飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ハング界を活性化するには!環境の改善

2010-05-28 21:31:27 | ハング(hangglider)

今回のブログについて、皆さんから活発な意見が寄せられ、とてもうれしく感じました。

ありがとうございました。

皆さんの貴重なご意見をもっと聞きたいので、今後も投稿のほうよろしくお願いいたします。

さて、現在ハング業界の各スクールの方では、新規で顧客を獲得する方法を主に考えておられるようですが、私はそれよりも、かつてハングに熱中しながらも、何らかの理由で山を去っていってしまった方たちを、再び山に呼び戻すことのほうが、より効果的にハング界を活性化できると考えています。

この、かつてハングをやりながらの辞めてしまった理由のひとつ、「生活環境の変化」について、今回は考えてみましょう。

まず、生活環境の変化と一口で言っても、いろいろな事例があると思います。

まず、一番ありがちな例として、大学を卒業したら同時にハングを辞めてしまう例。

それまでは仲間で行動できていたのが、いきなり、ひとりで行動しなくてはいけなくなり、山に来づらくなって辞めてしまうのです。

しかし、この事例の場合、自分の生活が安定し、山に来るための「足」を獲得していれば、再び山に帰ってくるのではないでしょうか?

ただ、一度山に通うことが「ご無沙汰」になってしまうと、昔の仲間もあまりいないし、なかなか再び山に行くきっかけがつかめないというだけなのではないでしょうか?

私は、このようなフライヤーを再び山に呼び戻すきっかけとして、年に一回くらいの「同窓会」的なパティーを催してみては?と、思っています。

別に、無理やり山に帰ってこいというのではなく、ただ、昔の仲間に会うことが出来る「場」を作ってあげる程度で十分だと思います。

皆さん、楽しかったときの思い出は大切にしたいし、そのときの仲間が再び集まるとなると、やっぱり気になるのではないでしょうか?

そして、そのパーティーの場だけでも気分良くなって、帰っていただけるのではないでしょうか?

以前にも申し上げましたが、私は、山はお客様の居心地の良い場所にしなければいけないと申し上げました。

このような形で、たとえ、いっときだけでも、かつて山にきていた方が昔を思い出し、気持ち良くなって帰っていただければ、再び楽しかった昔を思い出し、また、山に来たくなる可能性があるのでは?と、考えています。

人間、楽しかったときの思い出は、なかなか忘れられるものではありません。

だからこそ、そのような、今はハングを辞めてしまった顧客をも、楽しくくつろげる場を作ってることも、イントラとしての重要な仕事のように思いますし、そのことが、後々はハング界の活化につながるのでないか?と、私は考えています。

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4 コメント

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これはいいと思います。 (ww)
2010-05-31 19:46:38
これはいいと思います。
ながらく飛びにこないので、ショップのほうではもう辞めたんだと思っていても、
本人はそうでもないこともあります。やっとまた再開できるようになっても、
数年飛ばずにいると、
一抹の不安があったり、あれこれ考えておっくうに感じることもあります。
ショップやスクールがそういう場をもうけてくれると、いいきっかけになると思います。
返信する
コメントありがとうございます。 (山本み)
2010-05-31 20:59:27
コメントありがとうございます。
私も以前、某スクールで働いていましたが、特に学生さんは卒業してしまうと、それっきりになってしまうケースが多く、もったいないと考えていました。
でも、何年かして、フラッと山を覗きに来たりして…。
やっぱり、楽しかった事を思い出して、また、山に来たくなるんだと思います。

そういう人たちもいるということを、イントラは考えてあげ、また、飛ぶきっかけを与えてあげても良いのでは?と、私は考えています。
返信する
私も10年以上飛んでいませんでしたが、ソロフライ... (匿名)
2011-12-12 18:10:22
私も10年以上飛んでいませんでしたが、ソロフライト復帰に向けてグラハンを含めて練習を再開しています。

再開したいと感じ始め、実際に活動が再開されるまでに感じたことを書かせて頂きます。

学生時代にパイロットを取り、飛ぶこと、仲間と遊ぶ事が楽しくて仕方がない毎日を送っていたように思います。

私の場合は、

自分自信の環境変化(転職等)
友人の環境変化(結婚等)
知人の事故・不幸の情報

これらの状況が重なって、気がつくと10年以上の月日が経過していました。
途中に何度か足を運んでみようかと思う事がありましたが、「久しぶりのフライトへの不安」が、結局足を止めていました。
しかし、飛ばなくても、何度かフライトエリアへ「ハングライダーのフライト風景」を見に行ったりしていました。

貢さんの「活性化への提言記事」を拝見すると、頷ける事ばかりです。

ハングから遠ざかっている間に、社会的な責任が増えた方(就職、結婚、出産、昇進等)が多いかと思います。
このような場合、復帰に際して「安全性」は重視されるポイントです。
「数年ぶりのフライトでの復帰」には、「久しぶりのテイクオフ」「久しぶりの操作」「久しぶりのランディング」が伴なうという事実が、
既に「安全」とは感じられず、いつまでも復帰する事が出来ないままに十数年、数十年の月日が流れてしまいます。

「安全な復帰」が出来る環境が少なくとも私には重要でした。

・アクセスの良い場所でテイクオフ、ランディングの練習が出来る事
 引越し等で、かつてスクーリングを受けた場所とは異なる場所での練習を希望される可能性も十分にあります。
・しっかりと整備された各装備(機体、ハーネス、ヘルメット、ホイール、計器、パラシュート等)を借りられる事
 上級クラスの機体を持っている方は、まずは初級中級クラスで慣らしたいと思うはずです。
 場合によってはきちんと整備された装備一式のレンタルが必要な場合もあると思います。
・安全な復帰が可能な体制が整っていることが周知されている事

安全にハンググライダーを再開でき、安全に継続する事が出来ると分かれば、フライヤーは戻ってくる可能性があると、私は思います。
ハングは、休止してしまうと休止期間に比例して再開しにくくなる、という環境(これはハングの"特性"ではないと信じています)が改善される事は重要な事だと感じます。

もちろん、復帰先のコミュニティに居場所がある事が必要です。
新人、復帰者も隔て無く受け入れられるコミュニティも復帰後の継続的な活動に必要な要素であると思います。

一復帰者の感想ではありますが、頭の片隅にご記憶頂ければ幸いです。
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匿名さん、貴重なコメント大変参考になり感謝いた... (山本み)
2011-12-15 20:03:56
匿名さん、貴重なコメント大変参考になり感謝いたします。
最近ですが、ハングの講習方法も変化が現れ、安全なトーイングによる講習も注目を集めています。
この講習方法ならば、トーイングですから場所は広いところがあれば基本的にどこでもOK。
しかも、パイロットのスキルに合わせての講習も可能。極端な話、全くハングを知らない方でも、いきなり安全に飛ばせることも可能です。
このような新しいシステムは、もともとは新しいパイロットを作るために考えられたシステムですが、匿名さんのようにブランクのあいたパイロットさんでも、とても有効な方法だと思います。
おそらく、やり方次第では、匿名さんのように眠れる多くのフライヤーを、再び山に呼び戻すことができるかもしれませんね。
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