今回は、この暑い中薪ストーブネタです…。
そのうち「梅雨ざむ」が来て、薪ストーブが焚けるかと思っていたのですが…。
この暑さに諦めました。
薪ストーブのメンテナンスをして、このシーズンは終わりにしましょう!
薪ストーブはシーズンが終わると、一通りのメンテナンスが必要です。
まずは灰をキレイにとってしまうこと。
ついでに各所のチェックもしてしまいます。
部品を取り外して、奥まで入り込んだ灰を掃除。
今回は、二次燃焼ボックスの状態も確認してみます。
写真は既に灰を取り去った状態ですが、実はこの上におびただしい灰が積もっていました!
煙突のドラフトが良好なため、結構灰を吸い上げてしまうんですね!
…。で、肝心の二次燃焼ボックスなのですが、交換してから6シーズン焚き続けています。
その割には、良好な状態を保っていますね!
予定では、次のシーズンも焚いた後に、この二次燃焼ボックスも新品に交換する予定でしたが、これだと、まだまだ持つ
かもしれません。
ここはまた、来年のメンテナンスで考えましょう!
ちなみにこの二次燃焼ボックス、実は退役したスペースシャトルの断熱タイルを作ったメーカーに、同じ材質を使用し
て、薪ストーブ用に使えるよう開発してもらったものだそうです。
材質は主に珪素。1000℃以上の高温に耐えながらも、断熱材としての特性も持ち合わせていないといけないため、この素
材が使われているようです。
結構いいお値段がします。
今回のメンテナンスで数か所のボルトを外しましたが、再び取り付けるときは高温グリスを塗布しておきます。
アルミの粉が含まれるもので、1200℃の高温にも耐えるものだそうです。
「そんなに温度が高くなるの?」と、疑問を持たれる方もいると思いますが…。
シーズン中、二次燃焼ボックスの入り口には、得体のしれぬプラスチックのかけらのようなものがよく落ちています。
恐らくですが、コレ、高温で溶けた灰がガラス状になってしまったものだと思います。
つまり、場所によっては1000℃程度にはなっているようです。
我が家の薪ストーブ「アクレイム」は、触媒は使用していません。
正面に見える一次燃焼室で、まず薪が燃えますが、未燃焼ガスが二次燃焼ボックスで再燃焼される仕組みになっていま
す。
二次燃焼ボックスは、いわば小さな「ロケットストーブ」のようなもので、背面の小部屋でプレヒートしたフレッシュエ
アーを、未燃焼ガスに吹き付けることで、完全燃焼させる仕組みになっています。
この薪ストーブの二次燃焼が上手くいくと、結構「ゴー」という二次燃焼音がするんですよ!
消耗していたガスケット類も補修して、組み立てます。
内部には、夏の間の錆の発生を防ぐため、CRCを薄く塗布しておきます。
最後は全体をストーブポリッシュで磨き上げて、お化粧直し!
すっかりきれいになりました!
次のシーズン(と言っても、どうせ9月末には焚くと思いますが…。)まで、しばしお休みです!
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