銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

クリムゾン・リバー2/黙示録の天使たち 

2007-06-26 01:06:12 | か行
今宵は2004年制作の「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち デラックス版」
前作に続きジャン・レノを主人公として描くサスペンス・スリラー。今回はリュック・ベッソンによるオリジナル脚本で、キリストと12使徒をなぞらえた謎を巡り奔走する刑事の姿を描いている。今回の相棒役は男前のブノワ・マジメル。

ロレーヌ地方の修道院で、壁のキリスト像から血が流れ出すという奇怪な事件が起こり、特異な事件担当のニーマンス警視(J・レノ)が呼び出され捜査を開始すると、壁に埋め込まれた死体(正に張り付けられたキリストと同じ体勢)が発見される。同じ頃、若手刑事レダ(B・マジメル)は麻薬捜査中にキリストに似た傷だらけの男と遭遇し、彼を病院へ運ぶ。やがて、2つの事件が一つに絡みあって・・・と言う展開。

2つの事件が1つになっていくという手法は前作と同様なので、目新しくも無いが、違和感も無くスッと入ってくる。ヨハネ黙示録や12使徒といった宗教色と大戦の遺物である巨大地下要塞マジノ線を絡ませたモチーフはなかなか壮大で面白い。だが、落としどころが弱いのがこのシリーズの特徴か?w  カミーユ・ナッタ・・・綺麗なのに今のところこの作品でしか観られないのが、残念。
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