今まで、一日体験等でハングスクールへと着てくださったお客様を、そのまま定着させる重要性を述べさせてもらいましたが、実は、もうひとつ私が重要視したいことがあります。
それは、せっかくハングの楽しみを知りながらも、残念ながら山から去っていったフライヤーを再び山に呼び戻すことです。
ハングの楽しみをせっかく知りながらも、山を去っていくには、それになりの理由があります。
そのことを、今、ハングのスクールやこの業界で生計を立てている人間は、じっくり考えてみる必要があるのではないでしょうか？
そして、その改善策を打ち出してみるべきではないでしょうか？
私はそう思うのです。
そのほうが、新しく講習生を探すよりも、以前の付き合いもあるし、連絡先等も分かっていることも多いため、ずっと効果的にハング界を活性化できるように思えるのです。
実際、ウインドスポーツさんでは、山から去っていたフライヤーの方たちに「同窓会」の形でパーティーを開き、再び何人かの方を山に呼び戻すことに成功したと聞いたことがあります。
このように、何らかの努力で山から去ったフライヤーを呼び戻す事が出来ないものでしょうか？
私はこのことについて考えてみたのですが、フライヤーが山から去っていくには、大きく分けて三つ原因があるのではないかと考えています。
ひとつは、生活環境の変化。就職したり家庭を持ったりして、今までのように自由に山にこれなくなったことが原因でハングを辞める例。
二つ目は、怪我をしたり怖い思いをして、ハングを続けるのがつらくなり辞めてしまう例。
三つ目は、金銭面の理由でハングを買うことにためらいを感じてしまい辞めてしまう例。
ハングを辞めていくのには、各自いろいろな理由はあると思いますが、多くはこれらの例の中にあると思います。
それならば、これらのハングを辞めることになった要素を改善していけば、山を去っていったフライヤーを再び山に呼び戻す事ができるのではないでしょうか？
また、今ハングを楽しんでいるフライヤーも、上に述べたことがこれから改善されていけば、この先ハングを辞めてしまうこともなく、ずっと飛ぶことを楽しんで行ってくれるのではないか？
私はそう思うのです。
まずは鎧200越えおめでとうございます。
さまざまな理由で山に行かなくなった内、
普段いつも一緒に行動していた仲間が行かなくなったから、という理由もありますね。
ちなみに私自身もそのきっかけを作ってしまった犯人の一人だと思っています。（スタ沈でグライダーを壊して以後オーダーのめどたたず・・）
私が知る限り、「いやで辞めた」という話は一度も聞いた事がありませんし、何年も飛んでいないのに「ハングを辞めた」と言われることにいまだに抵抗感がある、という人を何人か知っています。
ですから一人復活する、ということは連鎖的に何人か復活する可能性はとても大きい。自分も晴れて復活できるものならば、片っ端から復活の誘いを入れることと思います。
グライダーは程度のいい中古機とかレンタルはダメですか？
ハングをすることで、いくらなんでも金銭的に生活ができなくなるということではないにせよ、優先順位というものがありますね。そのために今、仕事の売上増に気をいれています。これだけ売上があれば気持ちよく遊べるハズだという余裕を考えています。私の場合、「気持ちよく遊べるか」ここがポイントです。
自分をとりまく諸々を真剣に考えているからこそですね。
ハング界にずっと留まることは、家族を持ち社会的責任も増えてくると、ほんとに大変。
そんな中、最近、２０年ぶりぐらいの数名のカムバックフライヤーがエリアを賑わせています。
彼らに共通したことは、子供が手から離れたこと。
中年フライヤーにとって、居場所は大切なものですが、同時に家庭、特に子供が手にかかる間は、ほんとに大変。エリアに子供が遊べる場所や、遠目に監視してくれる人がいれば、どれほど山に来やすいかなんて夫婦で話しながらの山通いが続いています。
やはり家族で遊べる環境。
是非、誰もにとって居心地のよいエリア作り、頑張ってください。
50歳で失業し収入が大幅にダウン、このような状態では復帰はむずかしいですが、また飛びたいと願ってます。
とにかくたくさんの人を山に呼び戻したいです。