銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

ファミリービジネス

2007-06-15 01:17:11 | は行
今宵の友は1989年制作の「ファミリービジネス」
未だに犯罪にスリルを感じるショーン・コネリー、息子の為にと好きでもない仕事に従事するダスティン・ホフマン、親の轢いたレールに縛られるのが苦痛になったマシュー・ブロデリックが三世代の親子となり、各々の姿を描くファミリー・ドラマ。

過越の祭の夜、ヴィトー(D・ホフマン)は、妻の実家で食卓を囲んでいた時、息子アダム(M・ブロデリック)にジェシー(S・コネリー)から警官を殴って留置場に入れられているので保釈金を用立てて欲しいといった内容の電話が入ったことでアダムが自分よりジェシーの生き方憧れて内緒で連絡を取り合っていた事を知る。そしてアダムは100万ドルの儲け話を親子3代で実行したいと切り出すのだが・・・という設定。

S・コネリーが歳はとっても自由奔放さは健在といった快男児を、D・ホフマンが息子であり父であるという微妙な立場にいる実直な男を、M・ブロディックが親の庇護からの独立を目指す青年を各々の名演技でこなしていて、単体では魅力のある人物像なのだが、どうも映画全体としては焦点がボケていて、親子愛を描きたいのか、犯罪を描きたいのか中途半端になってしまっているのが残念。キャスティングが良いだけに脚本が・・・苦笑。
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ペイチェック/消された記憶

2007-06-14 01:38:48 | は行
今宵は2003年制作の「ペイチェック/消された記憶」
フィリップ・K・ディックの原作をジョン・ウーが映画化した作品。自分の記憶を消しさることで守秘義務と相応の報酬を得ている男の運命を描いた近未来サスペンス。原作はSFだが、本作は単純にサスペンス・アクション映画として出来あがっている。

他社のハイテク機器のプログラムを解析し、グレードアップして再構築するエンジニアのジェニングス(ベン・アフレック)は、高額の報酬と引き換えに作業中の記憶は消去するという条件で仕事をしていた。ある時、100億円の報酬と3年分の記憶を抹消する大仕事を頼まれるが、期間満了した時に受け取った封筒には、ガラクタのようなアイテムと、自分のサインが入った報酬辞退の誓約書が入っているだけだった。そして彼の前にFBI が・・・という展開。

仕事をしていた期間の記憶が抹消されるため、自分に残せるヒントは検閲に引っかからないガラクタ同然のアイテムしかない、という設定で、かつアイテム毎に意味があり、場面場面でどう使われて行くのか、なかなか興味深く面白かった。ディック原作のSFというより、ウーのアクション映画として観れば及第点。意外なところでちゃんと鳩でるしw
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ビーンストーク

2007-06-13 01:26:48 | は行
今宵は2001年制作の「ビーンストーク ジャックと豆の木 完全版」
世界中で読まれている童話「ジャックと豆の木」をモチーフに、その後日談というか、新説お伽噺というか、最新SFXを駆使して作られたファンタジックな冒険物語。さすがジム・ヘンソンズ・クリーチャー・ショップという映像。

代々寿命は40年程の短命という宿命を背負っている一族の最後の一人ジャック・ロビンソン(マシュー・モディーン)は、カジノ建設予定地から巨大な人骨が発掘されたことを切欠に、自分の先祖は、「ジャックと豆の木」の主人公だったという事や、その先祖が上の世界から金の卵を産むガチョウと魔法の竪琴を盗み出した為に短命の呪いが一族にかけられた、という事を知る。初めは半信半疑のジャックであったが・・・という設定。

誰もが知っているお伽噺を現実と融合させた展開はワクワクドキドキ。特に同じ話をジャック側と巨人側の双方から描いたストーリーは、思わず比較しながら聞き入って(見入って)しまうw 幼い頃、読んだ話がこうも変化するとは映像の世界は楽しい。
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トータル・フィアーズ

2007-06-12 01:22:45 | た行
今宵は2002年制作の「トータル・フィアーズ (SPECIAL COLLECTOR'S EDITION)」!
東西冷戦、チェチェン独立、中東戦争等の近代政治史を背景に米露の核抑止力のバランスが崩れていく恐怖と緊張を描いた政治サスペンス。原作は、トム・クランシーのジャック・ライアンシリーズの「恐怖の総和」。

ロシア大統領の急死により、米政府にとっては無名同然のネメロフが新大統領の座についた。CIAで情報分析官をしているジャック・ライアン(ベン・アフレック)のみが彼を予想していた為、キャボット長官(モーガン・フリーマン)の助手としてロシアへ飛ぶ。同じ頃、オーストリアでは、ネオナチのドレスラー(アラン・ベイツ)が、闇マーケットで原爆を入手していた・・・という設定。

緊迫していく恐怖の連鎖は、見応え充分。VFXを駆使した空母攻撃シーンや原爆の爆風シーン等なかなか凄い。ただ原子爆弾が爆発し、放射能が飛散してるのに、そちらの方はあまり突き詰めないのがアメリカ流?なのか。被爆国の日本国民としてはその扱いに疑問符がついてしまうけど・・・。 ボルチモアで爆発した原爆のプルトニウムがアメリカ製だったというのが一応、自責の念の現れか?
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ピースメーカー

2007-06-11 01:06:00 | は行
今宵は1997年制作の「ピースメーカー」
ジョージ・クルーニーとニコール・キッドマン共演で描く、アクション・サスペンス。米露関係や、大国の“ピースメーカー(平和の使者)” 的な内政干渉に翻弄される小国の国際的立場等の社会性をピリッと隠し味(隠して無いがw)にした作品。

解体処理の為に核弾頭10基を載せた貨物列車が、他の列車と正面衝突を起こすという不自然な事故がロシア内で発生し、核爆発を起こした。しかし、この事故や爆発に疑念を抱いた核物理学者のケリー(N・キッドマン)は、国防総省のやり手の大佐デヴォー(J・クルーニー)と共に、爆発したのは1基で、残り9基が行方不明になっている事をつきとめ、その奪回を試みるのだが・・・という展開。

冒頭からの緊迫感を維持しつつ、ラストまで引っ張るので楽しめる作品。画面狭しと溢れ出るJ・クルーニーの男臭さ&やんちゃっぽさがたまらんし、N・キッドマンのスーツ姿とか理知的でますます惚れちゃうし、最高だね。勿論、話の展開はご都合主義的なところが無いわけでは無いが、2時間サクサクっと楽しんで観られるので、良しとしよう(笑
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インソムニア

2007-06-10 01:26:14 | あ行
今宵の友は2002年制作の「インソムニア (COLLECTOR'S EDITION)」!
アウターケース付き仕様
白夜の晩に起きた殺人事件をめぐって、アラスカを舞台に刑事と犯人の心理戦が展開していくサスペンス。1997年にノルウェーで作成された同名作品のリメイク版。

白夜の町、ナイトミュートのゴミ捨て場で少女の変死体が発見される。翌日、ロス警察のウィル・ドーマー(アル・パチーノ)が相棒のハップとともに応援に派遣され、捜査に入る事となる。ドーマーは長年の経験と勘から、犯人をおびき出す事に成功するが、濃霧の為、犯人を見失ったうえ、相棒を誤って射殺してしまう。事故であることを言いそびれたまま白夜の中、ドーマーは不眠症になっていく、という展開。

ドーマーが殺人課の内務調査の的にされたため、アラスカへ飛ぶときから既に疲れが見えていたり、相棒を射殺してしまい、その事実を苛まれ続けて不眠症になったり、と見た目と心理の動きを表現するのに光の加減を上手く使いながら映像化されている。刑事モノとしては亜流だが、さすがA・パチーノが観る者を引き付ける演技をして、なかなかの作品に昇華している。
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ダイヤルM

2007-06-09 01:15:57 | た行
今宵は1998年制作の「ダイヤルM」
1954年のアルフレッド・ヒッチコック作「ダイヤルMを廻せ!」をリメイクした作品だが、基本的な大筋のみ一緒で、他は現代風にアレンジしてある、意外性たっぷりのサスペンスもの。

違法な手段で冨を築き上げてきた実業家のスティーブン(マイケル・ダグラス)は、今、破産の窮地に追い込まれていた。そんな彼が考え付いた策は、妻エミリー(グウィネス・パルトロウ)の遺産を合法的に手に入れる事だった。そのため、妻の不倫相手であるデイビッドが詐欺師である事を利用し、エイミー殺害を企てる・・・という展開。

リメイク版と言えども、しっかりとしたひとつの作品として仕上っているし、予想外の展開にどんどん引きこまれていくので、とても楽しめる。相変わらずM・ダグラスはこういった実業家(かつ悪役)は上手いねw 機会があれば、ヒッチコック作品の方も観てみたいと思った。
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タイム・アフター・タイム

2007-06-08 01:43:04 | た行
今宵は1979年制作の「タイム・アフター・タイム」
19世紀に実在していたSF小説の巨匠H・G・ウェルズと英国を震撼させたジャック・ザ・リパーの2人を大胆にも結び付け、タイムマシンを題材に、約90年後のサンフランシスコを舞台として描いたSF作品。

H・G・ウェルズ(マルコム・マクドウェル)は、密かにタイムマシンを完成させ、友人たちに披露しようと夕食会を開いていた。そんな時、切り裂きジャックを追って警官達がウェルズの家を訪れ、友人の1人ジョン・スチーブンソン(デイヴィッド・ワーナー)の鞄から血のついた手袋を発見する。しかし、スチーブンソンは既にタイムマシンで未来へと逃亡を図った、という設定。

タイムトラベルものの秀作。ウェルズと恋に落ちる女性の名前を実際の妻の名であるエイミー・ロビンスとしたのも良い。エイミー役のメアリー・スティーバーゲンは、なんと気だるそうに(というか、のんびりと)話すのかな? ま、それが意外と映像と合ってたりして良いんだけどね(笑 あと、タイムマシンのデザインも洒落ている。
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バンディッツ

2007-06-07 01:26:48 | は行
今宵の友は2001年制作の「バンディッツ (SPECIAL EDITION)」!
行動派のジョー(ブルース・ウィリス)と頭脳派だが神経過敏なテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)が、迷コンビを組み、銀行強盗を続ける中、主婦に嫌気のさしていたケイト(ケイト・ブランシェット)を巻き込んで逃避行に至る話をユーモラスに描いた作品。

ロスの銀行を襲って警官隊に囲まれ、窮地に追い込まれた“お泊り強盗” のジョーとテリー。奇跡でも起きない限り、この包囲網から抜け出せない絶体絶命の中、2人は1人の女性ケイトを巡って口論となる。そして、そこから2人がコンビを組んだ経緯やケイトのことが語られ始める・・・という設定。

冒頭でいきなり引きつけてから、過去へさかのぼって事の顛末を語る構成は、既出のソードフィッシュと同じ手法だが、なかなか良い。B・ウィリスとB・ボブ・ソーントンの掛け合いや髪形変装七変化等、観ていて爆笑モノで、これまた面白い。B・ウィリスのロン毛やオールバックってこれでしか観られないかもw ラストは観てのお楽しみ。
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サウンド・オブ・サンダー

2007-06-06 01:33:07 | さ行
今宵は2004年制作の「サウンド・オブ・サンダー デラックス版」!
初回限定ホログラムシート付き仕様。
レイ・ブラッドベリのSF短編小説「いかずちの音」を原作に映画化したSFパニックアクション。タイムトラベルがもたらした人類絶滅の危機を、実力派俳優陣を起用し、息もつかせぬスリリングな展開で見せる作品。

タイムトラベルが可能になった2055年。白亜紀で恐竜狩りを楽しむというツアーが富裕層のステイタスになっていた。ある時トラヴィス(エドワード・バーンズ)がツアーの添乗で白亜紀に行くと時間の微妙なズレが発生していた。前回のツアーの際、誰かが1.3gの何かを過去から持ち帰ってしまった事が原因らしい。そして狂った時空の波が・・・という設定。

タイム・トラベルの原則が破られた時、起こるであろう展開を映像化していて、話しの筋やテンポは充分面白い。だが、CG合成が2004年作成とは思えないほど手抜きで、素人目にも駄目だとすぐ分かってしまう。一応、生態系の狂いから生まれたクリーチャーも出て来るんだけど・・・。ま、壮大なB級映画として観た方がよい。過度の期待は禁物(笑
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アップタウン ガールズ

2007-06-05 01:19:35 | あ行
今宵は2003年制作の「アップタウン ガールズ 特別編」!
8歳の頃からワガママ放題に育ったお嬢様と今8歳なのに妙に大人びた考え方をする可愛げのない少女が、互いにいがみ合いながらも次第に年齢を越えた友情を築いていく過程を描いたコメディ。

22歳のモリー(ブリタニー・マーフィ)は、ロックスターだった父の遺産で高級アパートに住み、自由奔放な生活を送っていた。しかしある日、財産管理担当の会計士が全財産を持ち逃げしてしまい一文無しになってしまう。働いてお金を得ると言うことの大変さを知らないモリーにとって就職は困難をきわめる中、友人の紹介で小生意気な8歳の少女レイ(ダコタ・ファニング)の子守の仕事に就くのだが・・・という展開。

子供のような大人と大人のような子供、まるで正反対の2人が徐々に相手を理解しながら、人間として成長していく様子は、観ていて面白いし、ちょいとホロリとくる。B・マーフィは幅広い役作りで、D・ファニングは大人顔負けの演技で、今の映画界で重宝されている役者なだけに、観ていて安心できる作品。B・マーフィどんどん可愛く綺麗になっていくので今後が楽しみだw
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コラテラル・ダメージ

2007-06-04 01:25:32 | か行
今宵は2001年制作の「コラテラル・ダメージ」
公開が“9.11” の影響で半年延期になった作品。だが、テロに対して強いメッセージ性を持っている訳ではなく、アーノルド・シュワルツェネッガーのアクションもの。ただし、テロの誘発する要因は合衆国にもある、と皮肉なメッセージは伝わる。

LAの消防隊長のゴーディー(A・シュワルツェネッガー)は、テロリスト“ウルフ” による爆破テロの巻き添えで、妻と幼い息子の命を目の前で奪われてしまう。失意のどん底に落ちながらも、CIAやFBIの犯人逮捕に望みをかけていたが、政府は国益を優先し、妻子の死を“コラテラル・ダメージ=目的達成のための仕方の無い犠牲” と扱おうとする。ここに至り、ゴーディーは自らの手で犯人を捕まえると決意し、単身コロンビアに乗り込む、といった展開。

政府さえも迂闊に手を出せないゲリラ組織に、単身で戦いを挑むという荒唐無稽ながらも、その展開の良さでついつい観てしまう作品。本作でのシュワルツェネッガーは消防士役ということもあり、銃等は使用せず戦っていくのだからすごいw “9.11” 以前だったら単なる娯楽映画だったけど、今だと何かしらのメッセージをつい探してしまう作品(苦笑
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シークレット ウインドウ

2007-06-03 01:48:51 | さ行
今宵は2004年制作の「シークレット ウインドウ (COLLECTOR'S EDITION)」!
初回限定アウターケース付き仕様。
人気作家が盗作疑惑の脅迫により追い詰められていく苦悩を描いたミステリー。原作はスティーヴン・キングの小説『秘密の窓、秘密の庭』。相変わらず役作りが凄いジョニー・デップが観られる。

人気作家モート・レイニー(J・デップ)は、妻との離婚協議で、公私共にスランプに陥っていた。そんなある日、彼の家に謎の男シューター(ジョン・タトゥーロ)が現われ、自分の小説を盗作したと言い掛かりをつけ始める。モートにとっては身に覚えの無い疑惑であり、時期的にも矛盾が生じているのだが、シューターは執拗にモートを追い詰めていく、という設定。

物語の筋としては、まあまあの出来。しかし、J・デップの演技が作品を押し上げている。まあまあとは言え、鏡を通して妄想モードへ入り、再び鏡から現実モードへ戻る手法等はなかなか素晴らしい着想だし、映像的にも良い。あと、EQMM(エラリー・クィーンズ・ミステリー・マガジン)をさりげなく話に混ぜるあたり、推理小説好きにはたまらないかもw
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トップガン

2007-06-02 01:41:58 | た行
今宵の友は1986年制作の「トップガン」
世界最高のパイロットを養成するためエリートの中のエリートを集めた訓練学校、通称“トップガン” を舞台に若きパイロットの群像を描いた作品。米海軍全面協力なだけに迫力満点で、空母の離着陸や空戦シーン等、手に汗握る映像である。

F-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成するエリート訓練学校“トップガン” へ若きパイロットのマーヴェリック(トム・クルーズ)は、パートナーのグース(アンソニー・エドワーズ)ととも入校し、自信と野望を膨らませる。しかし、そこにはアイスマン(ヴァル・キルマー)を筆頭に各基地から集められた猛者達がいて、熾烈なトップ争いの幕が切って落される・・・という展開。

おそらくトムが全世界的に認知された出世作と言っても過言ではない作品。内容的にはそんなに厚みがある作品では無いが、とにかく格好良いのだ。国威発揚とか強いアメリカとか、そんなの関係なしに格好良いのだ。今、観るとA・エドワーズやらV・キルマーやらメグ・ライアンとか錚々たる俳優陣が出てるが、当時のギャラは安かったんだろうなw
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ハイド アンド シーク/暗闇のかくれんぼ 

2007-06-01 01:24:12 | は行
今宵は2005年制作の「ハイド アンド シーク/暗闇のかくれんぼ 特別編」!
今まさに旬のハリウッドの人気子役のダゴタ・ファニングと名優ロバート・デ・ニーロの競演で描くサスペンス・スリラー。

ある夜、妻であり母であるアリソンが浴室で手首を切って自殺するという突然の悲劇が夫デイヴィッド(R・デ・ニーロ)と娘エミリー(D・ファニング)に訪れる。それ以来、心を閉ざした娘を少しでも癒そうと、田舎に引越し生活をはじめる。そして同じ年頃の友達を家に招くがエミリーは打ち解けようとしない。それどころか親しい友達のチャーリーが出来たと言うのだが、その姿はディヴィットには見えなかった・・・という展開。

同年に作成された宇宙戦争では、やたら叫び声が耳に残ったD・ファニングだけど本作での心を閉ざした少女になりきっている演技は素晴らしい。当初の予想と異なった展開を見せてくれるのでなかなか楽しめた。いくつか収録されているエンディングの中では、確かに劇場公開版が一番無難と言えば無難だ(苦笑
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