べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

静かに 少しずつ 密やかに

2007年09月26日 22時30分54秒 | 慕情

この想いを何にたくしましょう
あなたの寝顔をやさしく照らす月あかりのように
狂おしく胸を焦がす甘美な想いを
静かに 静かに
深めていけたらいいのだけれど

この気持ちを何にことづけましょう
窓辺に歌う朝の小鳥たちのように
あなたにめぐり逢えた喜びを
少しずつ 少しずつ
伝えられたらいいのだけれど

この愛を何にゆだねましょう
あなたの幸せを願う星々の祈りのように
ぼくの愛があなたの胸を
密やかに 密やかに 
満していけばいいのだけれど







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