銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

クリムゾン・リバー

2007-06-25 01:20:16 | か行
今宵は2000年制作の「クリムゾン・リバー デラックス版」
母国フランスでは100万部突破をしたジャン=クリストフ・グランジェ原作のサスペンス・スリラーの映画化で、猟奇的殺人を題材にその裏に潜む謎を追う刑事モノ。本格ハードボイルド風味にノワールテイストを隠し味に使ったような作品。

アルプスの麓にある大学街ゲルノン。ここで働く図書館司書が両手首から先を切断され、両眼は刳り抜かれ、身体は切り刻まれたうえ、胎児のような格好に縛られて発見される。この奇妙な事件にパリからニーマンス(ジャン・レノ)が派遣され謎を追い始める。と、同じ頃、田舎町で子供の墓が荒らされるという事件が発生し、マックス(ヴァンサン・カッセル)が捜査にあたっていた。やがて、このふたつの事件が一つの線で繋がり・・・という展開。

一部だけど、グロテスクな場面とかあるので、まったく苦手な人はやめた方が良いかも。同時並行で進む事件捜査はテンポ良く、謎を投げかけながら展開するので見応え充分。しかし、途中で何の伏線も張られていないのにあの結末は・・・? ニーマンスの感じた印象だけじゃ無理があるw
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