRankings.comを参考にした。