環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

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世界不況に対する、クルーグマン教授の大胆な主張

2008-11-17 12:08:35 | 環境問題総論/経済的手法
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今年のノーベル経済学賞受賞が決まった米プリンストン大学のポール・クルーグマン教授が、ニューヨークで記者会見した内容を今朝の朝日新聞が報じています。この記事の見出しが「大不況克服へ巨額財政出動せよ」「債務増を心配する時ではない」と、大胆な政策を訴えています。

この主張の妥当性を後日検証するために、私のメモとしてこの記事を掲載し、合わせて、教授の主張に「資源・エネルギー、環境」の視点が入っているかどうか確認しておきましょう。


もうひとつの記事も掲げておきましょう。こちらは、今年のノーベル経済学賞がクルーグマン教授に決定したことを報ずる記事です。


この記事には、「あまりにも市場に信任を置きすぎているが、これが間違いだったことがわかってきた。今、世界で起きていることは(29年に始まった)世界恐慌前夜に似ている」と警告していた、とあります。現象面の解説としてはそうかもしれませんが、当時と経済では時代背景がまったく違います。私の環境論からすれば、経済規模が圧倒的に当時と異なるという「質的な相違」があります。

当時は「資源・エネルギー・環境問題」という視点は全く必要ありませんでした、しかし、自然科学が様々な限界を示している現在、この「資源・エネルギー、環境」の視点こそ、最優先されるべきだと思います。「今日の決断が将来を原則的に決める」という経験則はここでも有効だと思います。  

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再び、「今日の決断が将来を原則的に決める」という経験則の有効性

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