たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

あるプロジェクトへの期待 <真剣な取り組みと激論>を垣間見て

2018-06-11 | まちづくりと環境保全

180610  あるプロジェクトへの期待 <真剣な取り組みと激論>を垣間見て

今日はこのブログを書き始める時点で、12時をすぎ1時30分の時刻をしめしています。最近の私の生活サイクルにとってはありえないことですが、おもしろければ時間は関係ないですね。ということはそれぐらい面白くてこの時間になってしまいました。

 

なにがおもいしろいかというと、その議論であり、個々の人の言動でした。いまあるプロジェクトの議論や実行状況に立ち会いながら、めずらしくその活気と若い人たちの正論に心動かされてしました。

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それは大人といわれる40代から70代の人たちが集まってある公益事業を始めるにあたり、解体直前の店舗を活用して、そこを拠点に活動しようとしたことが出発でした。

 

ただ、この年代で口は出すけどなかなか物事が進まない状況が続いていました。それがここ半年くらいの間に、とんとん拍子に動き出しました。問題の店舗は躯体を残して、解体され、新たに生まれ変わろうと、セルフ・ビルダーを中心に、多くの若者が参加して、作業が動き出したのです。

 

解体作業自体は、収容な構造を残して、業者によって行われたのですが、その後、屋根の葺き替え、壁の整備と、大学生が参加して行われるようになりました。ものづくり大学の学生と一般の大学生が参加しましたが、学年の違いはあるものの、前者の意気込みが半端でなく、議論でも真剣で、私たちオジサン族は感心するばかりでした。

 

それはある意味で、これまでの大学制度の在り方についてなにかを問いかけているようにも思えました。それほど後者の学生の意気込みが迫力があったというか、質問にも真剣みを感じさせるものでした。

 

会議での議論の進め方についても、私のような状況を理解できないものにとっては進行役の進め方で満足していたのですが、現場をリードしている方に加えて、その大学生が真剣なまなざしで、工事の進め方について議論をしてもらいたいと、長い会議を終えて夕食を意識しているメンバーの多くの中で、的確に動議したのです。

 

一瞬、若い学生がと思いつつ、その内容の正論に、誰もが納得して、その議論を討議することとなりました。そのような意見を的確に述べる若い学生の気持ちと、意欲に圧倒された思いです。ただ、私たち老年組は夕食を楽しむ一方、中心的なメンバーは延々と工事の手法について議論を重ねていました。

 

ところで、今日の会議では学生によるプレゼンが行われ、そこでこの建物外装・内装を中心に3つのプランが提供され、参加者の中でいろいろな質問、意見が交わされました。

 

そこで減が監督を担うA氏と事業の施主的立場との愛で少し激しい議論が取り交わされました。それは現場を実施す立場としては今後の施工内容上の問題がある中で、その建物全体の内装を中心とした議論は的外れというか、現在抱えている問題に答えるものでhなかったのです。

 

そこで熱い議論が戦わされましが、若い学生の意見もあり、ようやく問題の音質が参加者に共有され、その後も議論を積み重ねて今後の進行に問題を取り除くことができました。

 

その後おやじレベルの男性がアルコールを交えながら、若い学生の素直で的確な意見をベル姿に敬服して、おやじ連中は若者の熱い思いに敬服、感心して、楽しい酒を飲むことができました。

 

今日も少し、アルコールが入りすぎで、この辺で終わりとします。また明日。


私は何ができるか <『国立景観裁判・ドキュメント17年』発刊を記念して>

2017-12-24 | まちづくりと環境保全

171224 私は何ができるか <『国立景観裁判・ドキュメント17』発刊を記念して>

 

今日、会社員の方でなかなか時間がとれない人の相談を日曜日ですが、行いました。それで事務所に行くといいことがありました。郵便受けにレターパックが入っていました。宛名が手慣れた文字で私の事務所名と名前が書かれてあります。驚きました。私が書いたのかと思ったほど私の筆跡にそっくりなのです。

 

私の名前は少し珍しく書き慣れた人でないと、うまく書けません。誤字は当たり前。全然別人の名前で手紙が来ることも珍しくありません。ところがこの宛名を書いた方、とてもこなれていて、よく見るとわたしよりずっと上手でした。うーっとうなってしまいます。

 

と関係のない話になりましたが、景観問題を担ってきた人は、昔はたいてい60代が一番若く、70代、80代が多かったように思います。当然、万年筆や毛筆で育ってきた人です。きれいな文字を書くように義務教育課程で強く指導を受けた年代ですね。それが景観問題と直結するわけではありませんが、景観美を考える人には文字の上手な人も多いような印象をもつのは偏見でしょうかね。

 

さて、本題に移ります。レターパックの中身は、上記の書籍が3冊入っていました。この種の裁判闘争などでは、事件終了後に闘いの意義を世に問うため、関係者が出版することがあります。この書もその意味ではそのひとつです。

 

ただ、この書籍は、この裁判自体が特異なものであること、そして賠償責任を認めた司法的決着に対して、多くの市民が<私は「上原公子」>と名乗りを上げ、その賠償金のためのファンディングに自主的に参画したというかつて経験したことがない運動をとりあげています。

 

私自身は、裁判には名前だけで、弁護団の議論にも集会にも参加せず、遠くで気持ちだけ応援していた儚い存在です。実は弁護団の主張は、よく議論された説得的なもので、私の出る幕などなかったというのが本当ですが。ま、景観論が大きな争点でなかったことから私も遠慮していた部分もあります。

 

このファンディングには最後の方で知り,呼びかけ人の一人となり、一応の金額を寄付する程度で、もし残るようだったら、さらにと思っていましたが、私のようないなか弁護士が出る必要がなかったようです。

 

でも上原さんに賠償金4556万2926円を命じる判決も現在の司法実態ですが、それに対し、上原さん個人に弁済させるのではなく、上原市長の言動こそ真の民主主義と考え支援する上原基金により第三者弁済により対処する、いわば「見直し司法・民主主義」(変な表現ですが私のいま考えた造語)を実現したといえるでしょう。勝手連の市民たち、そして<私は「上原公子>を名乗った市民たち、みなさんすごいことをやりとげたと思うのです。

 

上原さんは一人の市民で、国立市にある住宅に転居した新参者の一人です。ただ、その環境を愛し、それから国立市の成り立ち、歴史を一生懸命勉強して、その環境を守り社会福祉を充実するため市議に、その後市長になった人です。

 

この書籍は行政・司法の対応に不満や悩みを持つ人に明るい希望を与えてくれるものと思います。私のところに三冊も送られてきたので、2冊は寄付するつもりです。

 

皆さんも少しでも関心があれば読んでいただければ思います。

なお、著者ではありませんが、私のところに連絡いただければ、私からの連絡で、税込み1404円のところ、著者割引価格1000円で送料無料で送ってくれるそうです。よろしくお願いします。

 

 


EVの活用 <EV 高野山観光すいすい 3台レンタル開始>を読んで

2017-08-25 | まちづくりと環境保全

170825 EVの活用 <EV 高野山観光すいすい 3台レンタル開始>を読んで

 

今日こそ1000字を目標に30分で書き上げたいと思っています。6時スタートです。

 

毎日朝刊に<EV高野山観光すいすい 3台レンタル開始>が掲載され、ウェブ上では写真がありませんが、記事には「こうやくん」というマスコットキャラクターが描かれた<光岡自動車(富山市)製の「Like-T3」>が関係者を乗せて記念パレード風の送稿しているのが写っています。なかなかかわいいです。

 

<高野町観光協会(加藤栄俊代表理事)は、高野山内を周遊する観光客の移動手段として、小型電気自動車(EV)を3台導入し、今月、レンタルを始めた。二酸化炭素(CO2)を排出しないため、環境上のメリットも期待されている。>

 

最近は高野山にも自動車で上がっていく観光客が増えてきて、京都・鎌倉とは比べようもないですが、それでも目につきます。自動車公害とまではいかなくても静寂な寺社景観が損なわれないか心配になります。

 

そんなとき、スタートしたこの企画は時宜にかなうものでしょう。さてこの「Like-T3」は、<4人乗りの三輪バイクタイプで、全長約2・4メートル、幅約1メートル。普通免許を持っていれば運転できる。>ということで、パークアンドライクとしても将来、使えるかもしれません。少なくとも電車で来訪される方にはとても便利ではないかと思います。その意味で、高野山へは南海電鉄をとも宣伝しやすいかもしれません。

 

だいたい、高野山に自動車で来ても、山内を自動車で行き来するには不便です。やはりどこかに駐車して、歩いて壇上伽藍や興味のあるお寺への参観(あまりやっていませんか)などして、山上の宗教景観を楽しむのがよいかと思うのです。

 

<家庭用電源を使い、1回の充電で約60キロ走行できる。利用は高野山内の指定エリアに限られ、レンタル料は3時間以内3000円、以降は30分延長ごとに500円追加。最長6時間まで借りられる。利用時間は午前9時~午後4時半(申し込みは午後1時まで)。>ということですから、レンタル料はリーズナブルといってよいでしょう。

 

ただ、<奥の院前や壇上伽藍(がらん)の中門前など3カ所に専用駐車場を設け、順次数を増やす計画。>ということで、駐車場難で閉口する普通の自動車と同じ憂き目でしょうか。そのために専用駐車場ということですが、そんな空き地はあまりないはず。現行の駐車場の一角に設ける?のでしょうか。ま、3台くらいならたいした面積もいらないでしょうか?

 

で、高野山もいいですが、もっと地域でも活用してもいいのではと思うのです。まだ少し値段が高めですが、多くの自治体が利用して、国も補助すれば、EV普及にもなりますし、多様な機能を期待できると思うのです。

 

たとえば、高齢者で認知症予備軍のような人には、こういった車なら、結構安全に使えるのではと思うのです。スピードもでないでしょうし、自動車の危険性が軽減するので、高齢者が免許返還した結果、外に出る機会を失ったり刺激がなくなり、かえって老齢化・病気が進行することを防ぐという役割を期待してもいいように思うのです。むろん光岡製品だけを推奨するわけではありませんが、ぜひ各自治体で検討いただきたいものです。

 

今日はこれで20分程度。ちょっと用があるので今日はこの辺でおしまい。