待望の『ファイナルファンタジーXI ジラートの幻影・プロマシアの呪縛 ヴァナ・ディール ワールドリポート Ver.050224』(スクウェア・エニックス刊)が発売された。早速、購入し、ざっと一読。感想・突っ込みなどを入れてみたい(笑)。
まずボリューム。
全712ページ+巻末折込ページ(連携表&モンスター種別データ)。とにかく厚い。重い。これで税込み2000円でお釣りが来るのだから安いと言っていいだろう(笑)。
誤植などは若干あるが、まあこの量で誤植なしは不可能でしょ。先日2/24のバージョンアップの内容まで触れていて、鮮度もいい。
第1章 ようこそヴァナ・ディールへ!
ゲームガイダンスの部分。システム面を簡単に紹介している。英略語の紹介や簡単な表現、用語集などはほんのさわり程度。チェーンボーナスの制限時間、連携ダメージボーナス表、メリポで獲得できる能力表などは有用。P26の「前方単体攻撃」が前方範囲攻撃の誤植だったり、P27のデスペナルティでのロスト経験値量の説明が正しくなかったりするのが目に付いた。
第2章 ヴァナ・ディールの住人たち
種族と職業紹介。種族は顔グラ、モンクや白魔道士での、Lv1、30、60時のステータスや、プレイヤーアンケートなどが面白い試み。
ジョブは、スキル、ジョビアビリティ、ジョブ特性の表が役立つ感じ。残心なども記載されている。1ジョブ見開き2ページ(召喚士のみ4ページ)なのでジョブとしての動きなどは詳しくない。別にAF(性能・グラ・取得方法)とジョブ別のWS取得レベル表がある。ただWSは属性表記がないのでイマイチなところだ。
第3章 技術がもたらす恩恵
合成、釣り、採掘、伐採、収穫、潮干狩り、チョコボ掘り、栽培、調度品効果をまとめている。合成はここでは見開き2ページで、基本情報の他、指定生産品の例も記載。スキル上げのお薦めアイテムも少しだけ書かれている。釣りは、釣り場・釣れる魚一覧が役に立ちそう(ただし幻の魚は記載されず)。各種収集はエリアごとの入手可能アイテムと確率ランクなどがあって利用価値は高そうだ。チョコボ掘りや栽培もかなりまとめられているが、名前が隠されているアイテムや載ってないアイテムもあるのでネット情報などで補完した方がよさそう。
第4章 未知なる大地を求めて
ワールドガイド。これだけでも購入価値がある。各国エリアでは、マップ上に各種施設やクエストオファーの場所が書かれている。クエストはほぼ網羅されている感じだが、「ヨバクリのかばん1」がなかった。他にも載ってないクエストがあるかもしれない。特産品売り場と商品一覧などは地味に役に立つ。
ミッションは、三国はランク6以降が比較的詳細に記述されている。また、ジラートミッション、「畏れよ、我を」までのプロマシアミッションも詳細に書かれている。
エリアガイドは、マップ付き。マップ間の繋がりや隠しエリア、クエスト関連地点が書かれていて非常に役に立つ。また一部のNMも座標付きで紹介されている。ただし、ムバルポロス新市街、プロミヴォン・ヴァズ、礼拝堂の3エリアのみマップ表示なし、アル・タユに関しては一切の記載がない。
第5章 飽くなきヴァナ・ディール探求
印章BF戦、デュミナス、遠征軍、バリスタ、ガリスン、財宝クエストについて。04/12/09以前のBCNMについては、モンスター名、獲得可能アイテムリストの他に簡単な攻略法が書かれている。以後のものについては名前と主な戦利品のみ。ジョブのある敵の場合、データ編のモンスター・リストを見ないとジョブが分からないのはちょっと面倒。
デュミナスは各エリアの簡単な攻略だけでなく、レリック武器の鍛え方として必要となるアイテム類が記載されている。まあ見たからといって絶望するだけだけど(笑)。他の要素もかなり詳細に記載されているので役に立つだろう。
第6章 無限なる知識の宝物庫
200ページ近いデータリスト。
モンスター・リストは、エリア別のモンスター名・種族・レベル・行動や感知など詳細に記載。ただしNMはイベント系などとひとまとめにされ、名前と種族、ジョブのみ書かれている。なお、アル・タユエリアのみ記載なし。
アイテムリストでは、武器防具は種類別に分けられ(例えば片手剣の中でもビルボ系やレイピア系など)、更にAFや最新の追加装備などは記載されておらず、使い勝手はそんなによくない。魔法は、入手方法、詠唱時間、再詠唱時間が書かれているので役に立つ。薬品は継続時間や再服用禁止時間が書かれているが、ハイパー系がなかったりとちょっと物足りない。ここでの目玉は食品効果一覧。当然だが公式ならではという感じか。戦績アイテムはなぜかランク7まで。称号一覧はけっこう凄い。
合成レシピは1666種類掲載。現在合成レシピサイト大手「ffrecipe」さんで2261種類。まずまずの量といったところか。ただし上限スキルが書かれてないのは不満(仕方ないけど)。対してサブスキルの目安があるのは利点と言えるだろう。
番外 開発チームインタビュー
まあそれなりに面白い話が書かれているけど、やはり注目は「ジョブデザインコンセプト」。各ジョブごとの今後の方向性が語られている。竜騎士の「ただ、竜騎士をやっているプレイヤーさんは、竜騎士人口が増えることを良しとしない方も多いようなので(笑)。」って・・・(核爆)。
以上、ざっと見てきたが、データベースとしては現状最高クラスの攻略本であることは確か。FFXIは膨大な情報量なので、プレイ中にいちいちネットで調べないと・・・ってことも少なくない。その手間は確実に減るだろう。もちろんデータも万全ではないし、ネット情報との補完関係があって更に使いやすくなると思う。また、もちろん今後のバージョンアップで価値が減じるのは確か。でもマップやモンスターデータなどは長く使えそうだ。
戦術面ではこの本自体は役に立たない。ジョブごとの立ち居振る舞いや各BCなどの攻略情報などはやはりネットから得るのが最適と思われる。
最後に一言。FFXIプレイヤーは買えっ!買うべし!!!
まずボリューム。
全712ページ+巻末折込ページ(連携表&モンスター種別データ)。とにかく厚い。重い。これで税込み2000円でお釣りが来るのだから安いと言っていいだろう(笑)。
誤植などは若干あるが、まあこの量で誤植なしは不可能でしょ。先日2/24のバージョンアップの内容まで触れていて、鮮度もいい。
第1章 ようこそヴァナ・ディールへ!
ゲームガイダンスの部分。システム面を簡単に紹介している。英略語の紹介や簡単な表現、用語集などはほんのさわり程度。チェーンボーナスの制限時間、連携ダメージボーナス表、メリポで獲得できる能力表などは有用。P26の「前方単体攻撃」が前方範囲攻撃の誤植だったり、P27のデスペナルティでのロスト経験値量の説明が正しくなかったりするのが目に付いた。
第2章 ヴァナ・ディールの住人たち
種族と職業紹介。種族は顔グラ、モンクや白魔道士での、Lv1、30、60時のステータスや、プレイヤーアンケートなどが面白い試み。
ジョブは、スキル、ジョビアビリティ、ジョブ特性の表が役立つ感じ。残心なども記載されている。1ジョブ見開き2ページ(召喚士のみ4ページ)なのでジョブとしての動きなどは詳しくない。別にAF(性能・グラ・取得方法)とジョブ別のWS取得レベル表がある。ただWSは属性表記がないのでイマイチなところだ。
第3章 技術がもたらす恩恵
合成、釣り、採掘、伐採、収穫、潮干狩り、チョコボ掘り、栽培、調度品効果をまとめている。合成はここでは見開き2ページで、基本情報の他、指定生産品の例も記載。スキル上げのお薦めアイテムも少しだけ書かれている。釣りは、釣り場・釣れる魚一覧が役に立ちそう(ただし幻の魚は記載されず)。各種収集はエリアごとの入手可能アイテムと確率ランクなどがあって利用価値は高そうだ。チョコボ掘りや栽培もかなりまとめられているが、名前が隠されているアイテムや載ってないアイテムもあるのでネット情報などで補完した方がよさそう。
第4章 未知なる大地を求めて
ワールドガイド。これだけでも購入価値がある。各国エリアでは、マップ上に各種施設やクエストオファーの場所が書かれている。クエストはほぼ網羅されている感じだが、「ヨバクリのかばん1」がなかった。他にも載ってないクエストがあるかもしれない。特産品売り場と商品一覧などは地味に役に立つ。
ミッションは、三国はランク6以降が比較的詳細に記述されている。また、ジラートミッション、「畏れよ、我を」までのプロマシアミッションも詳細に書かれている。
エリアガイドは、マップ付き。マップ間の繋がりや隠しエリア、クエスト関連地点が書かれていて非常に役に立つ。また一部のNMも座標付きで紹介されている。ただし、ムバルポロス新市街、プロミヴォン・ヴァズ、礼拝堂の3エリアのみマップ表示なし、アル・タユに関しては一切の記載がない。
第5章 飽くなきヴァナ・ディール探求
印章BF戦、デュミナス、遠征軍、バリスタ、ガリスン、財宝クエストについて。04/12/09以前のBCNMについては、モンスター名、獲得可能アイテムリストの他に簡単な攻略法が書かれている。以後のものについては名前と主な戦利品のみ。ジョブのある敵の場合、データ編のモンスター・リストを見ないとジョブが分からないのはちょっと面倒。
デュミナスは各エリアの簡単な攻略だけでなく、レリック武器の鍛え方として必要となるアイテム類が記載されている。まあ見たからといって絶望するだけだけど(笑)。他の要素もかなり詳細に記載されているので役に立つだろう。
第6章 無限なる知識の宝物庫
200ページ近いデータリスト。
モンスター・リストは、エリア別のモンスター名・種族・レベル・行動や感知など詳細に記載。ただしNMはイベント系などとひとまとめにされ、名前と種族、ジョブのみ書かれている。なお、アル・タユエリアのみ記載なし。
アイテムリストでは、武器防具は種類別に分けられ(例えば片手剣の中でもビルボ系やレイピア系など)、更にAFや最新の追加装備などは記載されておらず、使い勝手はそんなによくない。魔法は、入手方法、詠唱時間、再詠唱時間が書かれているので役に立つ。薬品は継続時間や再服用禁止時間が書かれているが、ハイパー系がなかったりとちょっと物足りない。ここでの目玉は食品効果一覧。当然だが公式ならではという感じか。戦績アイテムはなぜかランク7まで。称号一覧はけっこう凄い。
合成レシピは1666種類掲載。現在合成レシピサイト大手「ffrecipe」さんで2261種類。まずまずの量といったところか。ただし上限スキルが書かれてないのは不満(仕方ないけど)。対してサブスキルの目安があるのは利点と言えるだろう。
番外 開発チームインタビュー
まあそれなりに面白い話が書かれているけど、やはり注目は「ジョブデザインコンセプト」。各ジョブごとの今後の方向性が語られている。竜騎士の「ただ、竜騎士をやっているプレイヤーさんは、竜騎士人口が増えることを良しとしない方も多いようなので(笑)。」って・・・(核爆)。
以上、ざっと見てきたが、データベースとしては現状最高クラスの攻略本であることは確か。FFXIは膨大な情報量なので、プレイ中にいちいちネットで調べないと・・・ってことも少なくない。その手間は確実に減るだろう。もちろんデータも万全ではないし、ネット情報との補完関係があって更に使いやすくなると思う。また、もちろん今後のバージョンアップで価値が減じるのは確か。でもマップやモンスターデータなどは長く使えそうだ。
戦術面ではこの本自体は役に立たない。ジョブごとの立ち居振る舞いや各BCなどの攻略情報などはやはりネットから得るのが最適と思われる。
最後に一言。FFXIプレイヤーは買えっ!買うべし!!!