180519 safe, clean and connected mobility <EU 30年代に完全自動運転社会>を読みながら
当地にやってきていつの間にか毎日車に乗っています。たぶん乗らない日がないほど。ドライブが好きならいいのですが、楽しむことはほとんどないのです。なぜでしょうか。過剰な緊張があるためでしょうかね。カナダで車を運転しているときは最初は緊張しましたが、ほとんど緊張もなく運転していました。道路に視覚がほとんどなく、道路脇を歩いている人、自転車やバイクもまずなかったのです。
街路を走っているときも、あの前財務事務次官が住んでいる住宅街のように、狭い道路で脇道の角まで塀が立っていて、隅切りがないのですからね。カナダの住宅街は基本、ゾーニング計画に基づき、幹線道路が突き抜ける道がなく、住宅街の中では街路が交差するところでは隅切りといった方法ではなく、大きく開いていて双方向の視野がとても開けています。ある住宅地から幹線道路にでるとか、別の住宅地に入る場合はとても不便ですが、それでも安全性という点では格段上です。他方で、どこから人や自転車が飛び出してくると言った様な道路環境はまずないですね。
そう思いながら日々、日本の道路をいやいや走っているのです。でも完全自動運転が実用化されれば、それはうれしいですね。最近の記事で、高齢者の場合、認知症検査?がどんどん増えて、予約が一杯でなかなかとれないとか。75歳以上になると、ますます免許更新が厳しくなることが話題になっていますね。それも心配なくなる?かもとか。ま、私の場合はちょっと厳しいでしょうね。完全自動運転が実用化される前に認知症検査でアウトにならないよう、事前対策しておく必要があるかも。いやいや、これをチャンスとみて、歩き専門なるのもいいかもしれません。田中陽希さんとはいかなくても、好きなところを歩いていれば健康を保てるでしょう。
とどんどんと脱線しましたが、毎日記事<EU30年代に完全自動運転社会 工程表を発表>はいま話題の問題について、欧州委員会の意欲的なスタンスを取り上げていますので、これを少し紹介したいと思います。
<欧州連合(EU)欧州委員会は17日、2030年代に運転手が要らない完全自動運転の社会を実現するための工程表を発表した。「欧州は安全な完全自動運転で世界のリーダーになる」と表明し、安全などの基準整備を加盟国や自動車メーカーとともに急ぐ。>
工程表というと、なんだかほんとに実用化が目前のように感じてしまいます。
その工程表ですが、<工程表によると、20年代に高速道路での自動運転や都市部での低速自動運転を実現し、30年代に完全自動運転が標準となる社会を目指す。22年までに全ての新車を、通信機能を備えた「つながる車」とする。>
ということですので、20年代のうちに、高速道路や都市部、その後30年代には、あらゆる社会でといったことでしょうか。
そのための具体的な課題や達成時期については、<加盟国の安全基準統一などのため、指針作りを18年中に開始する。自動運転車に用いる人工知能(AI)の開発に関する倫理ガイドラインなども作成。必要なインフラ整備のために資金支援も実施する。>とアバウトな表現となっています。紙面が少ないので、要約したのでしょうかね。
それで、気になり少しECの記事を見たのですが、共同配信記事が引用している元の記者発表記事かどうかよくわかりませんが、<Europe on the Move: Commission completes its agenda for safe, clean and connected mobility>という記事がありました。この中に記者発表全文とか、詳細な内容についてURLが掲載されていますが、ぱらっと見た限りでは、上記記事に符合するとはいえない(別の記者発表?かな)のかなと思いつつ、内容的にはより面白いかなと思うのです。その部分を引用したいと思います。
この記事で唯一画像が提供されていますが、センサーで全方位の安全性を認識・対応するようなイメージでしょうか。
そういった自動運転の安全性を確保するAIとかITなどの先端技術を高度化することは今後より加速化する必要を訴えているように思います。
この点は<Connected & Automated Mobility>として、
<Cars and other vehicles are increasingly equipped with driver assistance systems, and fully autonomous vehicles are just around the corner. Today, the Commission is proposing a strategy aiming to make Europe a world leader for fully automated and connected mobility systems. The strategy looks at a new level of cooperation between road users, which could potentially bring enormous benefits for the mobility system as a whole. Transport will be safer, cleaner, cheaper and more accessible to the elderly and to people with reduced mobility. In addition, the Commission is proposing to establish a fully digital environment for information exchange in freight transport. This will cut red tape and facilitate digital information flows for logistic operations.>と鮮明にのべています。
他方で、Clean Mobilityも優先課題としており、CO2排出削減を基本的かつ重要なアジェンダにしているてんでしょうか。自動化する中で、とくにトラックなどの排出量の多い車両heavy-duty vehiclesに対して重点をおいています。
そうなると、私が80代を迎えることができたら?欧州では完全自動運転車両で、交通事故の心配をせず、アクセルとブレーキを踏み間違う心配もせず、美しい風景を眺めながら列車旅行を楽しむようなことができるのでしょうかね。
とはいえ、<自動運転車 そう簡単に実現しないこれだけの理由>といった課題は簡単には乗り越えられないと思いますので、EUを含む(最近は中国でしょうか)全世界のあらゆる産業が競争して、この課題も楽々と解決してくれることを期待しておきましょう。
今日はこれにておしまい。また明日。
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