長いこと使い続けた私のチェンソー、ハスクバーナ550ですが…。
私の不注意でヤってしまいました!
このチェンソーのエンジンを、分解しなければいけなくなったのです…。
さてさて私にそれが出来るでしょうか?
今回はそんなお話…。
このチェンソー、ガイドバーを修正し続け→コチラ、今まで交換したことがなかったのですが、さすがにもう限界!
ガイドバーの溝が減って限界を超えてしまい、もう修正がきかなくなりました。
仕方がないので、ガイドバーを新しいものに替え、ソーチェンも減っていたのでこれも新しいものに替え…。
この二つを交換するとなると、リムという部品も交換した方が無難です。
リムとはバイクのスプロケットのようなもの。
ドライブシャフトに取り付けられている消耗品です。
これを外すには、クラッチに工具をあてがい、エイ!と回して取り外すのですが、この時エンジンも一緒に回転してしま
うため、そうならないように、プラグ穴からロープを入れて、回転しないようにするんです。→コチラ
しかし…。
私、簡単な作業だからとナメてかかり、よく確かめもせずにロープを突っ込んで、エイ!と回してしまったのですが…。
…。
なんか感触がおかしい?
変な音がした?
この瞬間、ピーンときました!
たまたまロープがエンジンの掃気ポートを通ってしまい、ピストンに挟まれて切れてしまったのです!!!
これはマズい!
冷静に考えてみたら…。
これはエンジンをバラして、切れたロープの先を回収しなければ、エンジンがやられてしまいます!!
相当大変な作業ですが、すべてナメてかかった自分が悪い…。
まずは同型のチェンソーの分解の仕方を知るために、ネットを閲覧してみますが、キャブレターの外し方くらいまでは見
つけられましたが、その先からは見つけられません…。
仕方がありません。やってみるしかないでしょう!
一応、若いころはバイクのエンジンを随分バラしていましたから…。
でも、チェンソーってキャブレター周りが独特で、結構ゴチャゴチャしているんですよね…。
迷いながらもバラシて、エンジンシリンダーも外しました。
ありました!切れたロープの端切れです!
無事に目的の物を回収し、再びチェンソーを組み立てますが…。
この際なので、出来るだけ丁寧に組み立てていきます。
特に、「シリンダーのセンター出し」は丁寧に…。
コレってクランクシャフトの真上にピッタリとピストンのセンターを合わせる作業ですが…。
この作業で、結構エンジンの吹けが変わるんですよね!
昔、バイクのエンジンをバラしていた時を思い出し、スターターロープを何十回も回しながら、シリンダーがセンターに
来るようにし、絶妙なトルクでスタッドボルトを締めていきます。
恐らくこの作業、面倒なので、工場でも修理店でもやらないと思います。
ゴチャゴチャしたキャブ周りも組み立てますが、やはり、パイプ類や配線などの通り道を間違えていて、無理がかかった
状態になるので、その都度修正していきます。
直りました!何とかなりました。
早速エンジンをかけてみると、一発で始動!とはならず…。
でも考えてみると、エンジンを完全にバラしたんだから、中のガソリンは全部気化しているはず。
プランジャーポンプを念入りに押し、十分にガソリンが行き届くようにし、再度挑戦。
今度は直ぐにエンジンがかかりました!!
今回のこの作業で、ナメてかかった自分を大いに反省!
ちゃんと、圧縮上死点近くにピストンがあることを確認して、ロープを入れなければ、こんな大変なことはやらずに済ん
だはずです。
そして、マイナス面だけでなく、今回の事で、チェンソーの分解を学べたことは、大きな収穫だったと思います。
こんなことでもなければ、ここまでチェンソーをバラしませんからね!
シリンダーのセンター出しをしっかり行ったせいか、以前より少しエンジンの吹けが良くなったような気がします!
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