べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

そんなふうにしてぼくは

2016年04月02日 19時45分46秒 | 慕情

あなたの肩先でゆらめく木洩れ陽
それはぼくです
あなたの影に降りそそぐ枯れ葉
それはぼくです
あなたの部屋の窓をつたう雨粒
それはぼくです
あなたのかたわらを吹き過ぎる風
それはぼくです
あなたの掌でとけてゆくひとひらの雪
それはぼくです
あなたの横顔を茜色に染める夕陽
それはぼくです
あなたがふと目にとめた路端の花
それはぼくです
あなたを眠りに誘う(いざなう)夜の静寂(しじま)
それはぼくです
あなたの寝顔を照らす月あかり
それはぼくです
そんなふうにしてぼくは
いまも囁きかけているのです
あなたのことを「アイシテイマス」と





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