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アニメ感想:宙のまにまに 第2話「ファーストスター」

2009年07月15日 02時11分05秒 | 2009夏アニメ
主人公・朔のクラスメイトで、彼に想いを寄せる姫の登場で、1話に比べるとマシになった印象の2話。姫の視点が多く、ヒロイン・美星のハチャメチャさも少し緩和されて見えた。
だが、ラブコメ色が強まると、オリジナリティの無さが気になってしまう。キャラクターやその配置があまりにありがちなものに感じられて、新鮮味に乏しい。伏線の張り方もベタ過ぎるし……。

星の紹介があったけれど、もっと天体観測寄りに描いた方が良さそうに感じる。キャラクター同士のやりとりはベタすぎて魅力を感じないだけに、天文部らしさを出せるかどうかが鍵となりそうだ。

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発売日:2006-06-23



アニメ感想:うみものがたり~あなたがいてくれたコト~ 第2話「指輪の心 巫女の心」

2009年07月15日 01時58分04秒 | 2009夏アニメ
佐藤順一監督作品ということで期待していたが第1話を見てそれが失望へと変わりかけた。この2話はその分水嶺になると思われた。そして、結論から言えば、失望が勝っている。

世界を闇に陥れるセドナの復活。主人公のマリンは海の巫女、夏音は空の巫女だと分かり、変身してセドナの送り込んだ敵と戦うことに。
このご都合主義の権化のような展開はあえて目をつぶろう。それ以上に気になるのが演出だ。
海の世界の長老である亀の松本、その登場シーンの陳腐さであったり、マリンと松本の会話からインチキ霊感商法だと夏音が言い出すところはまだしも敵に襲われマリンが戦う最中でもそれにこだわる場面であったり、戦闘のいい加減さであったり、見ていて辛くなるところが少なくなかった。
マリンの妹ウリンが、自分がセドナを復活させてしまったことを告白するのも、もっと先まで引っ張るのかと思っていたら、夏音が戦うことを決意する理由として使ってしまった。ウリンが戦うマリンを気遣うシーンで、長老に言われてあっさりと助けに入ることを諦め、自分にできないから代わりに戦ってと夏音に請うという展開はしっくりこない演出だ。

この物語の導入部に当たる2話まで見て、残念ながら作品の良さが見えてこない。演出もキャラクターも設定もストーリーもどれもが不安定でつかみどころがない。期待していただけに余計失望が募っている。


アニメ感想:懺・さよなら絶望先生 第2話

2009年07月15日 01時29分01秒 | 2009夏アニメ
シャフト+新房昭之監督体制では、2009年に入って『まりあ†ほりっく』『夏のあらし!』に続き、この夏から『化物語』と『懺・さよなら絶望先生』がスタートした。懸念された質の低下もここまでは全く見られず、現在最も信頼できる制作現場のひとつとなっている。
3期でも、時事ネタや毒は健在であり、多数の小ネタを始めそれ自体をネタにしたりと相変わらずの面白さをキープしている。
(さ)よなら絶望先生ノ視聴方法
(1)回目、通シテ観ル
(2)回目、一時停止シナガラ内容ヲ理解スル
(解)ラナイ場合、前後ノ会話、役者、最近ノニュースデ繋ゲテミル
(3)回目、内容を理解シタ上デ観直ス
(視)聴用、保存用、携帯用トシテ、3本ノDVDヲ買ウ
参照:久米田康治ワールド Wikiサイト

実際、録画するなりDVD買うなりして見ないと十分には楽しめない。そのスタイルは1期からだが、最近は更に拍車が掛かっている気がする。
単なるギャグマンガではなく、こうした細部まで仕込まれたネタの数々を楽しむスタイルを築き上げたがゆえに、回を重ねても安定した質を保った作品となっているわけだ。

さよなら絶望先生 キャラクターソングアルバムさよなら絶望先生 キャラクターソングアルバム
価格:¥ 3,000(税込)
発売日:2007-11-21