銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

スネーク・アイズ

2007-06-17 01:26:23 | さ行
今宵は1998年制作の「スネーク・アイズ」
1万4000人の群衆の中で発生した国防長官暗殺事件をめぐる陰謀に巻き込まれた一介の刑事の姿を描いたサスペンス。冒頭13分の長回しはブライアン・デ・パルマ監督の十八番。1993年作に同名作があるが、まったくの別物。

リック(ニコラス・ケイジ)は、ケチな汚職警官ながらも地元でそれなりに幅をきかせていた。ある時、旧友のケヴィン・ダン中佐(ゲイリー・シニーズ)の招きでボクシングの試合を観戦しにやってきたのだが、試合開始早々、自分のすぐ後ろの席にいた国防長官が何者かに狙撃をされる。しかも、その時に限って警備の責任者ケヴィンは席を外していたため窮地に陥る。親友を救おうと行動にでるリックだったが・・・という展開。

なんか異様にノリノリのN・ケイジという感じの演技で、チンケな汚職警官の精一杯の空威張りがよく表現されているように思えるし、物語のテンポが良く、サクサクっと観られる作品。ただ、いったい何がリックの消えていた正義感に火をつけたのかな? つい今の今まで金次第の刑事が急に金じゃないってなるのは、無理があるような気がする。ま、性善説ということかw
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