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アーカイブ(公開論文集)
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今朝の朝日新聞が「米2博士に日本国際賞」という小さな記事を掲げました。
「成長の限界」の報告書に対する受賞です。受賞者のデニス・メドウズさんが報告書を公表したのは1972年でしたから、基本的には36年前の業績が評価されたということなのでしょう。つい最近、私たちは同じようなシーンを見たような気がします。そうです、昨年、日本の研究者(物理学賞の南部洋一郎さん、小林誠さん、益川敏英さんおよび化学賞の下村 脩さんの4人)が受賞したノーベル賞も過去のすばらしい業績が評価されたものでした。
36年前に出版された『成長の限界』に続いて20年後の1992年に出版された同じ著者による『限界を超えて』(ダイヤモンド社 1992年)から、私が今なおその通りだと思うことを紹介しましょう。それは、「人類社会がとりうる対応が3つある」ということです。
日本の対策は①あるいは②であるように、私は思います。私の環境論では、③を重視していますし、スウェーデン政府の環境政策も同様です。どうも日本の環境政策は別の方向へ向かっているように思います。いま日本で、成長の限界論をまじめにそして真剣にフォローしておられるのは『地球温暖化対策が日本を滅ぼす』(PHP 2008年10月発行)の著者でおなじみの東京工業大学大学院理工学研究科の丸山茂徳さんだけなのでしょうか?
丸山さんは、『地球温暖化対策が日本を滅ぼす』の第4章「21世紀 地球を襲う本当の危機」で、ローマクラブ「成長の限界」が現実となるとし、ご主張を展開されています。
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日本の「温暖化懐疑論」という現象(1)(2008-09-24)
日本の「温暖化懐疑論」という現象(2)(2008-09-25)
1970年の大阪万博のスカンジナビア館(2007-03-18)
第1回国連人間環境会議(2007-03-28)
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今朝の朝日新聞が「米2博士に日本国際賞」という小さな記事を掲げました。
「成長の限界」の報告書に対する受賞です。受賞者のデニス・メドウズさんが報告書を公表したのは1972年でしたから、基本的には36年前の業績が評価されたということなのでしょう。つい最近、私たちは同じようなシーンを見たような気がします。そうです、昨年、日本の研究者(物理学賞の南部洋一郎さん、小林誠さん、益川敏英さんおよび化学賞の下村 脩さんの4人)が受賞したノーベル賞も過去のすばらしい業績が評価されたものでした。
36年前に出版された『成長の限界』に続いて20年後の1992年に出版された同じ著者による『限界を超えて』(ダイヤモンド社 1992年)から、私が今なおその通りだと思うことを紹介しましょう。それは、「人類社会がとりうる対応が3つある」ということです。
日本の対策は①あるいは②であるように、私は思います。私の環境論では、③を重視していますし、スウェーデン政府の環境政策も同様です。どうも日本の環境政策は別の方向へ向かっているように思います。いま日本で、成長の限界論をまじめにそして真剣にフォローしておられるのは『地球温暖化対策が日本を滅ぼす』(PHP 2008年10月発行)の著者でおなじみの東京工業大学大学院理工学研究科の丸山茂徳さんだけなのでしょうか?
丸山さんは、『地球温暖化対策が日本を滅ぼす』の第4章「21世紀 地球を襲う本当の危機」で、ローマクラブ「成長の限界」が現実となるとし、ご主張を展開されています。
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これをきっかけに、「システム理論」そのものを詳しくあるいは専門的に学習しようと思えば、それなりの書物があると思いますが、そうでなければ、「限界を超えて」に目を通すのが、常識ではありますが、最も現実的だと思います。著者のメドウスさん自身がシステム政策の専門家ですので、ある程度の背景説明がしてあるはずです。
小澤先生の本日のブログ「環境対策で人類社会が取りうる3つの対策の③の2の方法」に、目のうろこが取れる思いがしました。
構造変革とは③の1の方法しかないと考え、困難で費用がかかりすぎるし、自分の安全保障を脅かすと言う点で、構造変革が必要なことがある程度判りながら行動を尻込みするのが凡夫の常です。③の2の方法をとれば、「変革は漸進的に平和的に進行するだろう」というコメントに凡夫は勇気づけられます。
このシステム理論の構造変革のあり方を詳しく学習したいと思います。参考文献をお教えいただければ幸甚に存じます。
また、明日の持続可能な国づくりの会主催での小澤先生の講演後の話し合いのテーマの一つに、取り上げていただければ有難く存じます。