令和のコメ騒動で、農協が備蓄米を大量に買い占めたものの…。
農協独特の複雑な流通経路が災いし、結局、そのコメが市場には出てこず…。
痺れを切らした小泉さんが、「5キロ2000円で出してやる!」と、半ば強引に政策を打ち出し…。
農協が買い占めたコメより、はるかに安い値段で、市場にコメが流通し始めてしまいました。
「コレって、農協が買い占めた備蓄米が売れなくなるんじゃない?」
そうなると、農協は負債を抱えるんじゃ?
そう思い、ちょっと農協について調べてみたんですが…。
現在の農協、かなりヤバイとしか思えないんです…。
そもそもなんですが、今は農協とは関わり合いを持たない農家が増えてきています。
彼らは自分で販路を築き、自分で資材を調達して、農協から独立した形で農業を営んでいます。
このように農協と関わり合いを持たないようにする理由は、利益を多く得られるからです。
農協はいままで、農家をサポートする代わりに、その農家にお金を貸したり、資材を販売したり、機械を販売したりし
て、利益を得ていましたから、当然、そんな農協を通さない農業を行う方が、その分多くの利益を得ることが出来ます。
しかし…。
農家の高齢化が進み、それに伴い農家の減少、農業の小規模化などが現在進んでしまい…。
現在、もともと3900もあった農協の支所が、1/7ほどの550程度まで減少しているそうです。
これは、経営をスマート化し、経費を節減するための改革ですが…。
使われなくなった3450の農協支所は、今、ほとんど放置されています。
コレ…。固定資産税だけでも大変な額になりますよね?
このような農協の支所は、ほぼ全部と言っていいくらい、鉄筋コンクリート造りです。
一般的な農協支所の大きさなどから考えて、年間の固定資産税額は、鉄筋コンクリート造りは木造建築より高くなるの
で、30万ほど払っているのではないでしょうか?
つまり農協では、使わない支所のために、4350×300000=1305000000円(十三億五百万年)
ものお金が、毎年固定資産税として消えていっていることになります。
しかし、こんなのは序の口でした!
農協は、過去、海外投資の失敗により、どうやら1兆5000億円の負債を抱えているようなのです!
これはネット情報ではありますが、どれも共通した内容だったので、比較的信頼性の高いものと思われます。
・高値で競り落とした備蓄米も、小泉2000円備蓄米に押され、売れなくなる可能性がある。
・閉鎖された農協支所の固定資産税などの維持費がバカにならない。
・既に、1兆5000憶もの負債をかかえている。
・農協を利用する農家の減少、及び、農協を利用する農家の高齢化の進行により、この先、農協の財源の見通しが立たな
い。
ここまで悪条件が重なってしまうと、さすがに…。
農協、ヤバくね?
そう私は思うようになったのです。
…。
で、なんで今回私は農協について調べたのかというと…。
私、農協で個人年金を積み立てていたのです!
だから、農協について、いろいろと調べてしまったのです!
もちろん、農協ほどのインフラならば、その経営がヤバくなっても、おいそれとは国はつぶさないとは思いますが…。
しかし、安心は禁物と思います。
令和の米騒動については、「コメは余っていて、卸業者が出し惜しみしているだけ!」という人もいれば、「長年の減反政
策で、慢性的なコメ不足に陥っていた」という別の意見を言う人もいます。
まあ、何はともあれ、この先小泉米の流通で、米価格が落ちるようであれば、農協はいよいよヤバくなるのでは?
そう思えるのです…。
(注。農協が買い占めた備蓄米は、再び政府が買い上げるという考えもあるようです。)
…。
そもそもなんですが…。
備蓄米って、政府が国民の税金で買ったものじゃない?
それを国民にお金を払わせて売るってどういうこと?
しかも、しっかり消費税までつけて…。
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